ネットの音楽オタクが選んだ2019年のベストアルバム 50→1

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2019年のベストアルバム最後の50枚です。今回は最後までトップが決まらず最終的にはたったの6点差でした。2010年代、最高でした!このリストが誰かにとっての新たな音楽との出会いになることを願って!(ぴっち)

 

このランキングについて
  • ネットの音楽オタクが選んだベストアルバムは音楽だいすきクラブ、及びそのメンバー等の特定の誰かが選んで作ったものではありません。
  • Twitterのハッシュタグ、募集記事のコメント欄に寄せられたものを集計しています。
  • 504人分のデータを集計しました。
  • 募集期間は2019å¹´12月1日から31日の間ですです。
  • 同点の場合、乱数を発生させて順位づけしています。
  • そのため順位に深い意味はありません。気にしすぎないでください。
  • 150位以内はすべて5人以上に挙げられたものです。
  • レビューは有志によるものです。500字以内ディス無しでやっています。
  • レビューは随時追加しています。興味がある方は@pitti2210にリプかDMください!

 

50. GRAPEVINE『ALL THE LIGHT』

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このアルバムにはホッピー神山という方がセッションやプロデュースに入っています。「Everyman,Everywhere」の編曲の方、と書くと伝わりやすいですかね。今までにないくらいド派手な音色の曲があったり、一方でアカペラや弾き語りなどバンドという形態に捉われない歌のスタイルがあったりと、今までのイメージや雰囲気からかなり外れてのびのびとしたバインがそこにはいます。

なんせ、ALL THE LIGHT=「すべてのありふれた光」ですから。こんなに日当たりの良さを感じることもなかなかないです。2015年の『Burning Tree』なんかテーマが明らかに「死」でしたから。つまるところこのアルバムは、バインファンへのご褒美ですね。「今の俺らをしっかり見とけよー!次いつ見れるかわからんぞー!」と田中さんの声が聞こえてきそう。

はちくん(@Hat_chyu)

 

49. For Tracy Hyde『New Young City』

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シューゲイザーというジャンルの名作が国内外で非常に多かった2019年において、国内で最も人気を得たのがこのアルバムなのは疑いの余地がない。はじめから最後まで音が眩しい。今作からボーカルのエウレカがギターを持ってトリプルギターになったことで、音の厚みがどうこうというよりも、全体的にバランスがとれて、パズルが埋まったように思えた。2020年になって、彼らの新年最初のライブをこの前見る機会があった。明らかに今作の曲の方がライブで映えていた。

ボーカロイドの楽曲から生まれたような音のバンドが多い昨今。ボーカロイドとは違うだろうけど、彼らの音楽も少し前のアンダーグラウンドな音を感じる。それでいて現在らしいトレンドや新しさも感じられる。最も「2019年という時代」を表した作品がこれだと自分は思う。

ジュン(@h8_wa)

 

こうなったらいいのにと思うこと程叶わないし、だいたいのことはうまくいかない。季節は春、温かい陽気は妙にこちらを不安にさせてくる。でも、この街で唯一確かなのは君なので、ひとまず名前を呼んだりしてみて、色づく世界に安心する。そんなアルバム。

このまま一緒になれたらきっと穏やかで幸せな暮らしが待っているんだろうなと思っていたけど、最後には幻になって消えてしまった。でも、この街で唯一確かなのは君なので、ひとまず名前を呼んだりしてみて、色のない世界に立ち尽くす。そんなアルバムでもある。

月の人(@ShapeMoon)

 

どうあがいても満たされないままの日々を、沈んでは浮かび、時には溺れて、光射す方へもがき続ける青き住人たち。音と歓びを武器にギラついた眼を輝かせ、青を基調とした新たなる住処が誕生した。其処でシティを鳴らすと、シティは其処に成る。理想と現実は交差し、シティは膨れ上がる。先人たちのシューゲイズに導かれて集う曖昧な民たちは、ここで新たな足跡を散らす。ギターはノイズまみれでゴウゴウと音を立てては、毒気のない歌声と溶け合ってボヤけた世界を照らし輪郭を明瞭化させる。『Film Bleu』の鋭利な初期衝動、『he(r)art』の都会が映す愛のコントラストを経て辿り着いた、本当の意味での三度目の正直。繊細な"ハート"が集まった、王国規模の重厚な大都市。それは嘆きも哀しみも何度だって立ち向かう為の武器にも防具にもなる美しさ。夏bot氏の声が目立つ曲が増えているのも感慨深いです。夢見心地の悪い日常に、夢を与えてくれる清涼剤としてのドリーム・ポップ。

