先日、アカデミー賞ありましたが、今までのすべての作品を対象にした最強の映画人気ランキングがあるんですよ。世界最大の映画データベース・サイト(
The Internet Movie Database)が提供する"
IMDb Top 250"。トップ250本分の歴代映画人気ランキングが、読者投稿の平均評価点で決まる仕組み。
トップスリーは昔からずっと不動で、「ショーシャンクの空に」(
The Shawshank Redemption)、「ゴッドファーザー」(
The Godfather)、「ゴッドファーザー・パートⅡ」(
The Godfather: Part II)。全部見た、何回も見たという方も多いでしょう。
もし、1位の「ショーシャンク・・・」をまだ見たことないという方は是非ご覧ください。ティム・ロビンスさんとモーガン・フリーマンさん他、個性豊かな素晴らしい役者さんたちと、「希望」がテーマのストーリーに魅了されること間違いなし。この映画の宣伝コピー(↓)まで歴史に残る傑作です。
"Fear can hold you prisoner, hope can set you free"
(不安はあなたを囚人にし、希望があなたを自由にする)
うーむ、深い。英語ならではの言い回しで、素晴らしい名文ですよね・・・・。そういえば最近、日本でも英語力がないと就職とか昇進できない会社が増えてるそうですね。社内公用語が英語っていう会社まであるとか?だから、英語の勉強方法をいろいろ試されてる方も多いんじゃないかと思いますけど、英語のまま映画やドラマを見るのはとても良い勉強になると思います。
初級向けでオススメなのは、
お友達グループの日常を描いた「フレンズ」(
Friends)。1994年~2004年と10年ほど続いた人気番組。メインキャストが個性豊かな男女7人なので、男性、女性、個性の違いに応じた日常会話を楽しく学べますし、感動ストーリーの回も多くて良いんですよー。
また、毎年恒例のサンクスギビングの回とか、文化・慣習も笑いのネタになってまして、アメリカ文化の勉強にもピッタリ。シチュエーション・コメディなので状況に応じた会話シーンが豊富で、展開も早く、細切れ時間に少しずつ見ても楽しめます。とにかく英語は数をこなさいと身につきませんから、そういう意味では最適の教材かも?
あと、アメリカ文化を学ぶのに役立つという意味では、
家族の日常を描いた作品がオススメ。家族の間の会話は表現方法も豊かで、感情移入もしやすいため、すごく勉強になります。
テレビ・ドラマなら、例えば、1996年~2007年にやはり10年ほど続いた人気番組「セブンス・ヘブン」(
7th Heaven)とか。現在ヒット中の最新のアメリカの家族を描いた「モダン・ファミリー」(
Modern Family)などと家族のあり方の変化を見比べてみると、さらに面白く、勉強になると思います。
また映画では、主人公の人生とその家族、友人などを描いた「素晴らしき哉、人生!」(
It's A Wonderful Life)は必見。1946年に公開されたクリスマス映画ですが、今でも毎年再放送されてまして、アメリカ文化や暮らしぶりを知れる(・・・というよりも人生の素晴らしさに気づかされる)傑作中の傑作です。会話シーンも多く、笑いも涙も誘う秀逸なストーリー。上述の"IMDb Top 250"でも28位にランクイン。60年以上前の映画なのにトップ30入りですよー!!! 他にもたくさんありますが、今日のところはこのへんで。
〔ご参考〕
・
www.imdb.com/chart/top:250本分の歴代映画人気ランキング
映画やドラマって、テスト用の勉強じゃ身につかないコミュニケーション能力やアメリカ文化への理解力が自然に高まるんですよね。最初は聞き取れなくても良いので、とにかく数をこなしてみましょう。DVDなら字幕の表示切替もできますし、ディクテーションやシャドウィングなどいろいろ自由に工夫して楽しむことが上達のコツだと思います。あと、最初のランキングの13位の「七人の侍」(Seven Samurai)は、まったく別の目的で必見です。日本人なのに黒澤作品の代表作を見たことないと、こちらでは教養を疑われます。同じ理由で、8位にランクインしてる「インセプション」(Inception: 今年のアカデミー賞で4部門受賞)も、渡辺謙さんがご活躍してるので必見。
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