DIY秘密基地 70 そうだ「屋根」を張ろう!
秘密基地構想の第二弾は、
敷地全体を「広大な ウッドデッキ 」にしよう・・・と構想していました。
荒々しいコンクリートの面から子供たちが走り回って転んでも怪我をしないようにです。
「木パレット」をかき集めていたのはこのためでした。
しかし問題は山積みに持ち上がります。
①案:高さ10cmのデッキ
・材料、予算ともに不足
お金は、玩具や遊具、勉強道具に使いたいのです。
・10cmの高さでは、床下はほとんど換気されない。常に湿っている状態になります
②案:コンクリートに直置き
・寸法も厚さもバラバラ ・・・ 厚さを順に並べてサイズは切り揃えよう
・雨水が抜けない、濡れた状態 ・・・ 板は全面塗装しよう
・目地に枯葉の腐った腐葉土が入り込む ・・・ウムムムムーー
・朽ちれば「シロアリ」が付く
・薄い1cm程度の板は反りが出る ・・・選別結果:圧倒的に板が不足する
必要範囲は凡そ100㎡。その半分以下か1/3程度でしか敷けそうにないのです
・部分的に敷いても怪我は防げない上に、板の端に引っかかって転倒する
私は部下には「出来ない理由よりも、どうすればできるかを考えろ」と言ってきました。
と同時に 「目的は何か? 手段が目的とならないように」とも言ってきました。
そして 目的 < 手段 = ムダ
目的 > 手段 = ムリ
目的 >> 手段 = 絶対無理
目的 = 手段 = 妥当 となります。
結論:敷地全面を敷き詰められないのは致命的となりました。
子供たちもコンクリート地面に慣れて、ほとんど転ばなくなっています。
転んだら、アンパンマンの絆創膏で良いと娘たちは言います。
結果:ウッドデッキ構想は断念。「絶対無理」と悟りました。
大量の板材と、大量の塗料が残ることになります。
使えば資源ですが、使えなければゴミです。
これだけの量を捨てるには、これも大ごとになります。
・・・何かに使おう??・・・
そうだ !! 秘密基地「展望デッキ」に 屋根を付けよう ♡♡
デッキの上に屋根組するには、今からでは大改修と大工事になります。
デッキの下に屋根組は出来るかも ‥
ビフォー:
デッキ面は、デッキ材を傷めないように水捌けの隙間を取っています。
このため雨天時は、外も内も変わらないのです。
ここに屋根が張れれば、雨天でもコーヒータイムが出来る事になります。
しかしデッキ面迄の高さは2m。
その下に頭上ぎりぎり迄に梁が来ています。
構想:「梁」の幅寸法9cmの空間に、わずかな水勾配で板を張る。
「板」の目地から雨漏りするので、屋根組の上に遮水シートを張る。
1.「遮水シート」を張る
梁と梁の幅より少し広く、一列毎に「遮水シート」を掛けているところです。
シートの端を梁の天面近くにホチキスで打って止めていくだけです。
2.板張り
こんな感じでの作業です。
板に勾配を付けるように端面はデッキ材に直に止め、もう一方は梁の淵に載せるだけ。
落ちてこなければOKです。
3.デッキ材の下の端から覗き込んだものです
この遮水シートで板の間の目地が塞がれます。
耐久性?? 不明ですが、そんなに長くは耐えられないでしょう・・・ねぇ・・
屋内用なのですから
水勾配は、2mで8cmの落差なので、凡そ「2度」。
水はほとんど流れないでしょうが、逆流しなければ良しです。
3.こんな感じで張れました
梁のトラス構造がよく見えるようになりました。
4.経過観察
梁の側面は遮水シートは密接していませんので、雨漏りしてきます。
・・・その程度は想定内で良いのですが
「枯葉」、特に「ブタクサの穂」がデッキの溝に入り込んで溜る事が判明しました。
写真に撮り損ねましたが、このままですと「腐葉土」となり蓄積してしまいます。
後日に清掃して取り除くのは、不可能になります。
5.止む無くデッキ面の溝を塞ぐことを決意しました。
100均古タイヤの「ゴムバンド」をU字に折り曲げて、デッキの溝に差込む事に。
その結果、ブタクサが入り込む事は無くなりましたが、これでも雨漏りはします。
もう、どうせここまでやったのですから「雨漏りも無くしたい」です。
まだ未着手ですが「シリコンシーラント」でゴムとデッキの隙間を塞ぐ計画です。
幸いな事に、無料でいただいたシリコンシーラントは20本ほど余っています。
6.取り敢えず、アフター です 。
レビュー:結局、デッキ面を塞ぐという事になるのなら、
初めからやっていれば無駄なく楽に綺麗で確実に出来たのにと・・・
屋根を張った事が凶と出なければ良いのですが、
設計をせずに思い付きでやっていると、こんな目に遭います。
しかし板材は凡そ1/3を消化することができました。
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