ブログを通じて、大学入学、授業や大学生活、就職などについて留学相談のメールを頂くことが結構あります。言葉も文化も違う外国での生活に備えて、いろいろ準備しておくべきことはありますが、一番大切なのは本人の気持ちかも。気持ちっていうか、どんな選択も決定も結局は自分が信じること次第。留学生としてアメリカに来て、就職そして独立と活躍を続けている素敵な方が私の身近にいるので、今日は彼女をご紹介します。
彼女の名前はEmiさん。サンフランシスコの大学(USF)を卒業後、ニューヨークのテレビ制作会社に就職、3年前に独立し、テレビ、雑誌、イベントなどメディア関連のお仕事をされています。
撮影のための準備、インタビュー、ディレクターなどお仕事の内容は多彩。最近はカジノ&ホテル王のスティーブ・ウィン氏にインタビューしたり、シルク・ド・ソレイユの番組制作にも関わってます。また、最新作"Sicko"で話題のマイケル・ムーア監督とは、まだ監督が無名の頃から取材に成功してるんだとか。
その仕事ぶりは、プロフェッショナルな方々だけが集まって相談にのったりコーチングを提供する
コーチング.comというWebサイトに米国在住のメディア関係者としてたった一人登録されるほどの評判。さらに今年から幼馴染のデザイナーさんと子供服販売の
guapababy.comもスタートするなど活躍の幅を広げています。
でも、これだけ活躍しているEmiさん、実は、小学校5年生のときに骨肉腫という骨や筋肉にできる癌のような重病を経験しているんです。繰り返される手術。長期にわたる抗がん治療。髪の毛はすべて抜け、食事もとれず、死を意識する生活・・・。腫瘍を完全に除去した後も、これからは車椅子や杖なしでは歩けないと医師からの告知が待っていました。
彼女の片膝は今もほとんど曲がりませんが、あきらめずにリハビリを続けた結果、自分の力で歩けるまですっかり回復。今では忙しいスケジュールの合間をぬってパラリンピックに出場するために水泳にもチャレンジ!自分と同じように病気を患った子ども達を少しでも元気づけられるように・・・とはじめたそうです。もうまったく、あきらめないにもほどがあるっていうか、スゴイですよね。Emiさんに会うたび、「どんな状況になっても、どんな困難があっても、自分があきらめなければ必ず素晴らしい未来を築ける」って勇気づけてくれる気がします。
〔ご参考URL〕
・
productionhouseny.com:Emiさんのサイト
もし自分がEmiさんと同じ状況になってたら?とか考えると、些細な悩み事とか一気に吹き飛んでしまいます。私もがんばるぞー。留学とか就職とか、いろんなことがありますが、自分があきらめないってのがやっぱり一番大切ですよね。
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