Bunkamura、東京新聞、フジテレビジョンは、2009年に開催された「だまし絵展」の続編となる企画展「Bunkamura25 周年特別企画 だまし絵II 進化するだまし絵 Visual DeceptionⅡ Into the Future」を開催する。会期は8月9日~10月5日(9月8日のみ休館)、開館時間は10:00~19:00(金・土は21:00まで、入館は閉館の30分前まで)。会場は東京都・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム。入館料は一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円。

ジュゼッペ・アルチンボルド《司書》1566年頃 油彩・キャンヴァス スコークロステル城(スウェーデン) Photo: Samuel Uhrdin

福田繁雄《アンダーグランド・ピアノ》1984年 木、金属、アクリル 広島市現代美術館蔵

同展は、2009年に開催され、東京・名古屋・神戸の3会場で計75万人を動員した「だまし絵」展の続編として展開されるもの。前回は古今東西のだまし絵の名品からその系譜をたどっていく内容だったが、今回は多岐にわたって進化していく現代美術に重点を置き、視覚的に興味深く、芸術性に優れた作品をセレクトした。

また、展示作品の視覚的詐術を「トロンプルイユ」、「シャドウ」、「オプ・イリュージョン」、「アナモルフォーズ、メタモルフォーズ」 などのカテゴリーに分類して仕掛けを解き明かすとともに、古典的巨匠の到達点とあわせて、現代の新しい「だまし絵」への挑戦を紹介していくとのことだ。

なお、同展は東京で開催された後、前回同様に名古屋および神戸への巡回を予定している。巡回先および会期は、兵庫県立美術館が10月15日~12月28日、名古屋市美術館が2015年1月10日~3月22日。