2016年01月02日
タナカ モデルガン 三八式騎兵銃
旧年は本当に御世話になりました!
本年もどうか宜しくお願い致します!
という事で早速2016年最初の記事を投稿したいと思います。
今回ご紹介するのは装備品ではなく・・・こちら!
こちらはタナカ製 モデルガン 三八式騎兵銃 になります。
昨年末のでくの房さまの騎兵用弾薬盒を入手してから騎兵銃熱が再燃してしまい
三八式騎兵銃のガスガンもしくはモデルガンorエアガンが欲しいなぁ・・・
という思いが強くなり購入する事に致しました!
ちなみにモデルガンで残念ながら中古品になります・・・
しかし未発火品で今では中々入手出来ないので運が良かったかもしれません。
同じタナカ製モデルガンの三八式歩兵銃の紹介記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e699680.html (タナカ製モデルガン 三八式歩兵銃)
また他の三八式騎兵銃関連の記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e598375.html (タナカ製ガスガン 三八式騎兵銃ノーマル)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e347603.html (タナカ製ガスガン 三八式騎兵銃ビンデージブルーフィニッシュ)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e418313.html (タナカ製モデルガン用三八式騎銃銃床をガスガン用に換装)
上下から見た騎銃の全体画像。
当ブログでガスガンの騎兵銃は2度ほど紹介しておりますので
さほど物珍しさはないかもしれませんね・・・(汗
ですがこのモデルガンの騎兵銃。
モデルガンの歩兵銃、そしてガスガンの騎兵銃と比べると
異なる部分も多いので御座います。
という事で細部をみていきたいと思います。
ちなみに装着している負い革はでくの房さま製の騎兵銃用負い革です。
銃床(ストック)の床尾部は勿論別の木を合わせて作られております。
銃床の色合いは手持ちのモデルガンやガスガンの物と比べると少しだけ濃い色合いのようです。
遊底&用心鉄(トリガーガード)部の画像。
中古品なので前の持ち主が遊底覆い(ダストカバー)を装着した痕などがありますが
その分、動作はスムーズです。
勿論菊の御紋、三八式の刻印は打たれております。
やはりこれが無いと・・・!
ですがモデルガンのSMG規格を表す刻印が何故か装填排薬莢口の後ろ側にありました。
モデルガンの三八式歩兵銃ではありませんでしたね・・・
ちなみに左端の刻印は製造番号と思われる数字のみとなっております。
手持ちのモデルガンの歩兵銃、ガスガンの歩兵銃では
ここにSMGマークとTANAKAの文字、そして工廠印もあったのですが
この騎兵銃ではかなりシンプルです。
古いロットのモデルガンなのでしょうか・・・?
照尺(リアサイト)部の画像。
破損欠損はないのですが照尺の上下の動作がかなり堅く
コツを掴む必要があります(汗
用心鉄と弾倉底板部の画像。
ここにも今まで見なかった特徴が・・・
弾倉バネを含んだ弾倉底板は勿論取り外しが可能なのですが・・・
弾倉底板に隙間があり少し気になります・・・
こんなんだったけ・・・(汗
用心鉄の弾倉底板を脱着する部分の画像。
ここにはバネが仕込まれているのですが・・・
そのバネが少々適当な印象が(汗
元々こういう物なのでしょうか?前の持ち主が何かしら弄ったのでしょうか。。。
こちらは床尾側面にあるスリングベイルの画像。
騎兵銃なので勿論側面にあります。
スリングベイルのあるセミバンド部の画像。
こいつを取り外そうとするとずらしていくと
木被やら銃床が削れていくという悲しい仕様です。
こちらは床尾板(バットプレート)部の画像。
こちらも気になる箇所の1つで
仕上がりが明らかに手持ちのモデルガンガスガンとは異なります。
材質は亜鉛製だと思うのですが。。。(磁石に反応しませんし)
この床尾板ですが銃床との間に隙間もあり
ピッタリと合っているとは言い難い品です。
古いロットではこういう物なのでしょうか。
銃口付近(マズル)部の画像。
やはりフロントサイトはガードのあるタイプで
フロントバンドは勿論の物です。騎兵銃用
タナカ製騎兵銃のフロントバンドは同社の九九式短小銃用の物を
流用して製作されている可能性が・・・?
三八式騎兵銃を分解した画像。
このように簡単に分解出来ます。
遊底を分解した状態の画像。
メインスプリングは純正の物ではなく空撃ち動作用の弱い物になっています。
袖筒子(エキストラクター)を清掃したら銀色になってしまいましたが・・・
純正もこのような状態だったのでしょうか?
