nekoTheShadow’s diary

IT業界の片隅でひっそり生きるシステムエンジニアです(´・ω・`)

技術書

年末年始に読んだ技術書②『なっとく!並行処理プログラミング』『システム障害対応の教科書』『システム設計の面接試験』『探索的テストの考え方』

nekotheshadow.hatenablog.com この記事は上記の記事の後半戦になります。 なっとく!並行処理プログラミング 並行プログラミングのデザインパターン本です。自分が並行プログラミング苦手勢ということもあり、この手の本はたまに読んでいるのですが、本書は…

年末年始に読んだ技術書①『マイクロサービスアーキテクチャ 第2版』『ソフトウェア設計のトレードオフと誤り』

あけよめことよろ(遅)。年末年始は忙しい社会人が時間をとれる絶好の機会ということで、自分はIT関連技術のお勉強にあてるようにしています。その年によってお勉強のテーマは違うのですが、今年の年末年始は、積読になっていたり、前々から気になっていたり…

2024年に読んだ技術書まとめ

2024年も年の瀬ということで、今年読んだ技術書一覧をまとめておきたいと思います (順不同)。なお、一覧のうち、リンクが張られているものは、それぞれの本の読書メモへジャンプできます。リンクがあったりなかったりする理由については後述。 作りながら学…

最近読んだ技術書:『システムを作らせる技術』『ドキュメント作成の基本』『セキュア・バイ・デザイン』『RustによるWebアプリケーション開発』

最近読んだ技術書の読書メモです。 『システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ』 honto.jp タイトルがやや刺激的ということで話題になった1冊です。システム構築に関するITエンジニア向けの本はさまざま出版されていますが、ITエンジニアへ発注す…

最近読んだ技術書『SQL緊急救命室』『Javaエンジニアのためのソフトウェアテスト実践入門』

最近読んだ技術書の読書メモです。 SQL緊急救命室 : 非効率なコードを改善せよ! honto.jp テーマごとに、効率的で読みやすいSQLを作成するためのアイディアを紹介した1冊です。「さまざまな問題を抱えた患者(SQL)が緊急治療室に担ぎ込まれてきて、それをベ…

夏休みの課題図書: 『大規模データセットのためのアルゴリズムとデータ構造』『Design It!』『ドメイン駆動設計をはじめよう』『実戦で役立つ C#プログラミングのイディオム/定石&パターン』

夏休み前後に読んだ技術書の感想文です 『大規模データセットのためのアルゴリズムとデータ構造』 honto.jp 主に確率的データ構造・ストリーミング的データ構造・外部記憶データ構造の観点から、大規模データを扱うためのアルゴリズムを紹介しています。この…

『なぜ依存を注入するのか DIの原理・原則とパターン』を読んだ

honto.jp 「なぜ依存を注入するのか」←ここだけ見ると、サイケでスピリチュアルな本かと身構えますが、もちろんそんな内容ではなく、「依存性の注入」について書かれた本になります。「依存性の注入」とは、モジュール間の結合度を下げるためのデザインパタ…

『関数型ドメインモデリング』を読んだ

www.e-hon.ne.jp 関数型プログラミングでドメイン駆動設計を進めるためにはどうすればよいのかというちょっとマニアックな切り口の本です。 読者層に関して、関数型プログラミング初心者でもOKという前提にはなっていますが、正直なところまったく触れたこと…

『つくって、壊して、直して学ぶ Kubernetes入門』を読んだ

honto.jp 「つくって、壊して、直して」という不思議なワードがタイトルに入っているので、Kubernetesに特殊なアプローチで迫るものと思いきや、しごくまっとうなKubernetes入門書です。今年のGWに読んだのですが、素晴らしい内容の本だったので、読書感想文…

