日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
厚切りのベーコンやハムに、卵・チーズ・生クリームの濃厚ソースに黒こしょうをたっぷりかけていただく「カルボナーラ」。雑誌やネットの好きなパスタランキングでもたびたび上位に入るほど大人気のパスタです。ところで、カルボナーラに生クリームって使っていますか?
生クリームを使うと、誰でも簡単にコクのあるクリーミーなカルボナーラソースを作ることができます。ただ、カロリーは高くなるし、ちょっと高価な生クリームはあまり使いたくないという方も多いのではないでしょうか?クックパッドにも4,919品(2014.3.3時点)のカルボナーラレシピが投稿されていますが、生クリームを使う派、使わない派は半々といった様子…。
カルボナーラとは、イタリア語で「炭焼き」もしくは「炭焼き職人風」を意味します。名の由来は、カルボナーラにかける黒こしょうが炭のように見えることだそう。発祥には諸説ありますが、第2次世界大戦後にローマに進駐したベーコン好きのアメリカ兵が創作したという説が有力です。また、当時のカルボナーラに「生クリーム」は使われていなかった模様。これは戦後の物資不足により入手できるのがベーコンや卵ぐらいだったことも関係しているそう。カルボナーラは、今ある材料を使って自然と生まれたパスタと言ってもよいのかもしれません。
実は、生クリームを使うレシピは、日本のレストランで卵が固まらないよう編み出された方法だとか。本場イタリア・ローマのカルボナーラは今でも生クリームを使いません。また、クックパッドにも高価な生クリームではなく、牛乳や豆乳をうまく代用したレシピもたくさんありました。特に気になるレシピをいくつかご紹介します!
卵を湯煎で温め、茹で上がったパスタをフライパンでなく、ボウルであえるのがポイントとのこと。
「フライパンやボウルであえるのが難しいなら、お皿であえればいい」というアイデアレシピ。上手い!!
牛乳もしっかり煮詰めて、チーズをうまく使えば、生クリームのようなコクが味わえます。さらにトマトで酸味と旨味をプラス。
いかがでしたか?本格派からアイデア派、アレンジ派まであなたの好みやお料理レベルに合わせて、いろいろ試してみてくださいね!(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:
『世界たべもの起源事典』(東京堂出版)
『イタリア料理の常識・非常識』(柴田書店)
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