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少女の気分で技が勝手に変わる異色のアクションゲーム『CONERU -DIMENSION GIRL-』を遊んでみたら、爽快感マシマシでそれどころじゃなかった

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早速ですが問題。

以下のツイートに映っている女の子は、なぜアンドロイドの中にいるのでしょうか。

正解は…
「次元旅行中に、間違えて戦闘用アンドロイドに受肉してしまった」からでした～。

分かるわけねぇ！　というツッコミは置いといて、今回紹介する『CONERU -DIMENSION GIRL-』は、そんな二心同体のふたりが、平和なシンジュクシティを侵略する宇宙人を蹴散らしながらデートを交わす一風変わった2Dアクションゲームです。

『CONERU』レビュー・評価・感想：チート級の技を気分で使い分ける少女とデートしながら宇宙人を蹴散らす“るんるん”アクション_001

遊んでみると、見た目のキュートさとは裏腹に強力な技で敵を吹き飛ばしていく爽快感のあるアクションゲームになっていました。ということで今回は10月15日からPC（Steam）で配信中の『CONERU -DIMENSION GIRL-』体験版をプレイしてみたので、ゲームプレイの様子を紹介していきます。

文／cookieP
編集／うきゅう

『CONERU -DIMENSION GIRL-』Steamストアページはこちら
「亜空間こねる」公式X（旧Twitter）はこちら

※この記事は『CONERU -DIMENSION GIRL-』の魅力をもっと知ってもらいたいHIKEさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

彼女の気分で攻撃が変化するトリッキーすぎるメインアクション。うーん…だけど可愛いから許しちゃう

筆者、本作をプレイしていて「イカれてるなー」って思った要素があります。

それがこれ。

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？？？？？

普通の攻撃に見えますよね。
太陽が出現し広範囲に高ダメージを与えています。

それでは、こちらの画像もご覧ください。

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今度はガチャポンを投げて攻撃してますね。

特に変わった様子はありませんが実はこれ、同じ攻撃アクションなんです…！

本作ではこのようにワンボタンでオブジェクトに跳ね返る天体を出現させたり、当たると爆発するガチャポンを投げたりと様々な技を繰り出すことが出来ます。それではどうやってこの技を切り替えるのか。

それはズバリ「こねるの気分」です。

というのも前述で触れた通り、本作はプレイヤーの分身となる戦闘用アンドロイドの「ソクラテス」に間違えて受肉してしまった次元少女「こねる」が二心同体になってデートという名の戦闘を交わしていきます。そのため、プレイヤーはあくまでソクラテスであり、こねるはイレギュラーな存在であるため攻撃のタイミングを指示することが出来ても、技の種類まで指定することが出来ません。

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ソクラテスに受肉したこねる

好きなときに好きな技を使えないのってもどかしい上、普通はストレスが溜まりますよね。しかし、そういったネガティブな気持ちにならないのが本作の凄いところ。作品全体を通して、そう思わせない工夫が施されているのです。

というのも本作は全体的に体力の少ないいわゆる「雑魚キャラ」が多く、「俺TUEEE」的な無双感を味わえる点が特徴的。なおかつ敵を倒すとドット絵と手書きアニメーションが融合したかのようなサイケデリックなエフェクトが発生し、脳がアドレナリンで満たされます。

そして、これこそが本作の最大のポイント。
こねるの技はすべてにおいて無双適正が凄まじいのです。どの技が選ばれても、それなりに無双ができるようになっており、なかには画面上に映っている敵を超巨大な月で一掃するチート級の技まであります。これが一定条件ごとにランダムで出ちゃうんですよね……強すぎる……。

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超巨大な月で敵を一掃

しかし、時には状況に合わない技が選出されてしまうことももちろんあります。
例えば筆者があった状況だとこれ。

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体力が低下すると画面が赤に

少し解説すると、高低差があるのにも関わらず、前方に直進攻撃しかできないボーリング球が選出されてしまい追い込まれています。このようにただただ無双できるわけではなく、場面に応じて柔軟な対応が必要になるので爽快感と歯ごたえを両立した、一風変わったアクションを楽しむことが出来ます。

