DIY外壁リフォーム 19 「軒修繕」は「木工ボンド」
ビフォーの画像がありません。アフターのみです。
なんの変哲もない「軒」の写真です。
実は、軒側面の板が木目に沿って真っ二つに割れていました。
原因は:足場の柱固定のために金具をコーチスクリューで止めていたのです。
その時は何とも無かったのですが、足場を外す時になって気付きました。
力が加わった形跡はなく、古くなっていた板にスクリューを締めたところから
ヒビが入って広がっていったと読めました。
木ネジなら兎も角、コーチスクリューでも耐えられない位に痛んでいる のですね
その原因は、塗装です。塗装が剥がれて放っておくと木・板は直ぐに痛むのです。
どうする:
こういう時は「庇の木部全体を鉄板で覆う」らしいのですが、面倒臭い。
「軒板を交換する」のがベストですが、簡単に済みそうにない。
どうした:
こういう割れた「木材」の修復には「木工ボンド」の登場です。
割れた個所に木工ボンドをたっぷりと注入して、
板同士に隙間が無くなる迄「圧着・圧接」した状態で乾燥・硬化させます。
木材素材より強固になり、剥がれる事は有りません。
幅のある軒板を「圧着する道具」は持っていませんでしたので、
軒を少し押し上げる程度に地面から角材を立てて支えて一晩おきます。
結果は? 写真のごとく ♡♡ です。
木工には「木工ボンド」
木の表面の繊維に浸透し、食いついて、無理に剥がすと素材自体が剥ぎ取られる程です
安いけど、DIYでは欠かせない木工の接着剤として最強です。
接着剤豆知識
1.ボンド「G10」「G17」、二液エポキシ接着剤、瞬間接着剤などなど
最大接着強度を得るには「薄く」塗るのがコツです。
薄ければ、薄いほど、強靭な接着面になります。
接着剤は肉厚を持ってしまうと、接着剤の成分だけの強度しか得られません。
樹脂ですから、接着剤そのものが切れて、簡単に剥がれてしまいます。
2.木工ボンドはたっぷりと塗面に載せて、木材を隙間なく「圧接」します。
すると余分なボンドがあふれ出てきますから、拭き取ります。
これで、ボンドは木材の繊維に浸透して、かつ「薄く塗った」状態になります。
木工ボンドの「こんな使い方」
孫っ子用に、ボンドで塗装した「松ぼっくり」 光沢が出て綺麗になりますよ。
カッチカチに乾けば水に浮かべてもボンドが溶けることは有りません。
他に、オガ屑や砂などを固めたり接着するためにも使用できます。
「木工ボンド」そのままでは粘度が高いので、水を加えて「水溶きボンド」にします
目安は「新聞紙」に垂らして、文字が読める程度。
洗剤を少し添加しておくと、下地の油成分などで弾かれるのを防止できるそうです。
やっちゃったぁ~1.
ボンド 木工用 CH38 3kg(ポリ袋) Amazon¥600位
なお、後日にホームセンターで類似品3Kg4袋で¥1000が有りました。
秘密基地建築に大量に使うことになる予定で、まず一袋だけ事前に購入していました
梱包を開封して中身を確認、漏斗やはけ等を一緒に入れておきました。
多分10日間くらい置きっぱなしに。
さて物置に移そうと段ボール箱を・・ん?・・持ち上がらない・・歳かなぁ・・
よいしょっと・・アッ・・ビニール袋が弾けたァ!! ではないですか!!
触れば触る程、袋は裂けて段ボール箱の中に溢れ出てしまったのです。
畳の上、正確には「ヒバの畳敷き」の上にまで流出
こういう時は「慌ててしまう」のですねぇ。
ボンドはすくって、タオルで拭きあげて、
よく見ると、カチカチになっている個所があるので、既に袋に穴が開いていて
少しずつ流出していたようです。
・・しかし畳敷きの目地に入り込んだボンドは取れません。
水拭きしても、乾くと表面がテカテカして違和感が残ります。
「ヒバの畳敷き」って、めちゃくちゃ高い訳ではないのですが、
イ草の何倍も強靭で、肌触り、風合いがとても気に入っています。
もう10年くらい敷いていますが、全く衰えを感じさせません。
ただ、青森や岩手なら兎も角、愛知では流通が少ないのです。
どうしよう~
DIY魂:聞く ♡
メーカー:お湯で濡らして絞ったタオルを上から被せておいてください。
ボンドは「白くふやけた状態」になりますので、ピンセットなどで摘んで
綺麗に取り除けます。これを繰り返して行ってください。
ついでに:屋外で使うには?? 丸太なので接着面が露出してしまうのです。
メーカー:水性なので、水に当たると柔らかくなります。上から塗装しておけば良いですよ
ウッドデッキのオイルステイン? データーが無いので分かりません。
弾けた原因は:素材、製造過程、流通、保管、配送、保存方法 全てが考えられます。
しかし、配達されるまでのどこかの段階で気付くと思います。
反省 :袋に穴ができるような素材・形状の用品は絶対に入れてはいなかったのですが、
他の用品と一緒に入れて保管しない・・に尽きるようです。
3.木工ボンドを袋から容器に移す
プロは「袋」のまま使っちゃうし、使い切ってしまいます。
DIYでは一度にそんな大量には使いませんので、
この容器に移し替えます。
やっちゃったぁ~2.
残りは、袋だとまた破れるといけないと思い、そうだ「1.5ℓペットボトル」に。
このままでも垂らして使えるので便利です。
ところが、暫く数か月くらい置いていましたら、キャップがくっ付いて取れない・・
ウォーターポンププライヤーを噛ませて、なんとか捻じり取りました。
ペットで保管するときは、ペットの口、キャップの内面をよくウエスで拭き取る事。
失敗を通して学べば良いのです。
目次はこちらから