当記事にはプロモーションが含まれます。
最近は駆け出しWebライターとして、ライティング関連の書籍を読み漁っているのですが。
関連書を探していると、必ずと言っていいほど名前が挙がるこちらの本。
『沈黙のWebライティング -Webマーケッター ボーンの激闘- アップデート・エディション』。
めちゃめちゃ分厚いんですよ。それこそちょっとした辞書並の分厚さでして。
しかもSEOライティングとか、アルゴリズムとか……ただの文章術の話ではなく、数字的・システム的な内容が書かれているとなると、それだけで気後れするというもの。
数字が苦手なわたしも意を決して読み始めたところ……。
「あれ? 意外とスイスイ読めちゃうぞ……!?」
これには自分でもびっくり。
なぜか?
ストーリー仕立て、かつ対話形式で説明されているからなんです!
『きみのお金は誰のため』の時も感じたのですが、小難しくて敬遠しがちなテーマや、無関心の状態から関心を持たせたい事柄の場合、ストーリー仕立てで取り上げるというのは非常に上手いやり方なんですよね。
みなさんも子どもの頃「進研ゼミ」のダイレクトメールが届いた時、同封のコミックを読んで「自分もやりたい!」と思ったことはありませんか?
あのコミック、勉強などに悩みを抱えた主人公が進研ゼミをやり始めたら上手くいくようになった、といったストーリーなんですが。
つまるところ、多くの人が共感できるストーリーを交えることで、それまで関心のなかった事柄に対し「自分もできるかも!」という「自分ごと」にさせてしまう効果があるんですね。
『沈黙のWebライティング』『きみのお金は誰のため』も同じことなんです。
難しいと感じ関心の持てなかった事柄に対し、共感させるストーリーを添えて関心を持たせているのです。
この『沈黙のWebライティング』はSEOライティングの基礎知識はもちろんのこと、文章を書くにあたって意識することなどの文章術についても触れられています。
何より、ライター目線だけでなくクライアントの目線で綴られたストーリーがあるのがとても良い。
仕事を依頼する側として、ライターにどのようなことを求めているのか?
それがリアルにわかるストーリーはWebライター側としてかなり参考になりました。
そして何よりこの本のすごいところは「正しい情報」が「わかりやすくまとめられている」ということ。
上辺だけさらっとまとめました的な薄っぺらなものではありません。
ちゃんと「知識として持っておくべき情報」がぎっしりつまっているのです。
要は「めちゃめちゃタメになる本」ということですね。
ページ数が多く分厚いので、一見すると「こんなの読めるかな…」と思ってしまうのですが。
ほとんど対話形式のストーリーにページが割かれているので、マンガを読んでいるような感覚でサクサクと読み進めることができますよ。
Webライティングについての本を探していると、必ずと言って良いほど名前が挙がる『沈黙のWebライティング』。
副業やフリーランスとしてWebライティングを始めたい方にはまさしく必携書です。