DIY 秘密基地37 「構造計算」・・ 大人は乗れん!!
「建築物」を工作する場合には、「建築確認申請」が必要です。
ガレージやプレハブ、物置なども一定の「条件」以上だと「必要」になりますよ。
まだ秘密基地「ログハウス」構想の時、市役所建築課と相まみえる事になりました。
Q.申請方法は?
A.一級建築士の設計なら「構造計算」の添付は不要。
DIYでは「構造計算書」の添付が必要。
Q.出来ん !! ・・・・・ 免除は?
A.10㎡以下
・・・以後、長時間での攻防につき省略・・・
しかし、3x6=18㎡「秘密基地」の 「建築確認申請」は 行いません。
理由:確認申請費用
参考:http://eastarchive.webcrow.jp/files/siryou/Kken.tekihan.pdf
構造計算 = 一級建築士に依頼 = 大きな出費 ・・ だけではなく
自然の素のままの「丸太」材では構造計算が成立しないのです。
固定資産税 = 取得価格ではなく税区分上の「評価額」に掛かります。
DIYで建築費用 0 円でも、毎年税金がかかってきます。
申請しなければ分からない??・・・・
いいえ、市役所は毎年「航空写真」で監視しているので「バレる」のです。
フィルムを重ねて異なっている箇所だけを見るので簡単に分かるそうです。
まだ外壁再塗装のために足場を掛け始めたところですねぇ、懐かしい・・
国交省が毎年航空写真を撮影している理由はここに在りなのです。
「税金を取る」ために 「税金を使う」な訳ですね。
しかし、秘密基地を10㎡以下としますと、
デッキでの「コーヒータイム」が遊歩道の歩行者から丸見えです。
そして、畳5枚の広さでは「子供らには狭い」のですよねぇ・・
建築物の定義:「・・屋根及び柱もしくは壁を有するもの・・」
参考:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC0000000201#B
結論:そこで、
① 壁も無ければ、屋根も付けない = 住居でも倉庫でもない
② 適度な広さであって、地震に強い「3:5の縦横比」の寸法
・・・の仕様と相成った訳です。これこそ「秘密」の基地なのです。
然しながら、「建築確認申請」は行わなくて済むようにするけれども
「構造計算」を逃れるためではありません。
一般的な「木造家屋」では、構造計算は行われません。
「構造計算早見表」で簡略化されているのです。
参考:https://114.179.52.36/kiji0031724/3_1724_3_up_dr4350yb.pdf
しかし、製材されていない素の「丸太」を使用しての構造に、早見表は適用できません。
幸いに、認定「構造計算ソフト」は高額ですが、
部位別に限定すれば「フリーソフト」が提供されています。
条件と構造を指定しながら、計算結果がシミュレーションできます。
「最低でも」この程度というような、簡易的な「参考値」は得られます。
「構造計算」は行います。
私の「構造計算」の条件 は
「成人20名がデッキの中央でピクニック」としています。
これは通常は有り得ませんでしょうが、
私が去った葬式の帰りに「ジジさんの遺作」で集まる事が有り得ると仮定しますと
成人となった孫っ子と私を抜いた4家族の総人員が 最低12名~ となりまして
曾孫を加えて、 凡そ20名の可能性 = 約1t ・・ と考えておくことにしました。
現在の構造
結果: ・・・ 全く、耐えきれない ・・・
これは想定内です。
「地震」と「総勢20名」に耐えられるように、ちゃんと考えています。
これからが「仕事」です。
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