こちらはリアサイト装着部付近の銃床の画像。
此処を見て驚いたのですが・・・ここは分割式で
ネジ止めなどはせず単にはめ込んでいるだけなのです。
以前にガスガンに換装したモデルガン用の三八式騎兵銃用銃床ではこの部分は
ネジ止めされていたのですが・・・このモデルはやはり古い物なのでしょうか。
用心鉄の画像。
ここの作りも手持ちのモデルガンの歩兵銃とは全く異なります。
材質も異なるようで鉄製?でしょうか。
弾倉に当たる部分も一体型です。
また面白いのは用心鉄は部位によって表面の仕上がりが異なっています。
これは以前の持ち主が何かしら弄られたかもしれませんが
ガード部のみツルツルの仕上がりとなっております。
さてさてお次は手持ちの同じくモデルガンの三八式歩兵銃と並べてみたいと思います。
銃床部の画像。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
銃床の色合いは騎兵銃の方は少しだけ濃いようですね。
とはいえパっと見ではあまり変わらないようにも見えます(汗
レシーバー部の画像。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
ボルト部後方の画像。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
左側面部の画像。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
上で記載しました通り刻印に差異が御座います。
用心鉄部の画像。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
両者変わらないように見えますが
実は用心鉄の作りが全く異なるのです。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
細部の違いについては後述しますが・・・
この部分の作りが全く異なる為互換性がありません。
銃口部付近の画像。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
銃口の径が異なっております。
クリーニングロッドの画像。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
何故か騎兵銃用の方が長い仕様になっております。
う~んここまで違うとは・・・
用心鉄部の画像。
下が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
上が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
ここも材質だけでなく作りそのものも異なっております。
下の歩兵銃用では弾倉に当たる部分は取り外しが出来ます。
また弾倉底板を装着する部分にも差異が見られます。
弾倉バネと弾倉底板の画像。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
弾倉底板の比較画像。
左が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
右が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
弾倉底板(プレート)部はここまで異なり両者互換性は御座いません。
新旧とはいえここまで違うものでしょうか・・・?
騎兵銃の方は純正品ではない可能性があるかもしれません。
では用心鉄は互換性がないのでしょうか?
騎兵銃に歩兵銃用の物を装着してみたいと思います。
これで装着出来れば騎兵銃についていた用心鉄は別物の可能性が強まります。
・・・装着出来ませんね(汗
歩兵銃用の用心鉄は騎兵銃の銃床には微妙に合いません。
という事はやはり新旧版では部品の互換性が無いと云う事なのでしょうか?
はたまた騎兵銃だけに当てはまる事なのでしょうか・・・?
床尾板の画像。
左が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
右が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
床尾板も仕上がりに差があり左の歩兵銃用の物はガスガン用同様に
綺麗に嵌ったソツのない作りです。
遊底(ボルト)部の画像。
上が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
下が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
袖筒子(エキストラクター)の色合いが異なるだけのように見えますが・・・
実は他にも色々異なっております・・・(汗
左(上)が以前紹介したモデルガンの三八式歩兵銃。
右(下)が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
これは・・・もしかして使うカートも違うような気がします(汗
嫌な予感が・・・
せっかくなのでガスガンの騎兵銃とも比べてみたいと思います。
上が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
下は以前ご紹介したガスガンの三八式騎兵銃ビンテージブルーフィニッシュです。
まず目に付くのは銃床の握り溝下の形状です。
下のガスガンではかなり太く膨らんだ印象ですが
上のモデルガンでは比べてすっきりとして細い印象ですね。
実はモデルガンの歩兵銃と比べてもそうだったのですが
どうやら今回ご紹介するモデルガンの騎兵銃は今までのタナカ製のガスガンモデルガンの
三八式と比べると銃床が細く出来ているようですね。
ですので銃把の長さも異なり握った感触も両者異なるのです。
レシーバーの画像。
上が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
下は以前ご紹介したガスガンの三八式騎兵銃ビンテージブルーフィニッシュです。
ガスガンとモデルガン、しかも仕上がりも全く異なる物なので
あまり比べるのも変ですね(汗
ですが全く異なる部分もあります。
上が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
下は以前ご紹介したガスガンの三八式騎兵銃ビンテージブルーフィニッシュです。
照尺(リアサイト)の根元にある基部の作りが異なり、
モデルガンでは抉れた形状をしているのに対し
ガスガンでは真っ直ぐ直角に近い形状をしております。
これは金型が違うと云う事なのでしょうか・・・?
