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全国の天気概況

[03月05日(水)15時19分発表]
今夜から明日にかけて、日本付近は冬型の気圧配置に移行します。本州日本海側や北日本では雪や雨の降る所が多くなりそうです。西日本から東日本の太平洋側は晴れる所がありますが、関東南部や東海東部では雲が広がりやすいでしょう。

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花粉の観測・集める

花粉の観測・集める

次第に暖かさを増し、春らしい日も多くなってきましたが、この時期はスギ花粉症の方にとってつらいときでもあります。テレビの天気予報などで伝えられる花粉予測に注目している方も多いことでしょう。医療機関や研究機関などの中には、このような花粉の飛散量の予測に役立てたり、花粉症の予防や対策を行う上での目安にしてもらうために、実際に花粉がどのくらい飛んでいるのかを調べているところもあります。花粉を集めるにはいくつかの種類がありますが、その中の「ダーラム没とよばれるものはスライドガラスを屋外に24時間置いて、その上に自然に落下する花粉を採集するというものです。その際、ガラスの上に落下した花粉が再び飛んでいかないようスライドガラスにはワセリンを塗り、花粉が付着しやすいようにしています。また、集めた花粉が雨水によって流されたり、スライドガラスの上に雪が積もって観測の妨げとならないように、スライドガラスを設置する専用の台には雨よけがつけられています。

啓蟄(けいちつ)

啓蟄(けいちつ)

3月5日は二十四節気のひとつ、啓蟄(けいちつ)です。「啓」は「ひらく」、「蟄」は冬の間、地中で冬眠している虫をさし、つまり「啓蟄」はこれらの虫たちが冬眠から目覚めて穴からでてくるという意味があります。アリ、トカゲ、ヘビ、カエルなどの生物を「蟄虫(ちっちゅう)」といい、啓蟄のころに鳴る雷のことを「蟄雷(ちつらい)」といいます。蟄雷(ちつらい)は、春の雨とともに鳴る雷は冬眠中の虫たちの目を覚ます、と言われていることからきていて、虫だしの雷ともいいます。啓蟄を迎え、暦の上では虫たちに春が訪れたことになりますが、虫たちが実際に活動を始めるのはもう少し先のようです。虫が活動を始める目安として、一日の平均気温が10度以上というのがあり、平年値をみてみると、啓蟄のころに10度以上になっているのは沖縄や九州南部など、一部の地域に限られます。まだ多くの地域では10度以下の気温であり、虫の姿を目にするようになるのはもうしばらく先のことになります。

雪崩の発生しやすい条件

雪崩の発生しやすい条件

春の気配を感じる日が少しずつ増えてきています。登山やスキーなどで雪山へ出かけるときは、気温の上昇とともに雪崩の危険が高まっていることを忘れてはいけません。できるだけ雪崩の発生しやすい所へは近付かない必要がありますが、雪崩が発生しやすく、かつ最も危険な場所はどんなところでしょうか。それは、十分な積雪のある40度前後の斜面だといわれています。斜面があまり緩いと雪が滑り落ちようとする力が小さく、逆に、斜面の角度がきつ過ぎる場所では雪があまり積もらないうちから崩れ落ちていくからです。また、雪崩が発生しやすい条件には、天気も大きく関係しています。気温の上昇以外にも、積雪を短時間に増加させてしまう激しい降雪や強い風があるときは注意しなくてはなりません。こういった理由で引き起こされる雪崩は、一般に表面近くの新雪が流されるだけの小規模のものが多いといわれています。一方、大きな被害を生む大規模な雪崩は主に人為的な衝撃によって発生しているのです。崩れやすい雪の層の上に固くしまった雪が積もっている場所では、ここを人が歩くことによって、流されにくいはずの、しまった雪をも砕いてしまい、多量の雪が崩れ落ちるという結果を生んでしまいます。つまり、私達が雪山に足を踏み入れるということは、みずから雪崩を誘う危険な行為ともいえるのです。