DIY 秘密基地42 もう一本「本当の大黒柱」を 先ずは梁から
朝のコーヒータイムなのですが、
デッキの下に立って
独り言:ブツブツ、違う、ブツブツ ・・・・ フムフム ・・ココだなぁ・・
つま先で「ココ」を指しています。
もう、私の考えは決まっていました。
ギリギリの構造設計では、安心はできません。
「数値」だけでなく、「目で見て安心」感が欲しいのです。
「柱が細い」・・・・「3mスパンでは持たない」・・・・
限られた材料では 「2mスパン」が限界 ・・・・
そうすると「ここ」に柱を一本追加して、デッキの梁を支える梁を通す・・・
幅6mの中央、奥から2m、前面から1m
ここなら、子供の遊びの邪魔にもならんだろう・・・
食事しながら、思い付きをイメージに残していきます。
本物の「大黒柱」を建てます。
デッキ全体の構造計算は出来ませんが、理屈では
これで1.5倍の強度になる(筈)なのです。
探し物:丸太の山の一番下に「有ったぁ!!」 この一本だけしか有りません。
20cmに及びませんが根元で18cm、
6m先の末口でさえ10cmある、重量級の代物です。
「足場用」には重すぎて使えません。
しかし、前事業者は「想い」から大切に保管されていたものなのでしょう。
文字通りの「大黒柱」として、これを使わせて頂きましょう。
まず、なによりも先に「梁」を通します。
柱やトラス桁を組んでからは通せなくなってしまいます。
梁を支える梁になりますので、これも太くて重い丸太を選別しました。
デッキの高さの関係から、床桁の「ラーメン構造」の隙間を狙って通します。
影の声 :場内、雑然としているねぇ・・・
ジジさん:はい。でもパレットの山が足場として役に立っています。
どうせ梁を通すのなら、もう一本。
後で追加は出来ないので入れるのなら今しか有りません。
間柱は無いけれども1mスパンのハニカム構造の梁面となり、若干でも耐力は上がります。
「やっておけば良かった」と後悔せぬように「やれる事はやっておこう」です。
これは中央の「大黒柱」の次に行った作業なのですが、
「大黒柱」を建てるのに、実は大変な作業になりました。
この 丸太との戦いは、次回のブログ に回させていただきます。
二本目の梁です。
分かり辛い写真ですが、丸太の右側の先端は「宙」に浮いています。
支えてはいません。
外壁再塗装の「足場」を組む前に実験をしています。
6mの丸太の先端10cmだけを固定して、丸太から手を放します。
丸太はしなやかに湾曲しますが、更に体重で引き下げても決して「折れません」。
「杉」でしたら、ポッキリと折れています。
これが「檜(ひのき)」の強さなんですね。
建築基準法では杉の1.3倍とされていますが、体感上は数倍の強度があると感じます。
私でも、5cmの杉の角材なら「折る」事が出来ますが、
3cmの檜は、折ろうとしても「折れん!!」のです。
これなら、梁が梁を支えてくれるでしょう。
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