聴くドラLIVE 第8回公演 私についてのラッポルト side A(ネタバレあり)
▼いつも丁寧な考察、ありがとうございますm(_ _)m
— いとうかよこ (@kotobaya) May 1, 2023
感想第2弾もお待ちしていますよ(^^)
いーやー!やめてー!
一番最初に気になったのが、マイクの高さ。っていうか、ゆっきーさんと他のキャストとの身長差。
まあ、ゲネで問題がなかったからあの高さのままだったんだろうけど、パッと見、下げるか下に向けるかしないのかなとは思ったよね。マイク、おでこに向けられてたもん。
優花はキャンキャンうるさいスピッツのよう。すごい感情的にギャンギャン言ってるよね。だから一輝が冷静に見える。全然冷静じゃないけど。お互いが「自分が絶対正しい」と思ってるから、譲る気も妥協する気もない。
課長はどっちか“だけ”が正しい訳ではないことがわかってたから、二人を組ませたのだけど、その意図を汲み取れたのは一輝だけだった。優花は課長に対しても腹を立ててたよね。それで拓哉に愚痴るんだけど。こういうところ、子供よね。「自分が絶対」だから上司の言うことも素直に受け取れない。拓哉がその意図を噛み砕いて説明してやっと理解する。同じことを言っても、拓哉からだったら受け入れられる。それは幼い頃からの信頼関係があるからなんだろうけど、それでもね。
このとき田上課長とかえでの関係を「社長と社長秘書みたい」(他の部下に比べたら距離感近いな)としか思ってなかったので、この後の課長のデレにはちょっとびっくりしたよね。かえでが外も中もそれほど温度が変わらないのに対して、課長は。エロかったねぇ。めっちゃエロかったねえ。楽しそうだったねえ。これ、現場でご覧になった髙坂さんのファンの方は生きて帰れたんかな。
音楽教師に「英語に関する質問」ってねえ。本当に生徒が質問してきたのなら、その生徒が七菜子先生にかまってほしかったんじゃないの?
拓哉は英語教師なんだなあ。生徒から「英語に関する質問」をされたので、「参考書選びに付き合ってほしい」と他教科の先生には言わんでしょ、普通。
週末の予定を確認するときの声の上ずり具合から、「どう誘ったら不自然じゃないか」を相当こねくり回した気配がするよね。
課長の意図は理解しつつ、どうしても一歩引くことができない一輝。新人研修の時からすでに犬猿の仲だったのか。水(酢)と油は混ざり合うと美味しいドレッシングになるんだよ。
お互いに「自分のやり方が一番」と良くも悪くも自信を持っていて、一歩引いて客観的に相手を見ることができてない。どっちもが「我が我が」と押し付け合っちゃって。(特に優花のほうが)
一輝は「データ」と「ひらめき」が融合すればより良いものが生まれる(可能性がある)と、頭ではわかっているのにね。
「データ至上主義な人だと思ってたけど、ちゃんと現場にも足を運ぶんだなって」
データ至上主義だからこそ、現場へ裏付けを取りに行くんじゃないの?と思った瞬間、そのまんま言い返してたね。そりゃそうだろ、当たり前だろ。「上から目線がムカつく」って言われてもね。
あー、なんかね、やっぱりああいう性格が苦手っていうところから離れられなくて、優花に対してすごく批判的にしか見れない。優花に肩入れした感想を見たい。自分で「視点を変える」ことができないので、強制的に見方を変えてほしい。(他力本願)
参考書選びが終わって、二人で「隠れ家的なカフェ」でお茶。
本当なら、七菜子先生が「お礼に」って自分の行きつけとかに連れて行くもんだと思うけど、逆に拓哉の行きつけの店なのよね。
この、なんの意図もない無意識な行動が、どれほど罪なことか。
七菜子先生の想いに全然全く気づいてないからこそ、サラッと「幼なじみとよく来てた」って言っちゃう。
七菜子先生的には、ここで手強いライバルの存在を知ることになったわけで。
夜通しメッセージをやり取りした相手。何軒も食べ歩きにつきあわされた話。参考になればとスイーツの本を漁っていたこと。グサグサくるよね。あんなにキャピキャピルンルンしてたのが、あからさまにテンションだだ下がりだもの。
