サイケモンの日記

つらいのは少ないといいな。

ベトナム北部旅行8泊9日記録📚⑥6日目-1:高原リゾートの街サパ(Sa Pa)から少数民族の日曜市の街バックハー(Bac Ha)へ

 12月上旬に行ったベトナム北部旅行8泊9日の6日目の様子をまとめます。(5日目:サパの様子は以下にまとめています。)

psychemon.hatenablog.com

サパとバックハーについて

 旅行6日目は、午前中サパ(Sa Pa)午後はバックハー(Bac Ha)で過ごしました。サパとバックハーは、ベトナムと中国との国境に面したラオカイというエリアにあります。
 サパは標高1600mにある街であり、フランス占領下における頃から避暑地・高原リゾートとして有名な場所でありながら、少数民族が暮らす街でもあります。
 バックハーはサパの北東約100キロメートルの山間に位置する街で、花モン族をはじめとする山岳少数民族が居住しています。毎週日曜日に花モン族のほか、フーラー族、黒ザオ族、タイ族などが集まる市が開かれることで有名です。(出典:デジタル大辞泉(小学館))

 また、サパとバックハーの位置関係は以下の地図の通りです。サパもバックハーも、省としてはラオカイ省に属しているのですが、以下の地図で示すラオカイは、ラオカイの中のラオカイ省の省都であるラオカイ市を指します。

サパ、バックハー、ラオカイ、中国の位置

 上記の図の通りラオカイ市は中国との国境に接した市で、交通の要所となっている場所となり、ハノイからラオカイへの寝台列車も通っています。サパはラオカイ市から30km程南西へ、バックハーはラオカイ市から東へ45km程(道路としては70km程)の場所にあります。

6日目のスケジュール

  • 7:50~8:40 朝ごはん ← 今回の記事
  • 11:30~12:20 サパでお土産購入 ← 今回の記事
  • 12:30~16:20 サパからバックハーへ移動 ← 今回の記事
  • 18:50~20:30 タンコー鍋(馬肉と馬の臓物の鍋)を食べる
  • 20:30~22:30 バックハー土曜のナイトマーケット

サパ

 朝ごはんのフォーもおいしい🍜

 泊まったSAPA KING HOTEL ( HÙNG VƯƠNG HOTEL)はビュッフェ形式とフォーの朝食付きで一泊2100円程のところに泊まりました。Google Mapのリンクは以下です↓
https://maps.app.goo.gl/62gF1zg5f21K56ct6

果物が多いビュッフェ

フォー美味しかった

 ベトナムで朝ごはん付きの宿に2つ泊まったのですが、どちらのホテルでもフォーが食べられたので、フォー付きは結構主流なのかもしれません。バッチャン村に行ったときに食べたブンチャーのように、例の野草っぽい香草も出てきました。フォーとも一緒に食べるみたい(?)です。

 サパの街並み

 前日と同じように天気は雨でしたが、窓から見下ろすサパの景色は、霧に包まれていて、なんだか幻想的でした。

霧の街サパ

 写真の奥の方に見える緑・黄・赤のイラストが際立っていて、それが何なのか確かめに行きたかったのですが、時間が足りず見ず仕舞いでした...なんだったんだろう。

 朝ごはんを食べた後は2時間位ゆっくり過ごし、英気を養ったあとにいざお買い物購入のために街へ!霧であまり見通しは良くなかったのですが、ヨーロッパっぽい街並みと、石畳が雨でつやつやに光っている街並みの景色はとても綺麗でした。雨のサパもとても良い。

サパの街並み
 Indigo Catでお土産を購入🌸

 街中では行商をしている花モン族の方からポーチなどのお土産も買えるのですが、店舗のお土産屋さんにも行ってみることに。行ったのはIndigo Catというお店で、お花のデトックスティーを購入して友人にプレゼントしたところ喜んでもらえました。嬉しい!こちらのお店のGoogle Mapの場所のリンクは以下です↓
https://maps.app.goo.gl/SeoqHGo16R72fiZV6
 店内にはおばあちゃんと、お孫さんなのか、中学生位の子が店番をしていました。とってもとっても若いのに帳簿をしっかりつけたり、お客さんの対応をしたりと本当にすごい....

Indigo Catの店内

 店内を覆っている布は、ろうけつ染めの布で、おそらく黒モン族の方の布だと思われます。
 お土産に購入したお花お茶は、パッケージも綺麗で丁度良い大きさ(といってもA5サイズ位のパウチいっぱいに詰められていますが)なので、お土産に良いなと思いました。なかなか、ばらまきのお菓子というほどでは無いけれど、その地独自のお茶や食べ物をプレゼントにしたくても、現地で売っているお茶や食べ物は家庭用という感じのものが多かったのですが、こちらのお店のものはプレゼントにピッタリでした。
 ほかにも、プラムワインもおいていたり、たくさんのポーチや洋服や布があったので、お土産品のセレクトショップとしてとても良いところだなと思います。

バックハー

 サパからバックハーへ🚕🚌

 前日に行ったマッサージ屋さんで、バックハーへの行き方をお聞きしたところ、ホテルの人に手配してもらうのが一番安いよとのことだったのでホテルのフロントの方にお願いすることにしました。
 ホテルの方に当初提示いただいたプランは「好きな場所に観光可能なプライベートカーを、2人利用で1550Kd(約9300円)」というものをご提示いただいたのですが、高くて手が出せないので安い行き方は無いかお聞きしました。そうしたところ「1人200Kd(=1200円)で、ホテルからバス停のタクシー、バス停からローカル乗合バスでバックハーまで」のプランをご提示いただき、こちらの方法で行くことに。
 後日、距離としては「サパからバックハー」の半分となる「バックハーからラオカイまで」のローカル乗合バスが540円だったので、かなり妥当なお値段でご提示いただいたのだなと思いました。