ウラニワにて、わど。(@wadledy)

 

48. Coldplay『Everyday Life』

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47. Stella Donnelly『Beware of the Dogs』

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アリアナ・グランデ、ビリー・アイリッシュ、ジャネイル・モネイ、ビヨンセなど2010年代後半は女性アーティストの年であった。もう少し正確に言えば、それまでの社会が、いや男性が望む女性像を演じるのではなく、自分の言葉で発信を続けてきたアーティストたちがポップ・ソングとして受け入れられ始めた年であった。では、いま一番最先端にいるのは誰か。それはステラ・ドネリーだ。

オーストラリアのシンガーソングライターである彼女が世界で注目を浴びたのは「Boys Will Be Boys」であった。レイプ被害を受けた親友の告白を元に作られたこの曲は#MeToo時代のアンセムとして持ち上げられた。そして同曲も収録されたアルバム『Beware Of The Dogs』は自身の人工中絶の経験とそれを禁止する社会の流れを歌にした「Watching Telly」や、セクハラをする上司にひと泡ふかせる「U Owe Me」など、「女らしく」というステレオタイプから脱却し、1人の人間として社会へメッセージを打ち出している。このアルバムに「男が望む女性」は存在しない。あるのは誰もが社会で生きやすくする為の提言と素敵な歌声、それだけだ。

ゴリさん(@toyoki123)

 

46. Floating Points『Crush』

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45. The Chemical Brothers『No Geography』

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1曲目の「Eve Of Destruction」を聴いた時にケミカルブラザーズの変わらないスタンスに期待が高まった。しかしながら聴き込めば聴き込むほどスケールの大きさ。緻密な計算。心地よいキックとベースの作り方に脱帽。そして日本人ラッパーNENEが放つ《ぶっ壊したい 何もかも》の意外性。

積み上げてきたモノをぶち壊して原点回避するようなメッセージなのだろうか?ただ一つ言えるのはケミカルブラザーズは20年前の曲も色褪せず踊れて
この作品もまた20年後に聴いても踊れるのだろうな。

Y(@y_3588)

 

44. Thom Yorke『ANIMA』

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43. James Blake『Assume Form』

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42. 土岐麻子『PASSION BLUE』

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『PINK』『SAFARI』に続くトオミヨウをサウンドプロデュースに迎えた体制での3枚目のアルバム。正直に言うと僕は土岐麻子の音楽をこれまでほとんど聴いてこなかった。2017年の『PINK』の表題曲のトラックと彼女の歌声のハマりに驚いたことはあったけど、アルバムトータルでその興味が持続することはなかったというのが本音。でも今作を最初に聴いた時、彼女の歌というか、まるでラッパーみたいなその前のめりな姿勢がトオミヨウのトラックを完全に乗りこなしていてめちゃくちゃ興奮した。しかも全曲それが続くのだ。

Cymbalsのボーカルとしてデビューして22年、ソロデビューして15年も経っているのだからボーカルのスタイルはほぼ確立しているにも関わらず、ここまで印象は変わることに驚いた。それはトオミヨウと土岐麻子の組み合わせの成熟という側面は間違いなくあるが、結果として土岐麻子という人がこんなにもクレイジーだということがわかった。この人、見かけと違って野蛮。明後日ツアーなのね。楽しみ!

ぴっち(@pitti2210)

 

41. あいみょん『瞬間的シックスセンス』

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40. 細野晴臣『HOCHONO HOUSE』

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39. Rex Orange County『Pony』

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近頃の世間一般的なポップという認識は、以前よりどんどん拡がってきているように思います。そんな時代の中で、本来ポップスとはどういう音楽を指しているのか。それを分かり易く示してくれと問われれば、このアルバムが最適解になり得るでしょう。それほどのポップな強度を誇る作品だと言えます。ジャクソン5やビートルズのようなレジェンドから受け継がれる、普遍的な大衆性を有する華やかで聴き心地の良いメロディ。しかし同じような曲ばかりではなく、色んなジャンルを下敷きにして自由に奏でられる多様性がある。時代に取り残され埋もれるような古臭い出来ではなく、いつの時代も新鮮に響くような愛おしさ。ひとつのお手本のような整った作品でありながら、刺激的です。ハッピーな歌がそぐわない時代なんて無い。現実的で生々しい音像が求められてるような世の中においても、こんなポップミュージックが救いとなることもあるでしょう。これもひとつのシリアスなリアルとして、大勢の人々の元で受け入れられ影響を与える。種を蒔いて、そして新たな芽を生やすサイクルの鍵となる稀代のポップセンス。自分相応の前向きさとナードさで導く、大切なものへの再認識のお供に。

