DIY28 原付のヘッドライトが切れた
通院の帰りに、ついでに買い出しをするとすっかり夕暮れになっていました。
原付を走らせると、・・・暗い・・・先が見えん・・・
ヘッドライトが切たようです。
これまでは明るい内に帰宅していましたので、気が付きませんでした。
プラス思考 :周りの車に道路は照らされているので、ゆっくり走れば大丈夫。
マイナス思考:無灯火 ・・・ パトさん ・・・ 違反 ・・・ 減点、切符を切られる ・・・
(原付に乗らずに翌日の明るい内に取りに来ないと違反なのです)
さてと、これがヘッドライトです。
確かに、点灯していません。
まず、原因を調べましょう。
ヘッドライト廻りのカウルを解体します。
フムフム・・・フムフム・・・テスターで調べていきます。
メインヒューズは切れていません。
これが切れていると厄介になるので、よかったぁ~ ♡♡
・・・ 中略 ・・・
困ったぁ・・・
困ったぁと申しますのは、この原付のヘッドライトは元々は小さなハロゲンランプで、
それを自動車用のLEDヘッドランプに付け替えるという改造していたものなのです。
原付用のヘッドランプはたとえLEDでも高価格なのに(道交法により)「暗い」のです。
どうやら、LEDランプの電流を制御する「レギュレーター」が損傷したらしいです。
つまり、簡単にランプを交換することができません。
・・・作り変えるしかないのです。
少し難しい話になりますが、
原付のヘッドランプは、車のようにバッテリーから配線されていません。
装備を軽くするために ACダイナモ という発電機から直接電源を取っています。
これはエンジン制御のインジェクションだけバッテリーを電源とすれば良いので
ヘッドランプ用の配線とは電気回路の系統を分けて改造していました。
つまり「ややこしい回路」になっています。
この回路図での「ヒューズ」が切れるというのが原因でした。
ヘッドランプのレギュレーターに過大な電流が流れてしまいます。
そうしますと、壊れた品と同じヘッドランプを作る必要があります。
これがオリジナルの自動車用ヘッドランプです。
何が困っているかと繰り返しますと、
製品の全長が長いために、原付のヘッドライト部分にそのままでは納まらないのです。
まず、LEDランプを解体します。
配線の中央の丸い基板がレギュレーター回路です。
LEDランプの「放熱フィン」がヘッドライト部に納まりませんので、
このフィンを水平に曲げて全長を短くします。
切り取っても良いのですが、この次の作業になる放熱リボンとの接触面積を
大きく取りたいので、出来る限り温存させておきたいのです。
ヘッドランプは改造後3年以上動作していましたし、
そうそう簡単に壊れるような品物でもありません。
私の改造が影響していたとすれば、この放熱構造が不十分で、
LEDが高熱となり、レギュレーターが損傷したと考えることができます。
前作はフィンにリボンを挟んでいただけで放熱が不十分だったかもしれません。
今回は放熱リボンの端を既存のビス穴を利用して、ビスでしっかりと固定・密着させます。
理屈の上では、アルミのフィンよりリボンの方が放熱効果は大きいです。
リボンは市販されていません。
アンテナの同軸ケーブルのシールド網線を利用しました。
LEDヘッドランプ用の全波整流回路は従来の流用です。
部品が作成できたので、元の状態に再組立てしていきます。
アフター:
点灯するように、直りました ♡♡
ちなみに、もう一台覆面を被っているのはセカンドバイクです。
中古ですが、傷一つなく、まだ600Kmしか走っていないほとんど展示車同様品です。
価格は年式で査定されていて、原付新車とほぼ同じ程度の、超お買い得。
こんな上品は、二度と出てくることはあり得ないと、かみさんに交渉です。
本当は中型二輪(バイク)に乗りたかったのですが、
股関節手術の直前で痛くて膝が上がらないので「スクーター」にするしかありませんでした
かみさん:怪我したらどうするの !!
倒したら、起こせるの !!
!”#$%&?=#><# !!
との猛反対により
ジジさん:あのねぇ、バイクはねえ、大きい方が安定して走るので安全なのよ。
自転車が一番危険で、次に原付なのぉ !!
もう、歳喰ったら乗れん !! 今しか乗れん !!
原付ならいいのか??
・・・と、やっとの交渉の末に求めることができました。
かみさん:これ・・・おおきい・・・バイク・・・
ジジさん:ちゃう。 第二種原付といって、これも原付だよ ♡♡
「HONDA PCX125」
でも、手術やら、秘密基地で忙しいやら、バイクシートを外すのが面倒くさいやらで、
ほとんど乗っていません。
それでも、いつでも乗れるという気持ちだけでも楽しくて嬉しいものですよ。
これからはバイクの季節ですので、少しツーリングでもしようかとワクワクしています。
でも、やはり若い頃のようにバイクに乗りたいなぁ・・・
所詮はスクーター。
こっちが良いなぁ
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