OneOneはベトナム版雪の宿

 ホテルの方は、チェックアウトの時にベトナムのお菓子セットを袋に入れてプレゼントにくれました。わぁ....めっちゃうれしい....!!写真のおせんべい以外にもベトナム版ハッピーターンみたいなお菓子と、飴ちゃんを包んでくれていました。どれも日本人の口にあうというか、めっちゃなじみ深い味でした。

栗と、栗のお菓子(食べちゃって映ってない)をバスのお供に

 ホテルからバス停まではタクシーで4分程でした。
 既にホテルのカウンターで全額お支払いしていたので、こうした場合に、タクシーの運転手さんからもお金を要求されないか少し不安だったのですが、結局それ以降移動費を支払うことは無かったので、そんな心配は要りませんでした。サパのバス停の場所は、Google Mapの以下のリンクとなります↓
https://maps.app.goo.gl/AB8ZKLk6bNE1BoAXA
 こちらのバス停のすぐ近くに、たくさんの食べ物を売っているお店が2軒。焼き栗と、おやきを揚げたような?なんだか素朴な栗っぽいお菓子を購入して、バスのお供にしました。バスの運転手さんがスーツケースをバスに乗せてくれるのですが、その間さっきかったお菓子を食べているのをみられて、なんだか笑ってくれました。というか笑われてたのかな...とりあえず敵対的な目では見られていなかったと思います。若いお兄さんで、めちゃくちゃ働き者な運転手さんでした。

 ローカル乗り合いバスサイコー🚌

 サパからバックハーまでのローカル乗り合いバスには、若者からお年寄りまで、そして花モン族の方も乗っていました。人ではなく、荷物を送る宅急便的な位置づけでもあるらしく、沢山のフルーツや布類そして家具が、住所らしき紙が付けられて乗せられていきます。

streamable.com
 
 動画はバス車内の様子ですが、前の席に座っていらっしゃる方のストールは花モン族の方を象徴する服装の一部です。

冷蔵庫も乗車!

 冷蔵庫をバスの前の方に乗せると、通路がふさがってしまうものの、近くの席の上を通ってお客さんが乗ったり降りたり、皆で融通しながら乗っていました。
 奥のラオカイの街並みの看板は、ラオカイのバス停にあるべトコム銀行の組合の看板。こんなに大きく組合の看板があるのもベトナムっぽさを感じますね。ラオカイのバス停の場所のGoogle Mapのリンクはこちらです↓
https://maps.app.goo.gl/ETzLWjRorYyas5BfA

 ここら辺は特に、社会主義国家としてのベトナムを感じる街でした。組合の看板に限らず、農民と労働者の団結を表す鎌とハンマーのマークの旗も多くみられました。
 ラオカイは中国の国境が目と鼻の先の地域で、国境というものを日本では感じることが無いのでじっくり見たかったのですが、あまり時間が無かったので翌日のラオカイ⇒ハノイのバス待ちの間だけ散策しました。

お花が綺麗なおうち

 ラオカイからバックハーまでの間にあった、おそらくニンニクカズラ?のお花がとても綺麗でした。
 少しバックハーが近くなったここら辺では、ところどころ停車して物や人が降りたりし始めました。

サパから乗せたフルーツが、バックハーの近くで下車

 綺麗なおうちの前でフルーツも降りていきました。植物が沢山ある家でかわいらしい。

サパ~バックハーのバス

 そんなこんなでローカル乗合バスに乗車して4時間程で、バックハーのホテルに到着しました。
 多くの観光客や地元の方も、バックハーに来るメインの目的は毎週日曜日に開催される日曜市となるようです。そのため、日曜日の朝早くから午前のバスはかなり混むようなのですが、乗車したのは土曜日だったため、ぎゅうぎゅうになることは無く、ただ、数席程度の空きだったので、乗客は少なくなかったです。そのような中でも、外国人の観光客は私たちだけだったのですが、最後に私たちが外国人だと気づいた乗客の若い女性が手を振ってくれて、好意的に受け入れてくれてて有難いな、思いました。

 バックハーのホテルに到着🏠安いのに綺麗...!

 宿泊したホテルはBac Ha Boutiqueという場所で、マーケットの場所にも近く、綺麗で、安くて暖かく、親切で、朝ごはんもおいしい、そんな完璧な場所でした。Google Mapの場所のリンクは以下です↓
https://maps.app.goo.gl/1brqNBCk3cftuy1J7

ホテルの外観

 めっちゃくちゃ綺麗!
 内装もめっちゃきれい…!

ホテルの中庭とお部屋

 写真には写っていないですが、小鳥たちが鳥かごに沢山いてとても可愛らしかったです。とても綺麗に面倒を見てもらっている小鳥たちで、鳴き声にもとても癒されました。
 お部屋の外面の壁がガラスでびっくりしましたが、カーテンを閉めれば見えることもありません。隣との間は仕切りなので、少しだけ声が聞こえてしまいますが、全く問題ありませんでした。そして暖房については、クーラーは無いのですが、電気ヒーターと、シーツに電気毛布が敷かれていて、とっても暖かかったです。電気ヒーターのプラグの接触があまりよくなかったものの、グッと差し込めば問題ありませんでした。

 

 さて、こんな感じでバックハーに到着し、この後はバックハー名物タンコー鍋と、ネットに情報が無かった、ほぼ全く観光客が行かないナイトマーケットへ行ってみました。そちらの様子は以下です。

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