DIY 11 「刷毛」の直し
「物置」は構想と設計がほぼ完了しました。
今有る材料だけで作る構想なので、なかなか「難しい」です。
それでも「棚板」は塗装まで終わり、乾燥中です。
今、ここまで出来ています ⇒
「前面扉」の製作に取り掛かっているところで、後は壁と屋根で覆えば、
何とか出来そうな見通しが立ってきました。
材料探しをしていましたら「手刷毛」が一本落ちていました。
こんなですから、道具が無くなってしまうのですね・・
解してみましたが、毛先が開き切っていて、こんな状態です
「刷毛」は硬くなっていても、大抵は修復可能です。
ビニール袋に「シンナー」か「ラッカーシンナー」を少量入れ、
「刷毛」を暫くの期間(1~2日程度)浸しておいて、刷毛を揉めば解れてきます。
ところが今回見つかったのは「パーフェクトサーフ(下塗塗料)」を使用した物でした。
水性・油性塗料は樹脂で固まっているだけなので解せるのですが、
パーフェクトサーフは「ゴム質」でシンナーは効きません。
1本100円の使い込んだ刷毛ですが「使える物は、使い切るまで使う」のがDIY魂です。
道具も材料も、決して無駄にしたくはありません。
1.「万力」を使ってみよう
毛先は解れているのですが、
刷毛の根元(この部分を「腰」といいます)がブニョブニョと膨らんでいます。
指の力では及びませんので「万力」で潰せば良いかもぉ ♡♡ ‥と思った訳です。
2.圧縮
膨れているのなら、潰してしまおう !
結構、力が掛かります。
3.腰の成型
固まったゴムを指で毛先の方に寄せていきました。
とても指の力では及びません。
では、プライヤーで・・
ゴム塗料は伸びて寄っては来るのですが、どうも締まりがありません。
ここで、ふと「そうだ! 腰を縛ろう!!」
4.刷毛の腰を縛る
まだ、腰が膨らんでいます。
このまま万力で圧縮してみました。
5.アフター
腰部分はゴムで固まっていますので、少し毛先の短い腰の有る刷毛になりました。
これはこれで、使いたい用途があります。
「不幸は転じて福となる」でした。
実は私がまだ小学性のころ、職人さんはこのように、
へたってきた刷毛は腰を針金で巻いて使っていました。
道具は大事にして使っていたんだなぁと、思い出したのです。
早く思い出せていれば、こんなに苦労はしなくても済んだのですが、
何はともあれ刷毛が生き返りました。
「こんな刷毛が欲しかった」と、おニューの刷毛と一緒に保管することにしました。
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