ウラニワにて、わど。(@wadledy)

 

38. 椎名林檎『三毒史』

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人間の煩悩をタイトルにし、いきなり般若心経を唱えながら始まるイントロで
あの世の門というタイトルで締めくくるこの作品をポップスし、観衆を魅了できる才能の持ち主こそが椎名林檎であって、一枚を通して聴くと『加爾基 精液 栗ノ花』のように途中で息継ぎさせてくれるような曲があったり、勝訴のような想いの届かない気持ちの代弁するような曲もあったりして、ほのかに初期のようなニュアンスも感じる。

しかしながら圧倒的なに作り込まれた音色や異色のコラボレーションから現代の椎名林檎の集大成の作品だと感じる。何より「長く短い祭り」は歌詞、音色、世界観は唯一無二であり、彼女しか作り上げることができない素晴らしい作品だ。

Y(@y_3588)

 

37. black midi『Schlagenheim』

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1999年、the dismemberment planは『Emergency & I』をリリースした。ジャンルにとらわれず、技巧的で、激しく、ポップさも併せ持った彼らの音楽に絶賛の嵐が起こった。そしてそこから20年。2019年、black midiは『Schlagenhrim』で衝撃のデビューを飾った。ジャンルレスで超変則的で圧倒的な演奏、一度聴き始めたら止められなくなる勢いに、自分は「the dismemberment plan の再来だ」と歓喜した。

来日ライブを観に行った。彼らは一言も話さない。やってる音楽は各パートでめちゃくちゃ。演奏の準備ができていなくても他の即興演奏で乗り切る。もはや何を見せられてるのか。だが、一瞬も目が離せなかった。彼らの音の引力は、すでに完成している。

コーチェラ2020の出演も決まった。彼らのスケールが、もうどこにも収まらないレベルに達してることの証明だろう。恐ろしいのは、これがデビュー作で、彼らがまだ19歳、20歳程度の若さだということ。あと何段階進化できるだろう。

ジュン(@h8_wa)

 

36. Kanye West『Jesus Is King』

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途中から再生したかの如く始まるオープニングナンバー「Every Hour」と、ブリッジ部分で梯子を外すように終わるラスト「Jesus Is Lord」。まさに最初からクライマックス。神と繋がる代わりに、彼は切り捨ててはいけないものまで切り捨てたかのよう。しかしそのぶつ切り感と同時に『まだ終わらない』という不安を現出させてもいて。「Selah」での快楽というより強迫観念に近い《Hallelujah》のリフレインが特に象徴的で、いつ終わるとも知れない恐ろしさが背後に忍び寄る。

高揚と不安。分断と無限。それらが全て綯交ぜになって、27分の闇鍋で煮詰まっている本作。ある一時点でフレーズを断ち切り、それをひたすらに繰り返すという大原則にのっとるならば、限りなく歪な形ではあるけれど、ゴスペルアルバムを謳ってもいたけれども、これはやはりヒップホップのアルバムなんだと思う。

まっつ(@HugAllMyF0128)

 

35. Big Thief『U.F.O.F.』

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34. TOOL『Fear Inoculum』

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33. Beck『Hyperspace』

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32. Bring Me The Horizon『amo』

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31. BUMP OF CHICKEN『aurora arc』

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30. Solange『When I Get Home』

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29. Suchmos『THE ANYMAL』

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28. パソコン音楽クラブ『Night Flow』

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27. Clairo『Immunity』

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多彩なアプローチで奏でる可憐なインディーポップ歌姫の、堂々たる1stフルアルバム。初々しくも洗練された楽曲群には神々しさすら感じます。愛おしき哀愁の旋律が広がる。この音と触れ合っているだけで、それはそれはあっという間に、有意義に時間を奪われてしまいます。音楽の中を遊泳する歌声と共に、意識をメロディに委ねて漂いましょう。

ウラニワにて、わど。(@wadledy)

 

26. (Sandy) Alex G『House of Sugar』

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25. lyrical school『BE KIND REWIND』

