たとえばSONYの開発グループでサーフィン好きがいて、ゴープロのようなビデオカメラを企画したとします。
それを企画書にして上にあげる。
そうすると、会社は「どれくらい売れるんだ?」
「売れる見込みはあるのか?」
「何も機能がついていないビデオカメラが売れるとは思えない」
「どうしてズーム機能がないんだ」
「手振れ補正は必須でしょ」などなど、ほとんどのエライさんが反対して、開発すらできない。
http://www.ex-ma.com/blog/archives/1177
これ思い出した。
"浅田真央はソニー製でキムヨナがLG電子製なんだなと思ったと同時に日本のメーカーがiPodを作れなかったことを思い出した。"
デジタルオーディオプレイヤーの世界もiPodや韓国製に日本が遅れをとった。理由は、日本のメーカーは「著作権保護とデータが絶対消えないということにこだわっていた」からだ。メモリやHDDなどという不安定すぎるメディアに音楽を記録して、落下や衝撃のショックなどでデータが消えたらお客様にどう説明するんだ?というのが90年代の日本メーカーのこだわりであり常識だった。
韓国製のMP3プレイヤーはもっとひどかった。著作権無視は当然だし、データの消えやすかった。しかし、データ保持と著作権保護にカネと技術をつぎこんだSDカードやメモリースティックのオーディオプレイヤーよりも、しょっちゅうデータが消える韓国製MP3プレイヤーやiPodの方が売れた。(今はメモリの性能が上がって昔ほどは消えなくなったけど。)iPodやMP3プレイヤーはキムヨナだった。ニーズに沿ったものを作った。求められてないものは無視したそれだけだ。ユーザーはそこまで、データ保持性を求めてなかったし、著作権保護もそこまで求めてなかった。
http://ttsuji58.tumblr.com/post/421983854/lg-ipod
魚拓
http://megalodon.jp/2010-0307-0411-50/blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2010/03/lgipod-3aec.html