大まかな戦闘の仕様を知ったところで、ここからはアクションをより盛り上げるギミックや要素を紹介していきましょう。

ハイテンポに加速する「るんるんモード」でいっぱい脳汁だして気持ちよくなろうね～っ

本作では、オブジェクトを破壊すると稀にドーナツがでてくることがあります。

筆者は初め説明文をよく見ずに回復アイテムだろうと思って食べていましたが、実は違いました。ドーナツを食べると、「るんるんゲージ」が上昇するのです。

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ドーナツ（美味しそう）

るんるんゲージはMAXになることでこねるとソクラテスが覚醒。「るんるんモード」に突入します。

るんるんモード中は移動速度上昇やジャンプ力上昇に加え“無敵”に。当たるだけであっという間に敵を一掃できる、名前の可愛さからは考えられないほど最強なモードです。

さらに、本モード中であれば通常状態で破壊不能であった岩などのオブジェクトはすべて破壊可能。本来と違うルートでズカズカとフィールドを進められる点において本作で最も脳汁がでるアクションとなります。

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るんるんモード中。敵をなぎ倒しながら岩を破壊

実際、本モード中は画面全体がサイケデリックな色合いとなり、パチンコの確定演出のような高揚感で脳汁ドバドバ。なぎ倒されていく大量の敵はプレイヤーが気持ちよくなる養分でしかありません。

このように本作では、作品全体を通して一般的なアクションゲームの型に囚われない、爽快ギミックを詰め込んだ型破りなゲームプレイ体験を味わうことが出来ちゃうんです。

自分のアクションスタイルにあわせて能力アップ。スキルで敵を蹴散らせろ！

本作は歩いていると稀に不思議な構造物を見つけることが出来ます。

この不思議な構造物には複数の種類があり、ひとつ目がこの「パワーの避雷針」です。

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パワーの避雷針

見ての通り、この構造物では3つの能力上昇パターンからひとつを選んで強化可能。いずれも攻撃と最大体力のパラメーターが変化するものでありどれを選択するかで今後のアクションに影響を及ぼします。

それぞれの特徴は以下の通り。

「攻撃型」：攻撃力が50%あがるものの、最大HPは25しか増えない。HPに余裕がある人向け
「バランス型」：攻撃力が34%あがり、最大HPが75あがるバランス型。悩んだらこれ！
「防御型」：最大HPが150増えるものの、攻撃が20%しか上昇しない。慎重に進めたい人向け

ここでプレイヤーを悩ませるのが、本作の回復手段です。ここまでの話を聞いて居ればわかる通り、本作は火力で「俺TUEEE」するのが一番楽しいです。しかし、回復をするためにはマップに所々落ちている回復アイテムを拾う必要があり、筆者の肌感ですがこの回復アイテムは頻繁にドロップするような感じではありません。それこそ、見つけたらラッキー的な感じです。

そのため、「パワーチャージ」がメインの体力管理方法になりがちで、攻撃を上げたい気持ちも山々ですが、慎重に最大HPが一番増える「防御型」を選ぶことが多かった印象です。しかし、これはあくまで筆者の話。目いっぱい戦いたいんじゃ！　って人は是非とも「攻撃型」へ。自分のアクションスタイルにあわせてパラメーターを調整できる、横スクロールアクションゲームではちょっぴり変わった要素となっています。

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スキルの避雷針

そして、パワーの避雷針のほかにも歩いていると「スキルの避雷針」を発見できることもあります。パワーの避雷針との大きな違いとしては、3種類のなかからひとつを選んでソクラテスに「新たなスキル」を与えられます。

添付した画像では空中ダッシュできるようになる「エアダッシュ」、十字キーの下ボタンを押しながらジャンプをすると衝撃波を発生させダメージを与える「ダイブアタック」、ダブルジャンプをした際周りにダメージを与える「ジャンプインパクト」の3種類がラインナップ。

どれを選んでも無条件で強くなれるので、見つけたら是非とも触っておきたいオブジェクトです。

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ここで注目したいのは本作の攻略方法の違い。

本作では主に2種類の攻略方法が考えられます。ひとつめが「るんるんモード」を活用し、無敵時間のあいだにさっさとマップを移動する方法。ふたつめがマップを細かく探索し、発見した避雷針で強化しつつのんびり攻略する方法。

元が強いため、こねるのビームだけでも十分戦えますが、これら二種類の避雷針は「マップ探索をする楽しさ」みたいなところに直結しているように感じました。実際、本作ではこれらの「スピーディーに攻略したい勢」と「のんびり攻略したい勢」とのバランスがとても上手く作られているように感じます。

そのため前述した通り、爽快感を突き詰めるのもよし！マップを隅々まで探索するもよし！といった具合で自分のアクションスタイルにあわせて楽しむことが出来るのです。

忘れるな、一応これって「デート」なんだぜ…？マップ探索をより楽しめる隠しアイテムも

ここまで読んだ人であれば、本作の戦闘については知り尽くせたでしょう。
しかし、忘れてはいないだろうか。

これが全部「デート」だってことに。

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戦闘デートになるまでの流れ

本作はフルボイスで展開され、事あるごとに「こねる（cv.小原好美）」がお喋りしてくれるのが特徴的。戦闘中にもすかさず話しかけてくれ、ソクラテスがダメージを追ってもこねるがフォローを入れてくれるので自然とパワーが湧いてきます。

