『Tokyo Real発売』の広報サウンドデモ

http://wpb-net.shueisha.co.jp/tokyo_real/ev0429_index.html
http://wpb-net.shueisha.co.jp/tokyo_real/index.html
 


ただでさえ混雑するこの日の渋谷は、
労組や天皇制反対などさまざまなデモが行われ、
さらにごった返していた。
そんな喧騒の中、普段はデモとまったく関係がない
10代の女のコが続々と集まってくる。
中学生らしき子もいる。
2人、3人と連れ立って、
明治通り沿いの宮下公園に集まる参加者たち。
イベントが始まる。
 
(中略)
女の子たちが、曲中の決まったポイントで手拍子をする。
そのタイミングに合わせ、DJ REVOがミキサーを操り、
テンポよく消音する。
わずかな時間だけ渋谷に雑踏の喧騒が戻る。
盛り上がるクラウド。
(中略)
 
環境保護や政治がらみの《踊らされる》イベントとは違う。
誰に踊らされているわけでもなく、
自主的に踊る少女たち。
 
「すっごい楽しい!
普段、路上でたまってると、
顔をしかめられたりしてるから…。
ドラッグ反対ってちょっと聞くとエラソーだけど、
でも渋谷にいる《フツーの》人たちが
ドラッグやってるわけじゃないですか。
そういう人たちに『ウチらはやらないけどね』、
っていうメッセージが届けばいいなって思う」
参加した少女のひとりは、そう言って笑った。

「気持ちよかった」
「またやりたい」
参加者のそんな声が、
RYU氏や発起人のもとに届いていた。

 
情報元:
マウスパッドの上の戦争。 - マジ最低で最悪なサウンドデモ。
http://d.hatena.ne.jp/ziprocker/20060629
 
 へぇ〜、みどりの日にこういう「サウンドデモ」もあったんだぁと、
率直に感心しました。っていうか、なぜ今まで無かったのかなぁ?
 
 今までのサウンドデモでおなじみの、
デモ隊周囲を囲む「盾を持ってガシガシ押してくる機動隊」が全くいないこととか、
消音したら街の喧噪が"聞こえる*1"こととか、
色々参考になります。
 
 っていうか、せっかくサウンドシステムあるんだから、
日時を合わせてサウンドクラッシュ*2やってくれよ、
その方が面白そうじゃん。
 

*1:4月末日のサウンドデモだと、サウンドシステムの音量よりも警察の先導車の拡声器の音量の方がずっと大きかったらしい。で、警察の先導車の拡声器からの声は、音楽に合わせて「デモ隊は〜〜」という爆音を重ねることで、サウンドシステムからの音楽を聞こえなくさせる

*2:サウンドクラッシュ(クラッシュ)とは:レゲエにおいて、サウンドシステムとは、MC、セレクター(一般的にいうDJの役割)などからなり、ダンス・イベントをオーガナイズする集団のことをいう。それぞれのスピーカー・セット、レコードを持つ、いわば移動式クラブみたいなもの。そのサウンドシステム同士が対決するイベントをサウンドクラッシュといい、勝敗は観客の盛り上がりで決められる。 http://clubcitta.co.jp/record/report/2003/05/31.shtml