2/24 ① 宦官と去勢と中華思想と文化
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1235398760/
1 名前:金曰成φ ★[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:19:20 ID:???
中国対日観:「宦官を導入しなかった」ことで尊敬の気持ち
吉林人民出版社で雑誌「日本文学」の副編集長を務める李長声氏はこのほど、中国文化を懸命に吸収した古代日本が、宦官を導入しなかったことをテーマにする論説を発表した。
「中国人は尊敬の気持ちを持つ」と評価し、その理由を考察した。多くのニュースサイトや個人のブログが同論説を転載した。
李氏はまず、「古代日本は中国から多くを学習した。そのため、日本文化には中国文化に似た点が多い。しかし、日本文化には独自の点も多い。例えば宦官だ。日本には存在しない。なぜだろう?」と書き起こした。
論説は、「中国人も、宦官をよく思っていない。導入しなかった日本人に、尊敬の気持ちを感じざるをえない」と主張。
「日本は、あえて導入しなかったのではなく、
文化的に中国のすべてを導入するまでには、
成熟していなかった可能性がある」と論じ、
それでも日本にとって幸いだったことは事実とした。
日本文化が「成熟していなかった」こととして、
具体的には牧畜文化の希薄さを挙げた。
日本は義和団の変に対応するため、1900年に8カ国連合軍の一員として中国に出兵した際、欧米の軍から初めて軍馬の去勢を教わったことを紹介。
文化人類学者の石田栄一朗氏の「日本に伝わらなかったり、普及しなかった大陸の文化の多くは、牧畜文化に直接・間接にかかわるものだ」との言葉を引用した。
また、「人間に対する去勢はもともと、征服民族が被征服民族に対して行う手段だった」との、別の日本人学者の見方を紹介し、
「異民族との接触が少なく、征服・被征服の歴史がなかった日本では宦官を生み出す決定的条件はなく、後になり仏教文化の影響も強まり、この残酷な手法を用いる可能性は、なおさらなくなった」と論じた。
なお、一般的な歴史観で、宦官は常に陰謀をめぐらした「悪の存在」とされるが、宦官を一方的に非難する論調には行き過ぎもあると考えられている。
宮廷で宦官と勢力争いをしたのは、主に科挙に合格して立身出世した官僚で、文筆に長じた彼らは、「敵」である宦官をことさら悪く書いたからだ。
論説も史記を著した司馬遷、紙を発明した蔡倫、アフリカまでに及ぶ大航海を行った鄭和など、宦官には偉人もいたとして、国家の衰退をもたらした人間性のない存在との見方には、偏見もあると論じた。
ソース:サーチナ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0223&f=national_0223_017.shtml
3 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:21:33 ID:Whi/zJrf
日本が当時唯一導入しなかった中国宮廷の制度とかいってたなあ。
おかげで宦官は大抵ろくでもないのしかいないから、良かったとかw
47 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/02/23(月) 23:35:52 ID:WuT+AYis
>>3
科挙もそういわれている
55 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:37:32 ID:Whi/zJrf
>>47
一応朱子学を湯島聖堂中心に強化しようと
したことはあったんだけどな。それも結局、短気で終ったし。
68 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:40:32 ID:Uz1BKOgP
>>47
日本は世襲+徒弟って感じか
昭和になってやっと統一試験を導入したわけだが
79 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:42:25 ID:Whi/zJrf
>>68
地方の場合は藩主の才覚次第。
で、結構若くて優秀な藩士が相談役に抜擢されたり、
江戸でも教授の推薦でそれなりの地位についたりしたこともあったらしい。
まあ、あの時代武士が出世しようと思ったら剣術か学問。
452 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/02/24(火) 00:35:03 ID:LtepYHnx
>>88
>>下っ端から大出世。
浪人出身の、新井白石
485 名前:馬豚 ◆2AD8YO1iCs [sage] 投稿日:2009/02/24(火) 00:40:27 ID:NGY+O7Fu
>>452
サツマイモの青木昆陽も町民の倅。意外に知られてないが、蘭学入門書も執筆してる。
114 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/02/23(月) 23:48:56 ID:kfhb/3m4
>>68
世襲と言っても、ボンクラの馬鹿旦那が店を継ぐと大変なことになるし、
江戸時代は、連座制だから馬鹿旦那は早めに隠居させたり、座敷労に
閉じ込めて、やり手の番頭に継がせたりしていたよ。
老舗が生き残ってきたのは、むしろ世襲を否定し低宝田ともいえる。
179 名前:FreeTibet[] 投稿日:2009/02/23(月) 23:58:39 ID:87b0PE13
>>47
幕臣専門なら、素読吟味にあたるのかな。
優秀なら養子とりまくりの江戸時代なんで、ある意味一般的な試験。
207 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/24(火) 00:01:51 ID:RvYI+OsH
>>179
そっちより寛政異学の禁の前後に実施された学問吟味の方が近いと思う
こっちの優秀者はマジに出世できるから
223 名前:FreeTibet[] 投稿日:2009/02/24(火) 00:03:40 ID:87b0PE13
>>207
それがあった。
古今東西、有能な人物を追い求めていたんだね。。。
360 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/24(火) 00:21:17 ID:7JtMukIt
>>207 寛政異学の禁の前後に実施された学問吟味の方・・・
この学問吟味を優秀な成績を修めたので出世したのが、
大田南畝、遠山影晋(遠山影元の父親で外国奉行にまで出世した)。
南畝は小普請組の御家人だったが、成績優秀が認められ勘定方へ組み換え勘定方同心になっている。
遠山影晋が奉行になれたのは元々が旗本だったから。
対する南畝は御家人で小普請(無役)だったから
出発点から天と地ほど違う、比べるのが無理。
15 名前:伊58 ◆AOfDTU.apk [] 投稿日:2009/02/23(月) 23:24:37 ID:uUV3ZadV
>>1
> 感じざるをえない」と主張。「日本は、あえて導入しなかったのではなく、文化的に中国の
> すべてを導入するまでには、成熟していなかった可能性がある」と論じ、
結局、自分達の事を全て受け入れないのは
未熟って発想になるか。
中国人の発想っていつもこうだな。
