外見について。より大きな視点から

最近不幸があり、対応に追われていて。


そこで多くの気付きを得た。






まず、自分たちは健全者の世界で生きているということ。
確かに日々悩みはある。
仕事が忙しかったり。職場の人間関係に悩んだり。
女性関係で悩んだり。給料の低さや、カードの支払いに頭を悩ましたり。
とにかく、悩みながら生きている。



だが、それは自分らが健全者であるがゆえの悩みだ。




健全者でない人たちの世界がある。
制限に囲まれている。
普通の人が出来ることを満足に出来ない。
食事、飲み物の制限。生活リズムの制限。
場所の制限。
生涯にわたって摂取しなければならないもの。
それに伴う苦痛。



ナンパどころではない。
恋愛どころではない。




どれだけ自分たちは恵まれているのだろう。
五体満足で。何の制限もなくて。
立ちたい時に街に立てて。
好きなだけ好きな食べ物を食べて。
女の子に合わせて、お酒を飲んで。
オールで女の子を追いナンパして。



これらが出来ることがどれだけ貴重なことか。
素晴らしいことか。
尊いことか。



それに比べたら。
少しくらい背が低いとか。
目が小さいとか。
鼻の形が気に入らないとか。
しゃべり方が魅力的じゃないとか。
猫背だとか。
髪の毛が薄いとか。
ひげが濃いとか。
太っているとか。


なんと些細なことだろう。




なんとでも改善できる。
なんとでも今より良く出来る。

計画的に体を鍛えて。
食事の制限をして。
脂肪を落として。
胸筋をつけて。

体型に合った服を着て。
一流の美容師に髪を整えてもらって。
姿勢を正して。
声を大きくして。

相手の目をしっかり見て。
タイミングに気をつけて言葉を発して。
しっかりうなずいて。
同調して。
言い換えして。
共感して。
時には突き放して。
距離を近づけて。
動じない態度で男らしさを見せて。


好きなだけ体を重ねて。
好きなだけ一緒に過ごして。



何でもできる。
何でもできる可能性がある。

それがどれだけ価値のあることか。
それがどれだけ恵まれたことか。




このことを認識しなければいけない。
感謝しなければいけない。

そして、自分たちは、それが出来なくて苦しんでいる人の分、
この機会を享受しなければならない。


決して、それができる立場であるにもかかわらず、
腐らせるようなことはしてはならない。





そう強く感じた。