読書メモ: 『実務で使えるメール技術の教科書』『実践Rustプログラミング入門』『詳解Go言語Webアプリケーション開発』

nekotheshadow.hatenablog.com わけあって、今年の3月の終わりに長期休養をとっていたのですが、その際に読んだ技術書について読書メモを残しておきたいと思います。 『実務で使えるメール技術の教科書』 honto.jp 神奈川県の公立高校の入試出願システムでメ…

Rust入門にあたって読んだ2冊: 『Rustの練習帳』『コンセプトから理解するRust』

最近はRustの勉強をしています。世間で大流行しているし、新しい言語を勉強するのは好きだし、それぐらいのきっかけではじめたのですが、なかなかおもしろい言語だということで、マイブームになりつつあります。競技プログラミングの問題を解いたり、ちょっ…

年末年始に読んだ技術書: 『入門 モダンLinux』『単体テストの考え方/使い方』『単体テストの考え方/使い方』 『systemdの思想と機能』『作りながら学ぶ Webシステムの教科書』

年末年始やゴールデンウィークやお盆休みのような長期休暇には、まとまった時間がとれるということで、IT関係のお勉強をする習慣にしています。いつもは手を動かす系の技術書に取り組むことが多いのですが、よさげな本が見当たらなかったということで、2023…

『オブジェクト設計スタイルガイド』を読んだ

honto.jp 『オブジェクト設計スタイルガイド』という本を読んだので、簡単なレビューを残しておきます。 本書は「よりよいオブジェクト指向のコードを書くためのルールブック・ベストプラクティス集」です。よりよいコードというと、よく『リーダブルコード…

『プロになるためのSpring入門: ゼロからの開発力養成講座』を読んだ

honto.jp なかなかの良書に出会ってしまいましたので、ぜひ紹介したいです。 SpringはJavaの世界でデファクトスタンダードの位置にあり、利用者も多いフレームワークです。ただ、DI周りなど、ベースとなるコンセプト部分が結構難しいということもあって、表…

『プログラミング文体練習』を読んだ。

honto.jp X(旧Twitter)1のタイムラインで話題になっていたのと、宣伝されていた本書のコンセプトにびびびと来たので、買って読んでみました。 本書のコンセプトは「『高慢と偏見』を読み込んで、単語の出現回数をカウントし、多いものから25個出力する」とい…

『ゲームで学ぶ探索アルゴリズム実践入門~木探索とメタヒューリスティクス』を読んだ

honto.jp 競技プログラミングにはいろいろな形式があって、なかでも人気のあるもののひとつにヒューリスティックコンテストがあります。与えられた入力データに対してそのスコアの高さを競うもので、1週間から数か月という期間に何度もプログラムを改善・提…

『Go言語プログラミングエッセンス』を読んだ。

honto.jp 今年のゴールデンウィークはありがたいことにまとまった休みがとれたので、積読や読み止しになっていた技術書を片づけることにしました。本書もそんなうちの1冊。自分のTwitterのタイムラインで少し話題になっていたこともあり、自分でも読んでみま…

『 SQLクックブック 第2版: データベースエキスパート、データサイエンティストのための実践レシピ集』を読んだ

honto.jp 仕事でSQLで向き合う機会が減っていて、SQL力が落ちているなと感じているところに、休日の本屋散策で発見して購入。ブランクをとりつつ、すべての問題を自力で回答しました。気合いでやり切った感がありますが、正直なところ、まあまあという感じで…

大槻兼資『パズルで鍛えるアルゴリズム力』(技術評論社)を読んだ

パズルで鍛えるアルゴリズム力の電子書籍|新刊 - honto電子書籍ストアhonto.jp 今年のゴールデンウィークは10連休 (まあ実際にはそれほど休めませんでしたが…)。本来であればどこか遠出でもしたいところですが、まだまだコロナも暴れまわっている昨今、それ…

『Real World HTTP 第2版: 歴史とコードに学ぶインターネットとウェブ技術』を読んだ

honto.jp 何かよさげな技術書はないかしらと本屋を徘徊しているときにたまたま発見した本です。自分はSIer勤務のSEで、基本的にはJavaを利用したWebシステムの構築に携わっているのですが、HTTPについてはあまりよくわかっていないということで、ここらでち…