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ラップを歌唱手段とするアイドルグループ、として最良のカタチで収めるべきところに収まったアルバムだと思います。hiphopとPOPSのバランスがどうこう……とか最早どうでもよくて、集まるべくして集まった参加陣との足し算掛け算の解が数倍にもなって弾き出された、強力なエネルギーのグッドバイブスミュージックが爆誕しております。新規に参加したメンバーも、正しくコレだ!と気合の入った曲を提供してますが、アナの大久保潤也&上田修平コンビの渋谷系リスペクトなセンスやお馴染みByebeeの2人の相性はやはり抜群。人の歌詞を歌うのはラッパーらしからぬ所業ではありますが、それならばこのグループに対するラッパーやhiphopという括りは足枷にしかなりません。ここまでスキルフルでグルーヴ満天のボーカルへと進化したらもう無敵。アイドルらしさを生かしつつも、単にそれっぽいだけではなくちゃんと強度のあるポップさの曲が勢揃い。それでいてコンセプチュアルなアルバムにも仕上がっている鉄壁っぷり。辛い気持ちを元気に乗り切る音のバイブルとして、沢山の足もとを照らすことでしょう。

ウラニワにて、わど。(@wadledy)

 

リリスクの作品は常に「もうすぐ終わってしまうもの」への哀愁があるなあと思います。これまでは「デートの終わり」「街並みの移り変わり」など。では今回、この作品の中で描かれるテーマは何か。

本作のタイトルは「レンタルビデオを巻き戻して返してね」みたいな意味だし、最後の曲のタイトルは「(巻き戻し)再生(早送り)」というリモコンのボタン並びを表した言葉です。VHSをレンタルしたことがない人が殆どじゃないですかね。でも、VHSやカセットが媒体だった時代と、デジタルデバイスを用いる今の大きな違いはこの早送りと巻き戻しにかかる手間です。映画のテープの頭出し、結構時間かかるんですよね。好きなチャプターだけリピートするなんて、もってのほか。

好きなとこだけ巻き戻して、といえばもうひとつ。昔ながらのDJプレイでは同じアナログレコード2枚を使い同じ部分を交互に再生することでグルーブを作っていきます。サウンド面でも、今のノウハウで作り上げられたノスタルジックな音楽、でもありますね。

はちくん(@Hat_chyu)

 

24. Brittany Howard『Jaime』

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23. Official髭男dism『Traveler』

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「いや、お年寄りがお年寄りに席を譲る時代が、もうそこまで来ている!」と言ったのは、ぺこぱである。彼らの漫才は「2019年らしい」という言葉で評される。その理由はシュウペイ奇抜なボケに対して、相方の松陰寺太勇が否定をせず、常に肯定する。それはどんな人間であれ肯定される社会であるべきという、多様性の時代の今だからこそ出来る漫才と言ってもいい。そういう意味では、Official髭男dismの『Traveler』も2019年らしい音楽と言ってもいい。

「宿命」では奇跡も、美しさもいらず、ありのままで突き進めと歌い、「Pretende」彼女と別れても「君は綺麗だ」と肯定し、「ヴィンテージを」ではキレイとは傷跡がないことではなく、傷があることすら愛しいと思えることだと宣言する。そう彼らの歌詞はカッコつけなくても、見栄を張らなくても、人間はありのままで生きていることが素晴らしいというメッセージを歌っているのだ。そういう意味では、彼らの作る音楽は今しか出来ない。多様性の時代だからこそ、伝えられる言葉がある。まさに2019年にしか出来ない音楽、それが『Traveler』だ。

ゴリさん(@toyoki123)

 

22. 長谷川白紙『エアにに』

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ジャンル分けは、前提とされる曖昧な定義や境界線によって意識が縛られてしまう。境界線の遥か彼方から、最早形容不要なポップさの未知なる音が発信される。存在証明として刻まれた語彙と音がなだれ込み、隙間を埋めるように耳へと滑り、留まり続ける。いくら聴けども処理しきれぬ膨大な情報量。ああもう、語りたいが500字では正気じゃいられないわ!

抽象的なリアリティ→電子と生身の循環。だってさ、私は思うのです。なんと相応しいのだろうかと。“エアにに”なんだ〜!としか言えない。鳴るべくして鳴っている。必然的に。音の整備士こと、長谷川白紙。浮かんだ私のイメージを、断片的に。主張の激しい一音一音を手懐ける、音の猛獣使いこと、長谷川白紙。 お腹すいてきちゃいますね。飯テロのような、エアにに。叡智を食べている気になれる。〜最大規模のエクスタシーの到来〜収拾がつかない。もっと記号的に。

怖いものはないさ我らWi-Fi世代。実は怖いものだらけさ。動物的本能。微グロ。「悲壮も慈愛ももっと自分なりに訴えていいのよ」と励ましてくれるの。語感を介して、五感で愛して!ありがとう、ここまで読み終えたときに残るこの感情は、あなただけ

ウラニワにて、わど。(@wadledy)

 

