初老のボケ防止日記

おっさんのひとりごとだから気にしないようにな。

オッサンが色んなジャンルの曲のハイレゾを聴き比べしてみたら

Xperia Z3 Compact(SO-02G)はハイレゾ対応ということで、せっかくなのでハイレゾを聴き比べをしてみた。

ハイレゾとは

そもそもハイレゾって何よ?あれか一世を風靡したVゾーンがくいっとした水着かいえそれはハイレグです。

http://hd-music.info/html.cgi/support_03.htmlhd-music.info

「ハイレゾ音源」とは、CDを超えてよりマスターが持っている情報量に近い高解像度の音源(データ)のことを指します。CDよりも情報量の多いハイレゾ音源ではきめ細やかな音になり、CDでは再生できない空気感と臨場感を表現する事ができます。ハイレゾ音源データは、スタジオで録音されたそのままの音源に近いので、ハイレゾ対応プレーヤーで再生すると、ボーカルの息づかいやプレイヤーの立ち位置まで、リアルな臨場感と立体感を得ることができます。

CDより音がいいなら、CDを基に圧縮したMP3等の圧縮音源よりは音はいいはずだ。否、悪いわけがない。ということで、機会があったので聴き比べしてみた。

条件

環境

再生機 Xperia Z3 Compact(SO-02G) ハイレゾ対応
ヘッドホン SONY MDR-1RBTMK2 ハイレゾ対応

「MDR-1RBTMK2」はBluetoothで使えるんだけど、今回は有線接続で試す。また、同じ曲でもハイレゾと圧縮音源では音量レベルが異なる場合もあるのでWalkmanの「ダイナミックノーマライザー」で音量レベルを揃えた上で"ClearAudio+"とサウンドエフェクトは全て無効にした。

聴き手

この手のテストで一番重要であろう聴き手だが、残念ながら自分だけでは加齢が進んでおり、サンプルとしてポンコツすぎる。そこで、今回はファミリーに協力してもらった。

聴き手 可聴域 備考
オッサン 14,000Hzまでが限界 ハイレグ対応
嫁氏 14,000Hzすら聴こえない残念系女子 ハイレグ非対応
息子氏 20,000Hzまで聴こえるガラスの十代 ヤンエグ志向

可聴域は以下サイトでテスト用音源を生成したうえで視聴音源と同じ再生機とヘッドホンと音量でテストした結果。

Online Tone Generator - Free, Simple and Easy to Use.

オッサンと嫁氏は同世代なので可聴域が残念であるが、以下のサイトによると「14,000Hz:41歳〜50歳くらい」なので年齢的には妥当。息子氏は流石ナウなヤング。でも親の説教は聞こえないのは何故なんだぜ?

www.studiorag.com

音源

ハイレゾ音源は最後の音源を除き以下のサイトで購入。

mora.jp

聴き比べる音源はいつも常用しているCDからエンコードした圧縮音源。ビットレートはVBRまたはCBRの320kbps。

では、いざ!

聴き比べ

第一試合「ロック」

Nirvana「Smells Like Teen Spirit」

www.youtube.com

  • ハイレゾ(FLAC|96.0kHz/24bit)
  • 圧縮音源(MP3 | CBR:320kbps)
オッサンコメント

そもそもグランジをハイレゾで聴いて楽しいのか?とかそんな質問はやめろ。だって比較対象の圧縮音源持ってたから丁度よかったんじゃい。で、第一印象は聴いた感じはハイレゾの方が荒々しさが伝わってきたような。そう、例えるならばカートのうちに秘めた衝動が見えちゃうみたいな?(ドヤ顔) 言い方を変えると聞こえなくてよかった音が聞こえてしまっているのでお前ら下手くそだなという。

ハイレゾ、いい音してんじゃん。

ブラインドテスト結果
オッサン 正解
嫁氏 正解
息子氏 正解

第二試合「メタル」

UNISONIC「Your Time Has Come」

www.youtube.com

  • ハイレゾ(FLAC|44.1kHz/24bit)
  • 圧縮音源(MP3 | VBR)
オッサンコメント

流石にグランジじゃハイレゾのポテンシャルを活かしきれずにあんまりだ。ということでメタラーの後輩がチョイスしてくれたジャーマンメタル。ジャーマンポテトは好きだけどジャーマンメタルはあんまり興味がない。あ、でもハイレゾのほうが☆キラ☆キラ☆してるっぽい。うん、なんとなくね。え?そっちは圧縮音源だって!

