家事や仕事に追われ、住まいに「生活感」が出すぎてしまう。これを「しかたのないこと」とあきらめてはいないだろうか。特に「テーブルや水回りをキレイに保つための除菌グッズにオシャレなものはない」と考えている人も多いだろう。
「モダンリビング」の編集長として長年にわたり優れた邸宅を取材し、現在は同誌で発行人を務める下田結花さんが愛用しているのが、除菌用アルコール「ジェームズ マーティン」。毎日使うものだからこそ、デザインが優れたものを使う。今回は、そんな日々の暮らしを大切にするための考え方について、そのエッセンスやコツを下田さんに伺った。
下田 結花 |
一番良いものを見て、基準を作る
――「モダンリビング」は"幸せを実感できる暮らしと空間"を提案するラグジュアリーな住宅誌で、下田さんは編集長を経て、2016年4月から発行人になられました。センスの良いインテリアをたくさんご存知だと思うのですが、普段の生活の中でそのようなセンスを身につけるためには、どうしたら良いでしょうか。
一流のものやクオリティの高いものを知っておくことが大切です。住宅はそう多く見比べられるものではありませんし、普通の家でもすぐには建てられない。生涯で2軒、3軒と建てる方は少ないと思います。一方で、生活は毎日続いていきます。「モダンリビング」では、例えば豪邸を特集する号であっても、日々の生活に取り入れられるような、ちょっとしたアイデアやものを紹介するようにしています。
――Webマガジン「ミモレ」の連載コラムでは、日々の小さなアイデアを紹介し、「心地よく暮らす インテリアの小さなアイデア109」(講談社)という本も出版されていますが、下田さんが考える暮らしを良くするために大切なこととはなんでしょうか。
インテリアは人生の一部です。いつか変えよう、いつか素敵に暮らそうと思っているだけでは、その"いつか"は永久に来ないかもしれません。ほんとうにささやかなアイデアでも、何かひとつ変えることが大切。心地良さを感じられるような空間があれば、人はささやかなことで幸せを感じられると思うのです。家でもコーヒーを飲めるのに、わざわざカフェへ飲みに行くのは、コーヒーのおいしさだけでなく、カフェの空間が心地良いからですよね。家を新しくしなくても、ちょっとしたアイデアで心地良い空間は作れるのではないでしょうか。
美しいものは生活のノイズにならない
――すてきなカフェには生活感が出るようなものは、あまり置いていませんよね。下田さんが普段から愛用している「ジェームズ マーティン」の除菌アルコールは、生活に密着したアイテムですが、いかがですか?
取材先のお宅で使っているのを見て、最初は外国製のものかと思いました。すぐネットで注文して、ずっと使っています。心地良い空間には、「見えていて良いもの」と「見えていてはいけないもの」があるんですよ。特にキッチンなどは色が氾濫しがちで、そういうものは引き出しや棚の中にしまう必要がありますが、美しいものは出していてもイヤではありません。生活のノイズにならないんです。「美しいデザイン」を選ぶということはとても大切なことで、見える場所にあることで使う頻度も上がるんです。人間は怠け者ですから、ちょっとしまうだけで使わなくなってしまうんですね。
──なるほど、除菌アイテムはよく使うものですし、清潔にしておきたい場所の近く、手に取りやすい場所にあってほしいですよね。
常に出しっぱなしでも邪魔にならないデザインで、テーブルやキッチン回りにシュシュッとスプレーして、キッチンペーパーなどで拭くだけで良いので楽ですね。手軽なのに、スッキリ感があります。匂いが気にならないところも気に入っています。私は人工的な匂いが苦手で、お手洗いの芳香剤の代わりにベランダで育てたドライハーブを使っているくらいなので。キッチンの排水溝のカゴなども、洗ったあとでスプレーしておきます。
――除菌だけでなく、しっかり消臭もしてくれるところがポイントですね。キッチン回りだけじゃなく、枕やソファに染み付いた加齢臭も消臭できるそうですよ。
そうなんですか? 私は今までキッチンやテーブルにしか使っていませんでしたが、最近ではタオルにスプレーしておくと、イヤな臭いにならないことを知りました。それから、いろいろと使っているのですが、この量はけっこう長持ちするんですよ。
(左)モダンリビング232号表紙画像 (右)モダンリビング232号とジェームズマーティンの薬用泡ハンドソープがセットになった「 モダンリビングNo.232特別セット」※共に、2017年4月7日発売予定 |
――最後に、マイナビニュースの読者にメッセージをお願いします。
今は、すごく忙しい時代ですし、こうしたら良いとわかっていても手をかけることがなかなかできないかもしれません。でも、時間に流されてしまうと暮らしも流されていってしまいます。少しだけ立ち止まって、美しいなと思うこと、楽しいなと思えることを、1日にひとつだけでも見つけてほしいと思います。
――本日はありがとうございました。
日々の生活に流されず、少し立ち止まって「すてきなこと」をひとつ増やす。それが"幸せの実感"につながっていく。そのためにも、身の周りに置くものは「生活のノイズ」にならないデザインが大切。「ジェームズ マーティン」のような品質とセンスを兼ね備えたアイテムをセレクトして、より良い暮らしを目指してみてはいかがだろうか。
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