21. American Football『American Football (LP3)』

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20. Lana Del Rey『Norman Fucking Rockwell!!』

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19. Big Thief『Two Hands』

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18. ROTH BART BARON『けものたちの名前』

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17. 柴田聡子『がんばれ!メロディー』

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「涙」を筆頭に、名作映画の主題歌のような、とびきりステキな歌詞とメロディを有する歌謡曲がこれでもか!と詰まっている。これまでのアルバムはドロドロとマニアックなチープさが纏っていると言えるけど、開かれた素朴なポップさに化けている。個性が薄まることはなく、柴田聡子特有の癖は味濃く出ている。昭和のアイドル歌謡っぽくあり、良質なインディーポップであり、突飛な着眼点も併せ持つ、稀有な才能が十二分に発揮された作品です。

ウラニワにて、わど。(@wadledy)

 

16. ミツメ『Ghosts』

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純度が高いポップソングだが一筋縄ではいかない歌モノ。万華鏡のようめくるめく倒錯する…というと忙しなく聞こえるが、ひたすらに穏やかで和やかで、なだらかな道を散歩するのにうってつけの作品。

ウラニワにて、わど。(@wadledy)

 

15. Tempalay『21世紀より愛をこめて』

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順調に躍進を遂げ、適度に話題性もあり、2019年の日本のオルタナ/インディーロックを代表するオーラを放つ存在にまで辿りついたようなバンドが、いよいよな覚醒っぷりを示したアルバムです。このアルバムは時代の空気とも密にリンクし、スタジアムロックバンド級のポピュラリティーを振りまきながら、鮮度を損なわれないグッドミュージックとしてパッケージされています。混迷に混沌を衝突させて、新しい風で吹き飛ばそうとする屈強な精神が宿る。波乱は続き、未だいつまでも不安定であることを見越しながらも、それでも各々の大団円へと怒号を美しき歌に変える。狂ってしまわないように。

ウラニワにて、わど。(@wadledy)

 

2019年にブレイクしたTempalayは、やっと時代が彼らに追いついたという印象を感じた。自由奔放。サイケデリックポップバンド。そして何よりクリエイティブ。言葉のセンス。浮遊感とローファイ感のバランス。ユーモア。実験的な試み。そしてこの中毒性。なんだこれは?と思って何度か聞くたびに虜になり、彼らの表現の美しさに触れ出したらもうそこはTempalayの沼の一丁目です。

Y(@y_3588)

 

14. Bon Iver『i,i』

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プレスリリースではBon Iver本人が、本作含めた自身の作品全4枚を季節の流れになぞらえています。1stは心の張り詰めた冬の孤独を、2ndでは希望と活力溢れる春の訪れを、3rdでは焼け付くように気の狂った夏のエネルギーを。そして今作でサイクルが完結し、瞑想に耽るような染み入る秋を表現しているとのことです。そうした流れを踏まえると、サウンドの変遷にも納得ができます。

前作『22, A Million』にあったエレクトロニカ由来のギラつきは少し後退。管楽器やピアノなどの生楽器がふくよかに鳴り、声のエフェクトも控えめで、歌声がドスンと真ん中に置かれたプロダクションへ。その中で紡がれるのは、ウィスコンシンというアメリカの田舎における保守的な人々や暮らしの姿と、そんな状況から一歩踏み出すことが本当に正しいのか?という逡巡。本作は、山小屋で1人音源制作に勤しんだ時期も、突然矢面に立たされ大衆と否が応でも対峙せねばならなかった時期も全て等しく自分なのである、という「どうあがいても私で私」な作品でしょう。

まっつ(@HugAllMyF0128)

 

13. NOT WONK『Down the Valley』

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何をするにも不安がつきまとう世の中である。僕らに残された問題は山積みだ。音楽があれば全てオーケー!なんて口が裂けても言えないが、そんな時代だからこそ音楽がもたらすものに期待してしまう。NOT WONKが3年振りにドロップしたこのアルバムから感じるのは、そんな世の中に対する単純な怒り・諦めや、「なんとかなるさ」という類のものでは少なくともない。それも否定はしないが、「あなたはどうする?」と、問いかけられている気がしてならないのだ。ソウルの要素を含んだ音楽性の変化(もちろんギターのディストーションがめちゃくちゃカッコいいパンク/ロックでもある)は特筆すべき点だが、それぞれが何を大事にして生きていくのか・そしてそのために何をすべきかという問いを眼前に突きつけられ続ける45分間の体験に心が震える。少年少女たちが自らの歩む道を切り開くための、変わらない芯を持った真っ直ぐな音がここには鳴っている。

