
前回の続きで、ロウワー・イーストから・・・。今回、このエリアにきた本当の理由は、ココ!!! じゃーん!!! 廃墟になってる地下鉄ターミナル(Williamsburg Trolley Terminal、1903年竣工、1948年閉鎖)を、最先端技術を活用し、太陽光ふりそそぐ地下公園にしようって計画が、今、まさに進められている『ロウライン・ラボ』(Lowline Lab)!!! 場所は、Essex Stり沿い、Rivington StとStanton Stの間。

一番最初にこの地下公園、ロウラインの計画が世間に知られ、注目を集めたのは、今からもう3年半ほど前、2012年3月のことでした。
その時、地元NY生まれで、今や世界最大のクラウドファンディング・サイトとなった
キックスターター(Kickstarter)にて、プロジェクト立ち上げと活動資金に必要な
10万ドル超の募金に成功したのです。
当時は、2009年6月に
第一区間がオープンし、もうすぐ
第二区間もオープン予定となっていた
空中公園『ハイライン』(廃線になっていた列車の高架橋をリノベーションして公園にしたもの)が、新たな都市再開発のユニークな成功事例として世界中の建築業関係者や自治体の方々から大きな注目を集めまてました。
そこで、「空中公園があるなら、地下公園があってもいいじゃん」って感じの着想で、空中公園『ハイライン』と同様、近隣住民のボランティア活動とみんなからの寄付でこの計画もはじまったのです。だから、名前も『ハイライン』から影響を受けて、『ロウライン』。
また、成功すれば、太陽光を取り入れて緑を育てる世界初の地下公園になるのだとか。

その後、地下空間でも太陽光を取り入れ緑いっぱいの公園を作る準備や研究は、地道に着々と進行し、ついに先月中旬、試験運用を行う実験室『ロウライン・ラボ』が、週末限定で一般公開されることに!!! 性質上、太陽光をいかにうまく地下に届けるかとか、ソーラーパワーの活用とか、閉鎖空間で植物を育てる方法とか、この『ロウライン』は、なんやかんやとやたらに様々な最先端技術と関係があるみたいでして、早くもいろいろなジャンルの専門メディアから多様な切り口で取り上げられています。
一般公開期間は来年3月まで。入場無料。以下、現場の様子をご参考まで。
ラボ外観、屋根部分に太陽光を取り込む謎の装置を確認できます
入口付近
内部、入ってすぐ
パネル展示の奥に・・・
実験空間
実際に太陽光を取り入れて緑を育ててます
ちょっと異次元っぽいというか、幻想的な感じ?
おー、パイナップルも?!
なんと、地下でフルーツ育てられるんですね
天井から生える植物とか、地下ならでは
説明用の装置
売り上げが活動費に寄付されるグッズも〔ご参考〕
・
www.thelowline.org/get-involved/lowline-lab/:公式サイト、Lowline Lab紹介
いつかの未来、ここで培われたテクノロジーが原点になって、火星とか宇宙にある星の地下に巨大な森を作って、その星の大気中に酸素を増やし、人間が移住できる環境を作ろう・・・なんて話に発展していったらすごいなぁ・・・とか思いました。ラボの雰囲気も、ちょっと宇宙船っぽいし。タイミング的に、もうすぐ新作映画が公開されるスターウォーズのコスプレ姿のグループとかが訪れたら、それっぽい写真やビデオをいっぱい撮れそうな気もします。
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