な…なんだと?

ブラインドテスト結果
オッサン 不正解
嫁氏 正解
息子氏 正解

第三試合「アニメ」

シートベルツ「Tank!」

https://www.youtube.com/watch?v=n6jCJZEFItowww.youtube.com

  • ハイレゾ(FLAC|96.0kHz/24bit)
  • 圧縮音源(MP3 | VBR)

これはどっちかというとJazz枠で聴いた。だってJazzなんて普段聞かないからもってないのよ。なお、ハイレゾ音源は、

本作品は16bit/44.1kHzのマスター音源をビクタースタジオ FLAIRが有するオリジナル技術『K2HDプロセッシング』を用いハイレゾ化した作品となります。

だそうです。因みにK2HDとは

マスタリングエンジニアの感性・ 経験による音・音楽づくりとK2HD技術が融合した、高次元マスタリングシステムです。

感性と経験でK2…な訳がない。もっと高度な超テクノロジーでハイレゾ化してるはずだ。

オッサンコメント

で、やっぱりハイレゾのほうが高域がでてるよね、金管の音がよく響くようなさ。あとグルーヴ感が増した感じ? え?何?そっちは圧縮音源?

な、なんだってー!

ブラインドテスト結果
オッサン 不正解
嫁氏 正解
息子氏 正解

第四試合「サントラ」

Idina Menzel「Let It Go」

www.youtube.com

  • ハイレゾ(FLAC|48.0kHz/24bit)
  • 圧縮音源(MP3 | CBR 320kbps)

これはポップス枠扱い。ストリングスも入ってるし、最近の曲なのでマスターもハイレゾ向けの録音に違いない。そう、これこそハイレゾの醍醐味が味わえるに違いないと思ったのでチョイス。でも松たか子版のほうが好きです。

オッサンコメント

イントロのピアノからして違う。でもって出だしのブレスとかもうくっきり。芳醇という言葉がピッタリ、映画の場面が目の前にバッとでてくるよね、見てないけど。"ブブー"って、え?

え?ファイル間違えてねえか(怒)

ブラインドテスト結果
オッサン 不正解
嫁氏 正解
息子氏 正解

番外編

永遠の17歳「コードレス☆照れ☆PHONE」

www.youtube.com

  • ハイレゾ(FLAC|48.0kHz/24bit)
  • 圧縮音源(AAC|VBR)

実ははじめてのハイレゾ音源がコレ。もうタイトルからしてアレ。違いがわからずに何度も繰り返し聴いていたら段々口ずさめるようになったのは内緒だ。

オッサンコメント

王国民じゃないのでわかりません。

ブラインドテスト結果
オッサン 不正解
嫁氏 不正解
息子氏 正解

成績発表

息子氏 全勝
嫁氏 4勝1敗
オッサン 1勝4敗

結論は、

若い奴にはわかる。が、オッサンの耳ではぶっちゃけ気分の問題。ていうか俺には要らない。

最初は"おっ"て思った事もあったんだけど、何度も繰り返し聴いているうちにどちらがハイレゾだかもうわからない状態に。それくらい明確に違いを見いだせないのが正直な感想。現状のハイレゾは1曲500円前後なので、そこまでの値段だして拘るほどではないかなあというのが正直な感想。だったら音質に拘るmicroSDカード使うほうが効果あるのかも。

因みに「MDR-1RBTMK2」、apt-xに対応しており、Bluetooth接続時は内蔵のS-Masterも有効になるので普通の利用でも音はいいと思う。もうすぐ新しいコーデックに対応した新型のMDR-1ABTが出るけど、最新コーデックに対応した再生機器が今のところSONYしかないしまだまだ高いので旧モデルを狙うのもいいかもしれない。

最後にmoraでは、2015年3月末までは毎週火曜と金曜に以下のキャンペーンを実施中とのこと。

http://mora.jp/special/nttcs_cmp2015/?fmid=TOPGNRSP01mora.jp

今回せっかく4曲個別に購入したのに1回も当たらず…。