ひげ(@HIGE1989) 

 

「150kmのストレートを投げるピッチャーが140km台の高速スライダーを覚えた」

このアルバムを聴いて真っ先に思った。と言ってもnot wonk に出会ったのはこのアルバムからだったわけだが。美メロとソウルフルな歌声。そこに加わる、静と動のコントラスト。徐々に展開が変わるわけでも、急に変わるわけでもない。まさにスライダーのように、流れるように滑るように曲がる。好きになる要素しかない。このアルバムは彼らの過去のアルバムと合わせたプレイリストを作ってシャッフルして聴くと面白いと思う。今作の曲たちと、過去作の曲たちの良さを引き出し合うだろう。

何よりライブを見てほしい。スライダーのせいで、ストレートが160kmに『聞こえる』。耳が吹き飛ばされていく。ストレートのせいで、スライダーの曲がりがより大きく鋭く『聞こえる』。体は自然と傾き、横に揺れてチル。名古屋のレコ発は素晴らしかった。

ジュン(@h8_wa)

 

最高だ!って気分なんて、その場その場で変わるけど、いつだって最高なままぶっちぎってる勢いのあるバンド。熱量のみならず、きっちりと計算高い貪欲な姿勢が注がれた今作は格段に進化し可能性を押し広げている。現在進行形のロックバンドと呼ぶに相応しい、ブラックホールのような吸収力と破壊的なエネルギー。ロックって概念は、死ねば死ぬほど強くなるゾンビらしいです。しかしなんて血色の良い……いや、それどころか血の気たっぷりの肉感。生者によるアップデート。こりゃ死なないですね。今日はバンドサウンドで優勝してみよう……と思うときには、迷わず再生してみるといいですよ。

ウラニワにて、わど。(@wadledy)

 

12. スピッツ『見っけ』

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11. FKA Twigs『MAGDALENE』

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10. KIRINJI『cherish』

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怒る人はひたすら怒り続け、病む人はひたすら病み続ける。ナンセンスな奴はとことんナンセンスになり、綺麗事ばかりの人間はさらに綺麗事を述べるのが上手くなる。ベタでストレートな言葉が飽和状態を通り越し煮詰まりきってしまった2010年代の終わり。KIRINJIの新作はそんなベタでストレートな人間たちを、「ベタ」や「ストレート」からでき得る限り離れた場所から描写したアルバムだ。SNSによって歯止めが効かなくなった承認欲求の成れの果てを描く「「あの娘は誰?」とか言わせたい」、AORにトラップ調のハイハットを絡ませ淡々と雑務の話をする「雑務」から滲むのは、アカウントを上手に使い分けて話題の取捨選択を行う人々への皮肉のよう。人間はそもそも多面体、ないしはパッチワークだ。だからこそわからないし、わかりたい。そのことを豊富なレファレンスでもって証明してみせる本作は、どこでも聴いたことのないサウンドやフレーズが散りばめられながらも、なんとも人間臭い。

まっつ(@HugAllMyF0128)

 

9. 小沢健二『So kakkoii 宇宙』

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小沢健二の作り出す世界にダサいとかカッコいいとかそう言うもので括りつけるのは無粋な所業だよなぁ、とこの作品を一通り味わって思う。ファン目線で見てもタイトルは見事にダサい(好きな人がいらっしゃったら素直にそこはすいません)。しかしそれを一瞬で覆してしまっている数々の楽曲の完璧さ、小沢節溢れる光輝く言葉の群れ。そしてサブスクの配信が当たり前となった今の時代にこんなに現物の紙ジャケットや歌詞カードをこんなに立派に豪華にしてどうするんだ?と思わせるくらいの気合の入り具合。
この作品、彼なりの「手軽に無機物が手に入ってしまう現代社会に対するアンチテーゼ」なのかもなぁ、とやはり勝手に妄想させて頂いている。

そんな妄想をしてるからこそ言う。たとえ老害と言われてもいい、このアルバムだけはレコードショップに赴き実物を探し当て手に取って買って帰り、ジャケットや歌詞カードを帰宅まで待ち切れずに帰り道に開封して眺め、帰宅後即CDプレイヤーにセットして歌詞カードを読みつつ楽曲を聴く…と言うプロセスを経て楽しんでほしいと願います。それがこの作品のSo kakkoii 付き合い方じゃないかな。

もさもさ(@megane_ry_rsr)

 

8. King Gnu『Sympa』

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7. THE NOVEMBERS『ANGELS』

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『ANGELS』Limited Full Streaming

