DIY 秘密基地39 ラーメン「桁」の設計
「梁」の強度計算
9㎝角柱を梁として使ったときの強度計算をしてみます。
条件は「3mの梁1本の中央に大人3人 150Kg」としてみました。
実際には梁の中央に一人、その両隣に一人になるのですが、
「フリーソフト」ではそのような荷重の分布計算が出来ません。
「大人3人が肩車で中央に」という単純な計算です。
結果:揺れれば「折れる」
「床」を含めていませんし、 条件設定が現実的ではないにしても、
大人が一箇所に何人も集まれば、有り得ない数値ではないでしょう。
成程、一般的な木造家屋にグランドピアノを置けば
床に歪が出てきますね。
私は 普通車一台 を置いても「大丈夫」にしたいのです。
強度向上の策は「ラーメン構造」です。
ここで採用するのは「不完全トラス(フィーレンディテール構造)」と呼ばれるものです。
取り敢えず「主要箇所」
1mスパンで、上下二本の梁の間に角材の「駒」を打ち込んでみました。
「窓」をたくさんに増やしていけば、
よくご存じの「ハニカム構造」になります。「ハチの巣」は強靭な構造です。
そのうちに丸太の端材が出てきますので、後日に「ハチの巣構造」にしていく予定です。
強度計算:
実は、建築における「ラーメン構造」の計算式を探してみたのですが、
どうしても見つかりません。
鉄橋の設計と基本は同じでしょうが「設計プログラム 86万円より」でした・・・
少し見出した学術論文をみても ルートだの二乗だの 見知らぬ記号と複雑怪奇な式
こんな感じの計算を行っていかないといけないようです。
要するに: 分からん!!
そこで単純に梁の「断面」の増加だけで計算してみる事にしました。
二本の柱を重ねて「幅9㎝ x 高18㎝」の梁になっただけと考えた結果、
数値上は、ぎりぎりセーフ の感じです。
ラーメン構造は荷重を分散して耐力を上げるのですから ・・・ 略 ・・・
本物の分厚い「梁」には適わないものの、
大雑把に、多分・・ 最低でもこの程度は(・・かなぁ??)
それでしたら、1本の桁で荷重250Kgまで耐えられる計算になります
目標は「計算上300Kg」としていますので、もう少しです。
まぁ、設計上は甘い考えは捨てて「ぎりぎりセーフ」で考えておきます。
結論:まだこれだけでは 「見た目で安心感が得られない」
「駒」を増やしてハニカム構造に近づける、
更に「筋交い」をいれて「ブレース構造」にしていく ・・・・ 等々、
現実的に行う事の出来る「策」と併用していけば、
手持ちの材料だけででも、
少々の想定外を生じても、想定内に含める事は可能の様です。
では、ここまでの工作過程の「想定外」「苦労」は次回ブログに分けさせて頂きます。
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