『手を動かしながら学ぶ TypeScript』を読んだ

honto.jp あけおめことよろ (遅) 社会人になって以来、盆暮れ正月のような長期休みは何か1冊技術書に取り組むことを習慣にしているのですが、2021年年末から2022年年始にかけて取り組んだのがこの本になります。 ちなみにこの本を選んだ理由としてはTypeScri…

『入門監視: モダンなモニタリングのためのデザインパターン』を読んだ

honto.jp 2か月ほど前に引っ越ししたのですが、その荷造り中に積読していたこの本を発見。読んでいない本をそのまま処分するのも忍びないので、新居に持ってきてしまいました。そういうわけで買った動機までは覚えていないのですが、おそらくTwitterかなにか…

『初めてのPerl 第7版』と『続・初めてのPerl 第2版』を読んで、Perlを学んだ

honto.jp honto.jp 自分はRubyからプログラミングをはじめたということもあって、そのRubyのご先祖様的存在であるPerlに前々から興味があったというのと、IT業界でオープン系のSEとしてキャリアを積む中では、Linuxであればデフォルトインストールされている…

増永良文『リレーショナルデータベース入門: データモデル・SQL・管理システム・NoSQL 第3版』(サイエンス社)を読んだ

honto.jp 参画しているシステム開発プロジェクトが大炎上しているということで、お客様へのお詫び&気を引き締めるという大号令のもと、緊急事態宣言にも関わらず、出社を強制されていました……。感染者数が1日あたり5000人を超えようかという東京23区の某ビル…

マークス・ウィナンド著・ 松浦隼人訳『SQLパフォーマンス詳解 』を読んだ

SQLパフォーマンス詳解作者:Markus WinandAmazon eh-career.com たしかこの記事を読んで、興味を持って、買った本です。自分は普段、本をhontoで買うのですが、本書の印刷版はamazon限定ということだそうで、覚えている限りではプロテインか何かを買うついで…

ジョー・セルコ著、ミック訳『SQLパズル 第2版 プログラミングが変わる書き方/考え方』を読んだ

honto.jp 年末年始やお盆休みやゴールデンウィークといった長期連休はまとまった時間がとりやすいということもあって、地元の関西に帰省しつつ、プログラミングや情報科学の分厚い本に取り組むようにしています。ただし今年のゴールデンウィークは3回目の緊…

ジョー・セルコ著、ミック訳『プログラマのためのSQL 第4版 すべてを知り尽くしたいあなたに』(翔泳社)を読んだ

honto.jp 前々から気にはなっていたものの、かなりの大ボリューム(大型本で全816ページ)ということで、なかなか手を出せないでいたのですが、このたび何とか読み終えることができました。読んでいた期間はだいたい2か月ぐらいでしょうか。といっても2か月間…

『問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造』を読んだ

honto.jp 『問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造』をようやく読み終わったのですが、とてもいい本だったので、読書感想文をブログに残しておきたいと思います。なおここでの読んだというのはまず全体を一読して、章末問題をすべて解いたという状態…

『Webで使えるmrubyシステムプログラミング入門』を読んだ

honto.jp mrubyについては存在だけ知っているという状態だったので、ちょっと知っておいたほうがよいかなーというのが本書を手に取った動機になります。一通り読んで、気になるところ(といいつつほとんど全部)を写経したのですが、とても勉強になる1冊だった…

『プログラミングElixir(第2版)』(オーム社)を読んだ

honto.jp 年末年始はまとまったお休みが取れるので、例年、コンピュータ関連の何か新しいことを学ぶ期間にしています。勉強したいことはいろいろあって悩んだのですが、12月の頭ごろにたまたま『プログラミングElixir 第2版』が出版されたことをたまたま発見…