6. カネコアヤノ『燦々』

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君に会いに行くまでの間、君と別れて家に帰るまでの間、君と無為な昼寝を共にする間、君に対する好きと嫌いの間。彼女の歌には、そんな"間"にふと芽生えた気持ちがそっと乗せられている。生活の中で生活のことを綴ること、心許ない日々を乗りこなすための大切な営みだ。

ジャケットのネコちゃんばりに、ゴロニャアっと喉を鳴らす彼女の歌声はナチュラルな情感を湛え、盤石の演奏陣がその歌に寄り添う。聴き手の心を解きほぐすたおやかな楽曲たちは人懐っこい優雅さを漂わせながら、僕らの名もなき時間にそっとテーマソングをつけていく。天啓も革命も必要ないけど、この音楽があればなんだか大丈夫な気がする。

月の人(@ShapeMoon)

 

5. 小袋成彬『Piercing』

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ロンドンへの移住、Kenn Igbi、Tohji、5lackとの共演、そしてFrank Oceanを彷彿させるアルバムの構造と実験性は、前作『分離派の夏』の反動だと思う。パーソナルな作品を作り上げたからこそ彼はそうではない何か、それは今までとは違う場所や他者を求めたのだろう。が、実際に行動に移してしまうところが、多少乱暴な言葉になるが、少しイッちゃっていると思う。

今作には収録されていない、RIRI、KEIJUと共演した「Summertime」は2019年最高のポップスの一つで、テンションを少し上げてお茶の間に乗り込む選択肢だってあったはずだ。でも彼はそれを選ばなかった。なぜならそれは退屈だからだ。失敗が怖いのではなく魅力的な選択肢ではなかったのだ。彼は新天地に新しい何かを求め、出会い、刺激を受け、そして他者の協力を得て自分だけでは到達することのできない扉を開けた。アーティストという言葉が陳腐化した昨今に使うのは憚られるが、僕には彼がアーティストそのものに見える。人と違う道を躊躇なく選ぶ人間がアーティストであり、彼の歩む道は未来のスタンダードだ。年下だけど心から尊敬している。

ぴっち(@pitti2210)

 

4. Tyler, The Creator『IGOR』

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熱狂的とは言えないにせよ、Odd Future時代から彼の動向を追っている身からすると、随分と遠いところに来たものだなぁという印象。下品さをトロフィーのように掲げた時代はとっくに過ぎ去り《行かないでくれ、俺のせいだ》(EARFQUAKE)《俺たちはまだ友達でいられるかな?》(ARE WE STILL FRIENDS?)など、別れや拒絶に対する恐怖を全編にわたって展開した本作。大人になり、自分にとって大切なものや失いたくないものを見つけたからこそのごく個人的な内省。女々しいだなんて言ってくれるな、人を好きになったらそんなもん当たり前だから。クリエイターに限らず人には幸せになってほしいものだけど、ここまで痛みと後悔にまみれた作品が最高にポップだとなんだか複雑。

まっつ(@HugAllMyF0128)

 

3. Vampire Weekend『Father of the Bride』

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目覚ましをかけず、何度目かの2度寝を繰り返した後、すっかり昼になった外の空気を感じながら、ゆっくりと起き上がる。まだそんなにハッキリとしない状態で、スマホで無駄な情報をチェックしたり、興味もないテレビを眺めたりする。昨日までに積み上げていた洗濯物を片付けてから、お気に入りの服といつもの靴を履いて外に出る。特に予定も無いから、目的地も決めず散歩する。昼御飯とも呼べる朝御飯を買うために、近所のパン屋に立ち寄る。焼きたてのパンの温かい匂いに胸を踊らせて、トングをカチカチと鳴らしてみたりしながら、いくつかのパンを買う。お会計をピッタリ払えたことをちょっとだけ喜んだりしながら、パン屋を後にする。パンを持ったまま公園に行き、空いているベンチに座る。さっき買ったふかふかのパンを食べながら、ゆったりと流れていく時間を眺めている。

こんな、何でもない日常に、かけたい音楽があるとしたら、このアルバム以上の適任者はいないだろう。あなたに会ったこともないけど、僕が保証する。

ハタショー(@hatasyo5)

 

2. サカナクション『834.194』

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2枚組のアルバムですが、Disc1は東京=だいたい『シンシロ』や『アルクアラウンド』以降の作風で、Disc2は札幌=初期のアルバムやかつて山口と岩寺が結成していたダッチマンの作風を再現したものになっています。タイトルの数字は、札幌と東京でそれぞれ使っていたスタジオの距離ですね。

