YouTube見てたら「日本で物を紛失するのはほぼ不可能な理由」(Why it's almost impossible to lose things in Japan)っていう、興味深いタイトルの動画が出てきました。
しかも、これ、イギリスの国営放送、BBCが制作してるのですよー。
で、その内容を見てみると、交番システムの紹介…、日本では今でも落とし物の100円を拾った子どもが交番に届ける習慣がある(それが初めて交番システムに触れる機会だったりする)とか、いろいろ興味深くて刺激的なのですが、どうしてもひっかかるというか、「他の言い方とか表現なかったのかなぁ…」と気になる箇所がありまして、それが冒頭のスクリーンショットの英語字幕に書いてある:
人(他人)の目
('hitonome', 英語で言うと'societal eye')
日本で落とし物をしても、ほとんど必ず交番に届けられるので、物を落としたり、置き忘れてなくすことがないくらい、日本人のモラルは高い。
そして、日本人のモラルが高い理由は「人(他人)の目を気にするから…」って説明してるのです。
まぁ、それも一理あるとは思いますけど、「人(他人)の目を気にするから…」っていう言い方ですと、安いっぽいと言いますか、そういう説明をする人自体のイメージが、かなり薄っぺらい、バカみたいな印象になっちゃうような気がします。
今も日本人の心に残る「名こそ惜しけれ」と「公の意識」
…というような表現の方が、本質を抑えていて、よりしっくりくるかなと思いますけど、いかがでしょう?
”Japanese people care deeply about howother people view their behaviour.”
「日本人は他の人が自分の行動をどのように見ているか気にします」
…という現象の文化的な背景に、武士の時代からの700年の遺産として今も日本人の心に残る「名こそ惜しけれ」と「公の意識」
がありますよ…と説明してくれると、よりしっくりくる気がします
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