「とても大事な存在なんですね」にトゲはないけど陰がある。明るく振る舞ってるけど、の「けど」に拓哉は全く気づいてない。
一輝がずっと疑問に思っていたこと。「どうして次々と湧き出るようにアイディアが生まれてくるのか」
「どうしてかな」と拍子抜けする答え。無自覚なんだな。
「もし、アイディアが生まれる原動力があるとしたら…多分、嬉しそうな笑顔かな」
あまり感情が表に出ない拓哉が、お土産のどら焼きを一緒に食べたときに笑ったこと。「お菓子ってこんなふうに人を笑顔にできるんだなって」「またその顔が見たい。もっと笑ってほしいって思った」
「だからお前はデータに興味がないのか」ああ、対象が一人しかいないからデータも何も…ねえ。
「お客様の笑顔が見たい」「喜んでいただきたい」は大事な根幹ではあるけど、極端な言い方をすると「儲けが出ないと意味はない」んだよね。アイディアはよくても製造コストがかかりすぎるとその分販売単価が高くなって売れないってこともありうるわけだし。
データだけに頼ると無難なものしか作れない。損はしないかもしれないけど、儲けもそれほど出ない。ましてや、今回は「名物になる」くらいの商品を開発しないといけないし。
一緒に市場調査に出て、それまでのデータの裏付けや新しい発見、逆に思ってたのと違ったことなど「情報共有」したことで少し距離が縮まったのかな。優花が一輝の説く「データの重要性」をようやく理解したようで良かった。
ここで挟まる田上課長とかえでのラブラブパート。
なんなんだろうな。このイチャイチャぶりは。
急に息ぴったりになった二人に若干戸惑いながら。
このとき、課長もかえでも二人がプライベートでもくっつくと思ってたんだろうなあ。
社内コンペを突破して、本線へ向けてますますやる気をみなぎらせる優花と一輝。
アドレナリン出しっぱなしだから疲れが溜まってきてることにも気づかなくて、コンペ当日に体調を崩してしまった優花。
一輝が大丈夫だったのは、やっぱりもともとの体力差なんかな。
(アドレナリン出っぱなしで体調不良に陥るって既視感ありすぎて。誰のこととは言わんけど)
そういえば、コンペには課長が代わりに出てくれたけど、早退はさせてもらってないよね。かえでが「私が見てるので」って言って。帰れとは言われてない。一人暮らしだからかな。
最終コンペが終わって、手応えを感じている一輝に、相方への気遣いができてなかったことを指摘する田上課長。
「大事なパートナー」という言葉に動揺を隠しきれない一輝。いやあ、課長的にはそこをつつくことがメイン(笑)
幼なじみの話を聞いて「かなわないのかなって」と弱気になってる…。あら、そんな早い段階から?やだ、好きな子に意地悪しちゃうタイプだったのか。
「片瀬がその幼なじみとやらを笑顔にしたいって言うなら、お前が片瀬を笑顔にしてやれよ」って課長は他人事だから簡単げに言うけど、笑顔にできたとしてもその向こうには常に幼なじみがいて、物理的にそばにいるのは自分だけど自分に向けられた笑顔じゃないから虚しいくないか?
コンペを勝ち取って、その報告。
コンペ当日体調を崩して出られなかったと聞いて「心配するのは当たり前」という拓哉。「大事な妹なんだから」
大事な妹。妹。自分に言い聞かせてるような。
コンペが成功したのは「たくちゃんが歩み寄れって言ったから」
拓哉に言われたから、課長がなぜ犬猿の仲の一輝と組ませたのか、その理由に気づけたんだけど。七菜子先生に「過保護なんですね」って言われてたし、優花にも言われたことがあるし、自覚もしてるんだけど、うーん。答えをどんと提示したわけじゃないけど、優花に考えさせてない感じはするよね。一歩引いて自分を含めた周りを客観的に見る目を優花が持ってなかったのは、アイディアをバンバン出して、それを拓哉が全肯定し続けてきた結果、自己評価が高くなりすぎちゃってたんじゃないの?