肝なのは「今のサカナクションが札幌時代を再現」であって、札幌時代の音源そのままでは無いということ。僕は昨年知り合った友人づてにダッチマンの音源を初めて聴かせてもらったのですが、これがまあ荒々しい。「ロックバンドにピコピコした音の楽器を入れる」ことと「バンドでダンスミュージックを演奏する」ことは似て非なるものですが、札幌時代の音源よりも、今回の(札幌バージョン)はより一層洗練された踊れる音楽になっています。しかし、ソングライターとしての山口一郎の存在感は変わりません。この十数年でチームサカナクションとなったからこそできたアルバムですね。 

はちくん(@Hat_chyu)

 

1. Billie Eilish『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』

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昨年配信されたCoachellaでのライヴを見たのですが、凄かったです。メロコアシーンでいうところの全ガロングか!と言わんばかりに歌い通すティーンの多さたるや。音源の雰囲気からは想像もつかない盛り上がりで、正直なところ「この曲で、こ、こんなに……?」と軽くカルチャーショックを受けました。

というのもこのアルバム、まったくもって明るくないのです。アートワークからして『エクソシスト』だし、サウンドデザインも鼻腔を震わせるサブベース(カーステで「bad guy」を聴いたとき実際に震えた)が主役。歌声だってウィスパー。表面だけを見れば熱狂できる要素が少なく感じられます。しかし歌詞には不敵さや自身に打ち勝たんとする強さ、はたまた「ひとりぼっちだからこそなんだってできる」という無敵感までも漏れ出ていることがわかり、あの熱狂の正体を掴めた気がしました。だけど願わくば、彼女だけがヒーローになる未来は避けたいもの。

まっつ(@HugAllMyF0128)

 

Reading Festival 2019の「bad guy」はもはや狂気。観衆の声が鳴り止まない。カルト的な人気Billie Eilish。久々に音楽の力を見せつけられた気分で凄く高揚した。

初めてMV見た時は00年代のエレクトロポップのようなアーティストの印象。ローファイな音色にやんちゃでポップな作品。無駄な音が削ぎ落とされ、強調された低音が鳴り響くこの曲がポップスと言えることが、とても2010年代の音楽シーンでの最大の変化だと感じた。今年の注目を全て拐っていったね"Billie Eilish"。

Y(@y_3588)

 

ネットの音楽オタクが選んだ2019年のベストアルバム 50→1

1. Billie Eilish『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』
2. サカナクション『834.194』
3. Vampire Weekend『Father of the Bride』
4. Tyler, The Creator『IGOR』
5. 小袋成彬『Piercing』
6. カネコアヤノ『燦々』
7. THE NOVEMBERS『ANGELS』
8. King Gnu『Sympa』
9. 小沢健二『So kakkoii 宇宙』
10. KIRINJI『cherish』
11. FKA Twigs『MAGDALENE』
12. スピッツ『見っけ』
13. NOT WONK『Down the Valley』
14. Bon Iver『i,i』
15. Tempalay『21世紀より愛をこめて』
16. ミツメ『Ghosts』
17. 柴田聡子『がんばれ!メロディー』
18. ROTH BART BARON『けものたちの名前』
19. Big Thief『Two Hands』
20. Lana Del Rey『Norman Fucking Rockwell!!』
21. American Football『American Football (LP3)』
22. 長谷川白紙『エアにに』
23. Official髭男dism『Traveler』
24. Brittany Howard『Jaime』
25. lyrical school『BE KIND REWIND』
26. (Sandy) Alex G『House of Sugar』
27. Clairo『Immunity』
28. パソコン音楽クラブ『Night Flow』
29. Suchmos『THE ANYMAL』
30. Solange『When I Get Home』
31. BUMP OF CHICKEN『aurora arc』
32. Bring Me The Horizon『amo』
33. Beck『Hyperspace』
34. TOOL『Fear Inoculum』
35. Big Thief『U.F.O.F.』
36. Kanye West『Jesus Is King』
37. black midi『Schlagenheim』
38. 椎名林檎『三毒史』
39. Rex Orange County『Pony』
40. 細野晴臣『HOCHONO HOUSE』
41. あいみょん『瞬間的シックスセンス』
42. 土岐麻子『PASSION BLUE』
43. James Blake『Assume Form』
44. Thom Yorke『ANIMA』
45. The Chemical Brothers『No Geography』
46. Floating Points『Crush』
47. Stella Donnelly『Beware of the Dogs』
48. Coldplay『Everyday Life』
49. For Tracy Hyde『New Young City』
50. GRAPEVINE『ALL THE LIGHT』

 

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