岡田斗司夫と「おじさん×若い女」のあるある感

頭の悪そうなタイトルしか思い浮かばない自分の頭の悪さが恨めしい。今回も自分のブコメの長い補足として。


岡田斗司夫、流出キス写真は本物 過去の驚愕「80股!」も告白 :J-CASTニュース

ohnosakiko 男女 「80股」って言ったのはこの「スキャンダル」をトンデモ方向の笑いに包んでこれ以上「醜聞」ぽくしたくないという元オタキングの大衆心理操作()じゃないかと睨んでる。だとしたらなんか考えることがカワイイと思った

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最初「偽物」だと言っておいて証拠が出たら認めるところがみっともないという声が多いが、多分本人もそれは自覚していて、その空気を思い切り斜め上方向に持っていって「この人、一般人の常識じゃ測れないわ」という苦笑と諦めを引き出すために、「80股」と言っているような感じを受けた。実際はせいぜい10股か15股くらいがいいとこじゃないかと思う。
相手の女性が”地雷”となった例で言うと、全裸にされて辞職した大正大学の元非常勤講師(55)とは、本人の知名度云々を除いても受ける印象が正反対だ。あの人には同情を禁じ得ないが、岡田斗司夫については「どうせこれをネタにまた何か企んで、マイナス分を取り返す計算をしているのではないか」という邪悪な感想しか抱けない。


岡田斗司夫騒動にみる、愛人になった「彼女」とならなかった「私」 - あの子のことも嫌いです

ohnosakiko 男女 こういう関係、想像以上に多いよ。女子学生から何度も聞かされた。互いに美味しいとこだけ貰う関係に満足してる子も。彼氏と二股だったり/若い男はむしろ誰かに救ってほしいのでは。オバサンには滅多に来ないけどね

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大学の授業内で書かせているレポートに、年上の男と付き合っている(つきあっていた、誘われた)という告白やほのめかしを書いてくる女子学生が、過去ちらほらいた。実際にメールで相談受けたことも複数回。ということは、水面下にもっといるだろうと想像できる。
相手が50台というのは一件しか聞いていないが、一回りくらい上はザラだ。相談に乗ってくれてそれから‥‥というパターンで共通している。おじさんと若い男をちゃっかり”用途”で分けている子もいる一方、歳の差ゆえのパワハラ、セクハラを受ける子も。恋愛とそういうことが紙一重のところで、綱渡りをしているような子も。
以下、おじさんに引き寄せられる若い女について。おまけとして若い男とおばさんについても。


20年ほど私が定点観測してきた範囲でだが、自意識の強い若い女性にとって、同世代の男性は頼りなく見えることが多い。若い男も自分のことで手一杯だったりするから仕方ない。自分が誰かに救ってほしいくらいで、相手を救うなんてとても無理。
一方、懐と気持ちに若干の余裕のあるプチインテリ(とかエセインテリ?)な中年男で、知的にも性的にも「すれっからし」な人は、そういう若い男女間の事情を自分の過去に照らし合わせて熟知しているので、今の自分に興味を示す若い女を誘惑するのは朝飯前だと思っている。
また20台前半にして「すれっからし」を自認する女の子が背伸びして、そういうおじさんと付き合い出すパターンもある。若さと無邪気さでおじさんを翻弄できると踏んでいる。


だが相手=「相談者」、自分=「アドバイザー」という権力関係を男が周到に作り、女の方もそれに乗ってしまった段階で、だいたい勝負はついている。男は「知っている者」(知っているふりができる者)の立場を独占し、女はその「知っていると想定される主体」に転移する。この関係性はかなり尾を引く。
若い男でもこの「知っている者」の立場に立ちたがる人は多いようだが、なにせ「すれっからし」度が低いのですぐに女に見抜かれ、「何様のつもりか」ということになる。
おじさんだって、付き合っているうちにだんだん化けの皮が剥がれたり飽きられたりする? それは若さと無邪気さを武器とした女の方とて同じことである。それよりも問題は、最初に作られた関係性が、女にとってしばしば中毒性をもつことだ。


女が一番わからないのは自分自身であり、その謎を解く鍵は、何でも知っていそうな相手の年上男が握っている(ように錯覚する)。だから「この人は私以上に私のことを知っている」「この人が本当の私を見出してくれる」と期待し、期待が大きいほど裏切られると逆上したり酷く傷ついたりする。うまく憑き物が落ちる場合もあるが、反対に、年上男に自分も知らない自分を教えてもらう(そういう錯覚に浸れる)快楽が忘れられず、次から次へと「おじさん放浪」する女もいる。
それは外から見ると男をとっかえひっかえしているように見えるが、実際にしているのは「自分探し」だ。「これこそ君に似合うピンクだ」と”正しい答”を示してくれる男がどこかにいるんじゃないかと彷徨い続けるのは、「自分探し」に嗜癖している状態だ。だが男は間違ったことを言い(というか女から見ると男は間違ったことしか言わず)、答は永久に見つからない。


普通の男はそういうところで悩まない。なぜならこれまで「男」の位相は男によって明示されてきたから。「男」の位相=「人間」の位相であると。その中で「女」は常に、「〜ではない」という消極的な言い方で示すか、ありとあらゆる「型」を並べて表現するしかない、曖昧で不気味な存在(とりわけ男にとって)。

ohnosakiko 独り言 ピンクのダサ/イケについて「女はわかる/男はわからない」以前に「女は気にする/男は気にしない」という非対称が。何故女は気にするのか。「女」は存在しないから永遠に「自分探し」。その象徴としてのダサピンク現象

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ダサピンク現象を追放しようとすれば選択肢を増やすしかなく、そこに提示された無数の「私」(ジェンダー・アイデンティティ)の前に私は幻惑され続け、その中で「フェミニズムはどうして資本主義の侍女となってしまったのか」という呟きを聞く。



さて、年上の男と若い女の間でしばしば起こる以上のようなことは、同じような一回りくらい年上の女と若い男の間では起こりにくい。
それは、男がおばさんに性的魅力を見出さない(ごく一部の例外を除いて)というだけではない。若い男もどちらかと言えば「知っている者」の立場に立ちたいのだが、相手が自分より「すれっからし」ではそういう権力関係は作れなくて面白くないからだ。第一「これこそあなたに似合うブルーよ」などと、聞いてもないのに大して興味のないことをわざわざ教えにくる女はウザい。つまり「逆マイフェアレディ」は通常、成立しにくい。
普通の若い男が「知っていると想定される主体」であるずっと年上の女に転移するレアケースはどういう場合かというと、「おばさんにいろいろ話を聞いてもらうことで安心を得られる」時である。
若い女との間で自尊心をへし折られたり鬱屈したりしている若い男は、傷ついた男ジェンダーを癒してもらいにおばさんのところに来る。言わばお母さんの代わりだが、お母さんだと近過ぎるので、客観的な他者のポジションにいるように見える年上女のところに来て、叱ってもらったり甘やかしてもらったりするのだ。
短期的に恋愛みたいなものに発展することもある。だが「相談」が終わって自信回復すると、若い男はいずれ若い女の元に戻って行くので、おばさんは露ほども期待してはいけない。