「がんに効く生活」とか

1972年9月生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

メニエール病

「肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか」(清水泰行著)p192

メニエール病の症状には、難聴、耳鳴り、回転性のめまい、および耳の圧迫感または膨満感などがあるが、はっきりとした原因は不明とされている。

臨床的に明らかなメニエール病を持つすべての人は、内リンパ水腫(内耳の過剰な水分貯留)を持っているが、その逆は当てはまらない。したがって、この関連には、他の因子が直接的または間接的に関与しており、内リンパ水腫だけがこの病気の発生の原因となる唯一の存在ではないと考えられる。メニエール病の半数以上の人は糖質の代謝異常を持っている。

高インスリン血症に関連する症状は、血糖値の変化だけでなく、明らかに重要なナトリウムカリウムATPアーゼ(細胞膜に存在し、アデノシン三リン酸(ATP)をエネルギー源に細胞の内側から外側へナトリウムイオンをくみだし、代わりにカリウムイオンを取り込む酵素)活性の変化につながり、それにより内リンパ水腫をもたらすと考えられている。

さらに、異常な高血糖や高インスリン血症が長期間にわたると、細動脈、毛細血管、細静脈などに悪影響を及ぼす。内耳の微小循環が損なわれると、内リンパ水腫を引き起こす可能性がある。

ある研究では、メニエール病の人に対して5時間の100g経口ブドウ糖負荷試験を行うと、78%は異常値を示した。正常血糖の人では高インスリン血症は45%に認められ、反応性の低血糖は16%に認められた。38%は過体重であり、16%は肥満であった。47%は脂肪分布が中心性肥満(内臓脂肪型の肥満)だった。

(引用はここまで)

 

反応性の低血糖(機能性低血糖)。まっこさんがそうだったと記憶しています。お昼ご飯を食べた後、眠たくなるということは私もあったので、私にも機能性低血糖はあったと考えています。

ドクター江部の糖尿病徒然日記  機能性低血糖と糖質制限食。

中心性肥満(内臓脂肪型の肥満)。糖質制限を始めるまで、私はこれでした。

母はメニエール病だったと思います。

 

メニエール病治療の第一選択は糖質制限だと思います。