夏休みに入る直前から様子がおかしい拓哉に、気が気じゃない七菜子先生。
ここでも拓哉の優しすぎる性格が災いして、心配で日参する七菜子先生を拒絶できない。見返りを求めてないからこそ、それが「善意」でしかないからこそ断れない。
これは「押しつけ」でしかないんだよなあ。
「栗林先生が笑顔になれるお手伝いを、私にさせてください!」ある意味告白なんだが、そんなことはつゆ知らず、ただ、そこまで心配されていることに、いつまでもこのままではいられないと、少しずつでも前に向けるように夏休みの間にリハビリする気になったところへ、有休を使って帰ってきた優花。
この3人の中で、明確に自身の恋心を自覚してるのは一人しかいないから、修羅場にはならず。
「たくちゃんの幼なじみやってます」っていう自己紹介ってどうなん?「やってます」って。そういう言い回しをするところが優花らしいけど。
突然のライバル登場に動揺する七菜子先生。これ、優花が何時頃に帰るって連絡しとけば鉢合わせすることはなかったのにね。
優花に「疲れた顔してる」と言われてかすかに笑う拓哉。二人のやり取りを見て「私じゃだめなのかな」としょんぼりする七菜子先生が本当に切ない。
どんより気持ちが落ち込んでいる拓哉が心配だからこそ日参してるんだけど、それが拓哉にとっては逆に重荷になってることの気づけない。なにかしてあげたい。でも頼ってもらえない。辛いよね。
で。
「タカヒロが死んだ」
え?タカヒロって何者?私、当初弟かと思った。でも弟だったら忌引き休暇とるから七菜子先生が知らないってことはないよね。
名前だけしか出てこないから、関係性の説明をバッサリ切り落としちゃってる(その後の優花の発言でなんとなく察することはできる)んだけど、「親友の」とつけたほうが良かったんじゃないの。いや、内心「つけるべき」と思ってるけど。ここでしか出てこない名前だから「ここは察しろ」とは違うでしょ。
親友の死が受け入れられず(突然だったからなおさら)、抜け殻みたいになっちゃってたんだな。
悲しいのに泣けないのは泣いたら現実を受け入れなくちゃいけないから。信じたくない事実を受け入れなくちゃいけないから。
でもな、現実を受け入れなければいつまで経っても前には進めないんだよ。
「楽しかった思い出」もまた、そこにある事実だからね。
でもこのリハビリ、七菜子先生蚊帳の外なんだよね…。
優花と一輝の仲が気になるかえでと、一輝の思いを知っている課長。
なんだろうね、この二人のシーンだけ別世界なのは。
「あの二人」ではなく自分たち「二人」の未来について「気にならないか」と振る課長に「え…」と言葉に詰まるかえで。
あー、すっごい遠回しにプロポーズしてる感じ?課長はその気あるんだけどって匂わせてきてるけど、かえではどうなんだろうね。いずれはと思ってるのかもしれないけど、その「いずれ」の期間が課長とかえでの間でものすごく差があるような気が。
かえでに「これ」扱いされる課長(笑)
かえでは友達枠だけど、課長は会社の上司って立場で結婚式に参列してるんじゃないの?そこで「これ」は…(笑)いや、言うて「これ、私の彼氏」って台詞が私的にはちょっとツボで。「これ」呼ばわりがハマってるなあって思っちゃって。
後ろの、照明も当たらないところに七菜子先生と一輝がポツン。どちらも仕事上の付き合いという立ち位置。
拓哉も優花も自分が想われていたことに全く気づいてないんだろうなあ。
七菜子先生は一応自分の想いをぶつけてるけど、一輝は結局本人には何も言えてないもんな。尻すぼみになっちゃって。
「お前のことが大事だから」と言えてたら。んー。言えたとしても「気持ちは嬉しいよ、でも」になりそう。
かえでの「幸せになるのよ」という言い回しから、寿退社するっぽいんだけど。そうなると一輝はまた一からパートナーを見つけないといけないわけで。いい出会いがあるようにお祈り申し上げます。
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