かかりつけ医は必要か。

emaさんからコメントを頂いた。

＞医者との関係が難しくなるとかかりつけ医難民になりそうです。

救急医療は必要だと思います。

しかし、大半の通院治療は要らないのではないか、と私は考えています。

再発予防の薬は、大半の場合において、飲まなくて良いのではないか、と考えています。

再発予防が必要なケース。
【精神科】
①統合失調症の再発予防。
②反復性うつ病性障害(うつ病を繰り返しているケース)の再発予防。
③双極性障害(躁うつ病)の再発予防。
①②③については、糖質制限もしくは絶食療法がある程度、効くのではないか、と考えています。

合併症を予防する。
【糖尿病】
糖質制限をするのが一番です。
①糖尿病の患者さんで普通の食事を摂っていると(糖質制限をしていないと)、合併症(網膜症(→失明)、腎症(→透析)、神経障害、大血管障害(心筋梗塞、脳梗塞))を起こします。
これを予防するために薬を飲んだり、インスリンを注射します。
因みに、和田秀樹先生は和田秀樹チャンネルというのをyoutubeでしています。
和田先生は糖尿病ですが、糖質制限をしていません。
血糖値を下げる薬も飲んでいないようです。
インスリンも注射していないようです。
それでも行けるのではないか、と考えているようです。
「(自分の体で)人体実験をしている」と仰っています。
どういう経過になるのか私も注視しています。

私が勉強不足なのかも知れませんが、再発予防効果がありそうなもの、合併症を予防する効果がありそうなものは、これ位だ、と思います。

逆に言うと、降圧薬は飲まなくて良い、と考えています。
コレステロール値を下げる薬も飲まなくて良い、と考えています。

 

guideline2021_kaitei2023.pdf

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脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性の高い人(high risk patient、リスクの高い患者さん)にアスピリン投与しました。111人中1人が脳梗塞もしくは心筋梗塞を起こさずに済みました。
この数字をどう取るか(どう解釈するか)ですが、私なら飲みません(頭蓋内出血を惹き起こすという副作用がアスピリンにはあるため)。

 

number needed to treat(何人に治療を施せば、一人救う事が出来るか)について。

抗うつ薬の効果 - 「がんに効く生活」とか

＞抗うつ薬で良くする事が出来たのは、2割だけだ。

この場合、number needed to treat(治療必要数)は、5です。

5人に抗うつ薬を処方して、抗うつ薬の効果で良くなったのは一人だけですから。

number needed to treat(治療必要数)が10以下のものは、治療を受けても良い、と思います。

精神科の①②③は4~6だったと思います。

糖尿病の合併症予防(インスリンを注射して合併症を予防する)は5だったと記憶しています。
一方、100を超えたものは、治療を受けなくても良い、と私は考えています。

脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性の高い人にアスピリンを投与する。これは、111です(上記)。

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救急医療(強い圧迫感を胸に感じる、胸痛→急性心筋梗塞、突然の頭痛→クモ膜下出血、右(左でも良い)の上下肢が動かなくなった→脳梗塞、脳内出血)は必要だと思います。

37.5℃以上の発熱が4日以上続いたら受診(小児科で教わったルール。風邪でない、細菌感染症を疑う。入院治療を要する場合がある)。

成人の場合、年齢、持病の有無で(糖尿病を持っているかどうかとか)、話は変わって来ますが、大雑把には、上記(37.5℃以上で4日)に従って良いのではないか、と思います。

一方、通院治療の大半は不要だ、と思います。

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便に血が付いているという事でかかりつけ医さんを受診。紹介状を書いてもらい、胃腸科を受診。そこで大腸カメラを受け、大腸癌が見つかる。紹介状を書いてもらい、総合病院を受診する。

かかりつけ医さんが必要なケースと言えば、あとはこれ位かな。

便に血が付いている場合は、胃腸科を直接受診しても良いか、と思います(大腸癌の可能性があります)。

黒い便(タール便)が出ている場合も、同様と思います(胃や十二指腸から出血をしている事を示唆します)。

肉眼的血尿が見られる(ピンク色のおしっこが出ている)場合は、泌尿器科を受診(腎臓癌、膀胱癌、前立腺癌である可能性があります)。

不正出血(月経以外の理由で起きる膣からの出血)が見られる場合は、婦人科を受診(子宮体癌、子宮頚癌である可能性があります)。

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思い付くままに書きました。

抜けているところは沢山あると思います。

その点については、ご容赦下さい。