これらのボイスはデート（戦闘）の盛り上がりにも拍車をかけており、本作の舞台となる「シンジュクシティ」は全体的に緊張感というよりかは「ゆるり」とした空気が流れています。

おしゃべりなこねる

そして、実はマップにアイテムが隠されていることもあるんです。別次元から来たこねるは地球にあるものになんでも興味津々。地球人からしたら何でもないアイテムでもこねるは目を輝かせてソクラテスに詳細を聞いてきます。

例えばこの漫画本を見てみましょう。興味を持ったこねるはソクラテスと一緒に読書タイム。本の節々の感想をつぶやきながら無事読み終えました。

うん。かわいい〜！
子供みたいな純粋さが、心に染みます。

そして、イベントが終了すると漫画の内容に因んだ「100tハンマー」と呼ばれる重量系の武器をゲットできました。

このようにマップ上にはアイテムは隠されているので、戦闘だけではなく時にはのんびり探検してみるとよりデートを楽しむことが出来るでしょう。

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・△・ ←かわいい

最後に軽くキャラデザと作風を褒めちぎらせてくれ

本作のキャラデザや作風について語りたいと思ったら入れられそうな箇所がどこにもありませんでした…！

実は当初の予定では本稿は戦闘要素を差し置いてキャラデザをメインに紹介しようかなぁと思っていたのですが、流石に断念しました。（そりゃあそうだ）

しかし、待ってください。
本作のキャラデザを始めゲーム全体の作風、とてつもなく良いんです！！！
これらを抜きに本作を語るのはあまりにも勿体ないので最後に少し紹介しましょう。

そもそもな話、本作で語られるストーリーというものはすべて「亜空間こねる」という、SNS上で人気を博すキャラクターのお話です。すでに公式サイトでは一連のストーリーがすべて公開されており、幾何学的なアニメーションとともに楽しむことが出来ます。

ではなぜ彼女はSNS上で、VTtuberや配信者でもないのにこれほどまで人気を得ているのでしょうか。それはポップに描かれるこねるのキュートさであったり、唯一無二の世界観の映像が多くの人に愛されているからです。実際公式X（旧Twitter）で不定期に投稿しているアニメーション映像は、ほとんどの動画が1000いいねを超える話題性。

筆者においても、ライターのほかに映像制作もしており、アブストラクトに描かれる作風が好きで数年前からこねるの映像コンテンツを追っていました。

今回本作をプレイして感じたのは、そんなSNS上での雰囲気がしっかりとゲームに落とし込まれていたこと。こねラテス（こねる+ソクラテス）は3D素体のキャラクターのなかに2Dドット絵のキャラクターをシェーダーで入れている、特殊すぎるキャラデザな関係上ゲームで動かしてみると、周りから浮いてしまったり何か違和感が生じたりしそうなものです。

しかし、本作を遊んでみると全くそういう違和感がないというか、SNS上で投稿されている映像コンテンツそのままなんですよね。本当に映像コンテンツの中に入り込んでゲームをプレイしているようで、映像を見た際にテンポの良さから生じる「気持ちよさ」みたいなものも、前述で紹介したように形は違えど敵の多い無双感からなる「気持ちよさ」として落とし込まれてるんです。

メロディのはっきりしたチップチューン風のBGMも作品の雰囲気と実にマッチしているので、プレイする際はぜひ耳でも本作を楽しんでみてください。

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ちなみに、こねラテス以外にも作中には「おつきみ博士（cv.東内マリ子）」や「金色乃マチ（cv.八巻アンナ）」などSNS上でお馴染みのキャラクターたちも登場。

こねると同様、デフォルメチックなキュートな素体でこねるたちのデートを手助けしてくれます。このようにSNSの作品が気に入ったユーザーは是非ともこの機会に遊んでみると良いでしょう。

『CONERU -DIMENSION GIRL-』はPC（Steam）にて体験版を配信中。なお、本作は2025年1月5日までの期間限定で、ストアページのウィッシュリスト登録で参加できるプレゼントキャンペーンも開催しています。詳細については以下のポストに記載されているので要チェックです！

『CONERU -DIMENSION GIRL-』Steamストアページはこちら
「亜空間こねる」公式X（旧Twitter）はこちら

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