57 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:38:02 ID:j/hgxnx9
ただ中国史みると宦官だけじゃなくて科挙や中国式官僚制度そのものが
ちょっとおかしかったんじゃないのか?って気がする
中央集権の行きすぎも
中国以上に儒教を重んじた近代朝鮮とか歴代王朝の儒教かぶれみてると
(日本でも中国マンセーの後醍醐天皇や江戸時代の老中なんかが嵌った罠)
>>15
それ言うなら近代中国は
「あえて西洋近代科学を導入しなかったのではなく、
文化的に西洋の全てを導入するまでには
成熟していなかった」だな。
115 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:49:04 ID:mxzWcf3c
>>57
科挙の実情もひどいもんだし。
日本人の考える試験とは違う代物だもんな。
148 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:53:35 ID:RvYI+OsH
>>57
朱子学、四書五経が科挙の定本になったのが決定的だろうな
だいたい、科挙自体が中央集権を強固にする(地方閥を作らないようにする)ためのもんだよ
優秀な人材が余計な事を考えたりしたりしないように、
学問を与え、そいつらを中央に集めて皇帝の懐に入れちゃうんだな
19 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:27:47 ID:Whi/zJrf
てか
>史記を著した司馬遷、紙を発明した蔡倫、アフリカまでに及ぶ大航海を行った鄭和
この三人くらいしかまともな宦官いないんだよな。
後はみんな賄賂に目がくらんで国売ったり、亡国のもと作ったのばっかり。
25 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:29:45 ID:NrJsdkZm
>>19
基本は下働きの役人だから、そんな業績残せるわけないじゃん
34 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:32:04 ID:Whi/zJrf
>>25
おいおい、三国志で悪名高い十常侍やら、
蜀漢の滅亡の要因になった黄皓も宦官だぞ。
あいつら宮廷の中で権力握ってたし。
59 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/02/23(月) 23:38:36 ID:LG0SK6b1
>>19
宦官は充たされない性欲の代わりに、
食欲と権勢欲にとらわられるんだとか。
食欲も美食で飽きたらずに珍味から、
どんどんエスカレートする方向に。
116 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/02/23(月) 23:49:16 ID:Ws9CbV2Q
>>19
命懸けで皇太子を守ったり、皇帝の後を追って自害したりというような、
清廉で忠義に篤い宦官の記録もいくつか残っているよ
要は、皇帝がしっかりしていればいいんだけどね
宦官の力の源は、皇帝の権力そのもの
まさに皇帝に寄生した存在なんだし
唐の後期は、特に宦官の害がひどかった時代だけど、
黄巣の乱後、皇帝の権力そのものが弱体化して、武人たちの実力主義の時代になると、
皇帝の威を借る狐だった宦官もあっという間に力を失ってしまったからね
39 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/02/23(月) 23:33:51 ID:AQtgbbHC
一方、日本では
千年前から腐女子が幅を利かせていた
65 名前:Les Asiatiques Spécifiques ◆ASIA.9hlKc [[email protected] ] 投稿日:2009/02/23(月) 23:39:49 株 ID:H7zM/2+/ ?PLT(20004)
最も宦官にしなきゃいけないのは鮮人じゃね?
53 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/02/23(月) 23:37:15 ID:Q8m77ahx
後にも先にも
皇帝や権力者の宴席で、人肉を出してたのは
中国と朝鮮
キーセンの女の中には食用に連れて行かれた連中もいる。
どんな悪趣味だ。
73 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/02/23(月) 23:41:20 ID:+yXvgfyo
>>53
それが本来の”医食同源”だからね。
肝臓が悪ければ肝臓を食す。
食物連鎖上、より強いモノの臓器を食せば患部が回復する。
すなわち
鳥<豚<牛<虎<熊<・・・・・
最終的に行き着くところは「人」って事になるからね。
86 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:44:28 ID:mxzWcf3c
>>73
> それが本来の”医食同源”だからね。
医食同源の言葉が日本発だっけ?
中国の用語って少し違うんじゃなかったかと。
99 名前:クラムボン挺身隊 ◆xTprvkx9uo [蟹] 投稿日:2009/02/23(月) 23:46:28 妹 ID:kwsC/sxv
宦官って声が高くなるんでしたっけ?
108 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/02/23(月) 23:48:03 ID:+yXvgfyo
>>99
それカストラートw
122 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:50:24 ID:VI9C5yQ5
>>108
ベートーベンも子供の時、カストラートになるため親に去勢されそうになったとか聴いたことあるな。
現代ではカストラートっていないんだっけ
159 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:54:41 ID:B8XUhQDK
>>122
少なくともヨーロッパや北米にはいない
現在、モーツアルトのオペラ等でカストラート用に
書かれたパートはメゾソプラノが歌うことが多い。
アレがあるのにソプラノ領域の音がでる男声
「ソプラニスタ」というのもいるけど、希少
183 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:59:15 ID:zxt6r6/k
>>159
ナポレオンが「きめぇ」つって廃止してから一気に少なくなったらしい。
185 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[sage] 投稿日:2009/02/23(月) 23:59:31 ID:VI9C5yQ5
>>159
岡本知高って言う人がソプラニスタらしいね
209 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん[] 投稿日:2009/02/24(火) 00:01:59 ID:dkRlnU80
>>159
あぁ、ソプラノの音域まで出せた奴知り合いにいたw
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