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岩瀬湯本温泉は、国道とは名ばかりの峠越えの山道の傍らにあるちっちゃな集落で、旅館も3~4軒しかありません。茅葺き屋根がいまでも残っていて、隠れ里のような雰囲気が漂います。つげ義春が4度も訪れたところとしても有名です。
源泉亭湯口屋は、茅葺き屋根の堂々として品格のある建物です。立派な太い梁があり、床も黒光りしています。客室は、建物が古いので快適さには欠けますが、素朴で落ち着く部屋でした。
お風呂は男女別の内湯のみで、石造りでこじんまりしています。薄緑にかすかに濁ったお湯で、もちろん源泉掛け流し。湯量はそれほど多くありません。泉質は塩化物泉で、泉温は48度だそうです。
夕食は囲炉裏のある部屋でいただきます。地元の新鮮な素材を使った郷土料理で、豪華ではありませんが、都会を逃れてきたぽん太には何よりのごちそうでした。
立派な茅葺きの建物、素朴で落ち着く雰囲気、おいしい郷土料理。温泉はちょっと迫力に欠けますが、値段も考えると5点満点以外ありません(2006年11月宿泊)。4人が参考にしています