このようにすると違いが分かり易いと思います。
リアバンド部の画像。
上が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
下は以前ご紹介したガスガンの三八式騎兵銃ビンテージブルーフィニッシュです。
フロントバンドとマズル部付近の画像。
上が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
下は以前ご紹介したガスガンの三八式騎兵銃ビンテージブルーフィニッシュです。
フロントバンドの画像。
上が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
下は以前ご紹介したガスガンの三八式騎兵銃ビンテージブルーフィニッシュです。
こちらはクリーニングロッドの画像。
上が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
下は以前ご紹介したガスガンの三八式騎兵銃ビンテージブルーフィニッシュです。
やはりこちらもモデルガンの騎兵銃用の物が長く出来ておりますね。
ということはこの騎兵銃に限らず古いロットのタナカ製モデルガンは
総じて違う規格だったのでしょうか・・・?
中古品故、手を加えられた可能性もある為推測しか出来ませんね・・・(汗
床尾板の画像。
上が今回ご紹介するモデルガンの三八式騎兵銃になります。
下は以前ご紹介したガスガンの三八式騎兵銃ビンテージブルーフィニッシュです。
ガスガン用は綺麗に歪んだりはみ出す事なく装着されています。
さてさて続いては専用カートを使い装填と排莢の一連の作動をしてみたいと思います。
遊底(ボルト)を引きカートを挿入します。
使用しているのは勿論タナカ純正の三八式/九九式共用カートです。
イイ感じです・・・!
そして遊底(ボルト)を前進させて発射態勢へ・・・
ってあれ??
これ以上前進しません。カートがつっかえてるのでしょうか?
何度やっても同じです。動きません。
どうやらカートのリムを保持出来てないようですね・・・
でもちょっと待って下さい。
これはタナカ純正カート。出来ないのはおかしいのです。
他の純正カートで試しても駄目です・・・
仕方ないのでカートを排出させます。
問題箇所はやはり遊底側のようですね・・・
急遽、三八式歩兵銃の遊底(ボルト)は外し騎兵銃へ移植させてみます。
装填完了!
遊底を前進させ・・・さらに後退させます。
すると無事カートが排出されました・・・!
少々動きは渋いですが問題無く装填と排莢が出来ました。
しかしこの遊底は本来歩兵銃に付いていた物。
わざわざ外したり戻したりするのは面倒です(汗
あ~何でこうなったし・・・!
ちなみにタナカ純正の三八式/九九式共用カートにも新旧で微妙な差があるようですね。
良く見ると形状が微妙に異なっているのが分かります。
とはいえこの騎兵銃には何故かどちらも装填排莢が出来ません(汗
本当にカートの装填と発火が出来るモデルなんでしょうか・・・
もしや・・・!?
ここで手持ちの実物の三八式用擬製弾を用意してみます。
もしかすると実物もしくはダミーの三八式実包のリムに合わせて調整されている可能性が・・・!
中古品ですのでその可能性は十分あります。
擬製弾を装填してみます・・・!
いざ・・・遊底を前進・・・ってあれ?また動きません。
今度は弾倉内部で引っ掛かってしまっているようです(汗
うう~む・・・
なら1~2発だけ装填してみましょう・・・
おおっ!?今度は遊底が前進してくれました!
カートのリムを保持してくれてるみたいです。
しかし・・・これでますますこの円筒の仕様が分からなくなりました・・・
元からこういう仕様なのか手を加えられた結果なのか・・・
中古品でここまで悩まされる事になるとは想定外でした(汗
ダミーカートなら適合するのか否か・・・
問題山積ですね・・・一度ショップに見せに行った方が良いかもしれません(汗
お次は手持ちの複製銃剣が装着出来るか否か試してみます。
まずはKTW製の複製三十年式銃剣!
距離が足りず完全に装着固定出来ません。
やっぱりね・・・残念!
続いてはウインドラス社製の複製三十年式銃剣!
こちらも同じく距離足りず装着固定出来ません!
まぁ・・・仕方ないね
さて以上でタナカ モデルガン 三八式騎兵銃の紹介になります。
中古品故、色々問題点もありましたが・・・
改善しながらこいつで遊んでいきたいと思います。
銃床も好みの形ですので何だかんだいって気に入っております(笑
ガスガン、モデルガンと入手出来ましたので
予算があれば・・・KTWのエアガンも狙っていきたいと思っております。
(まぁ・・・当分先で実現出来るか不透明ですw)
でくの房さまの負い革や弾薬盒、刀帯のおかげで
騎兵銃を装備する軍装は以前と比べし易い環境になったと思います。
本当に有難い限りです・・・!
昨年処分した2丁目の騎兵銃のガスガンのように
すぐ飽きずに手放さないようにしたいと思っています。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