「これはカメラにとって録画機能は二次的なものであり、…」

http://d.hatena.ne.jp/K416/20061016/p3
真面目なふざけ、適度な過剰 - 『美しい都市・醜い都市』
冒頭文は五十嵐太郎『美しい都市・醜い都市―現代景観論』からの引用。

 
本はこちら。
ISBN:4121502280
http://www.amazon.co.jp/gp/explorer/4121502280/
五十嵐太郎『美しい都市・醜い都市―現代景観論』
 
 せっかくなんで、コメントがてら未来予想を。
多分、監視カメラの「次」の段階の情報収集機器のオプションは、
音声録音マイクとの連動になるんじゃないかなぁ?
しかも、単なるCDやテープのような一次元的な録音ではなく、
サラウンド再生の逆のようなことを行う手法、より具体的には
監視カメラによる正確な被写体の位置情報と、
分解能が優れた無指向性マイク群と、
コンピューターによる3Dな音解析・処理がある程度連動した、
形になるんじゃないかなぁと思う。
環境音やノイズから、特定の地点で発せられる音だけを抜き出す技術。
(ひょっとしたら、すでに実用化されていたりして…。)
 
 複数の人が喋る・出す音ってのは
1つの地点で聞く場合には結構混ざって聞こえるんだけど、
距離の違う複数個所(3個所以上の点)で収録した音を、
音速の「遅さ」によるズレを考慮して上手く重ね合わせ処理すると、
任意の地点から発生される音だけをある程度浮かび上がらせることができたような…。
もっとも、音の拡散具合を考えるとそう簡単にはいかなさそうだけど。