DIY外壁リフォーム 18 排水管・雨水桝の「直し」
家を点検して回ると、これまで気付かなかった「問題」に気付きます。
点検って、手遅れにならないようにするには、大切なんですねぇ。
1.廃水管パイプが割れている
下水完備される以前の建物でしたので、台所排水・風呂の流し湯は全て一か所の
「雨水桝」に集められます。
ババさんが炊事していると、桝に繋がっている配管から水が勢いよく「噴水」・・
えっ? なんで?
実は新築時に裏の地面にモルタルで犬走に仕上げてもらったんですね。
この時に地面を転圧せずにフワフワの状態のまま、セメントを張ったのです。
これによるトラブルが出ては手入れしていたのですが・・
業者が別で、その後連絡も取れない・・廃業?
よく見ると配管パイプが地面に引っ張られて「割れている」のでした。
分厚い塩ビ管ですから、想像を超える力が加わっているのは明らかでした。
本当はどうする!
建物から出ている配管は撤去して、交換します。
DIYでもやれないことは無いのですが、コンクリートも斫っての本格工事になります
今は「足場を下す」ために、再塗装が最優先です。
では、どうした?
垂直に下した針金から、約2㎝右に地面が動いています。
超急ぎで「シリコンコーキング剤」を塗り、その上から鉄板で巻きました。
固化するまで「番線」で縛っておきます。
取りあえずは、これでしばらくは保ちます。
もう35年経っていますので、これ以上動くことは無かろうと思っています。
ババさんが炊事してくれていなかったら、気付きませんでした。
感謝
小失敗:大変だぁ! で、手元で使っていた「シリコンコーキング剤」を使いました。
「シリコン?」、そうなのです、塗装が載りません。
どうする:変性シリコンで覆う ・・見っとも無くなる
はみ出した部分を丁寧に取り除く。これです・・が、まだやっていません。
よって、まだ「After」の写真は添えられません。
2.「雨水桝」の中に穴??
その雨水桝に生活雑水が集まるので、雨水桝は酷使されています。
今の建築はプラスチック桝ですし、大体が下水道直結なのでこんな事は起きません。
どんな事?
① 15年か20年位前に「雨水桝に水が溜まっていない」ので補修をして頂きました。
コンクリート雨水桝の場合は、開放型という底の無い桝を設置する事もあります。
雨水であれば、地面に浸透させるこの方法でも良いのです。
我が家は下水の無い生活雑水ですので、
一旦桝で受けて浄化槽に運ばなくてはいけなかったのですが、
底が朽ちて地面むき出しになってしまい、モルタルで底を付けたに止めました。
プラスチック桝に交換¥30万円、
Q.ええっー、プラスチック桝なんか2千円、なんでそんなに掛かるの?
A.これだけなら無償で直します でしたので・・
② DIYの知恵:このような「桝」は、ドブ、ヘドロ状態になります。
「木炭」を入れておくと微生物が住み着いて、自然浄化してくれます。
これいいですよ~ ♡ 年1~2回、木炭を交換するだけです。そこで覗くと・・・
③ 水は溜まっているのだけれども、何か側面も底面も 色が「変」なのです。
角材で押すと、ズブズブと突き刺さっていきました。
そして大きな「空洞」が出来ていることが分かりました。ええーっ!!
黒い部分が全部「土」が露出した所です。全壊に等しい。
これは「欠陥」では無いのです。
セメントはアルカリにも酸性水でも、ただの中性水でも侵されてしまうのです。
「寿命」による現象なのですね。
DIY魂:直す。30万なんてお金は、塗料・大工道具代となって無い
要は「内面をプラスチック桝」にしてしまえば良い訳でしょ、ねっ?
1.欠損というか、腐っているというか、取り除いてモルタルで埋めて修復します。
ここまでは、だれでも行う事ですね。
2.内面を塗装します ♡♡
3.特に痛む個所には「シリコンコーキング剤」で壁塗りします。
なぜ全面にしなかった?
もうすぐ夕方で塗料が乾く時間がない、晩御飯は食べたいので緊急工期優先。
分かりやすく言うと「手を抜きました」
4.塗装(下塗) → 変性シリコン塗布 → 上塗り2回塗装
5.もう一か所、浄化槽からの桝も同じ状態でしたので同様に行います。
中失敗
6.「桝」の中に、パイプから水が垂れてきます。拭いても拭いても・・
”アアーッ、もういいや、やり終えないと晩飯が食えんくなる”
案の定、塗装が付いていません。しかしシリコンを張っているから、
後日やり直せばよいと「欠陥工事」をしてしまいました。
どうする
パイプにタオルでも雑巾でも突っ込んでいれば良かったのです。次にはそうします
7.「塗料」は駐車場用にと「床用塗料」を頂戴しておりました。強靭です。
でも外壁用塗料でも何でも構わないですよ。シリコンで壁を作るのが主目的です。
バッチリです! この方法で数年位は持つでしょう。
その間にDIYでプラスチック桝に交換してしまいましょう。
シリコンが固くしっかりと壁として覆ってくれましたので、壊れる迄このままかも・・
8.やっと念願の「木炭」を1本入れて、終わりました。
反省:年一回の木炭交換時に、しかし水が溜まっているので、気付きませんでした。
今後は、棒を手に持って当てていくことにします。
下地と直しは、他にも細かい所の作業も有りましたが、大物はこれで終わりました。
これで、そろそろ外壁塗装に掛かれそうです。
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