なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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サンタクロースの秘密

もうすぐクリスマスだ。子どもの頃はサンタクロースには秘密がいっぱいだったが、大人になるに従いその謎が解けていく。私はクリスチャンではないので、12月25日に厳かに教会にお祈りに行くわけでもなく、お祭り気分でクリスマスを家族で共に過ごすくらいなのだが、子ども達のためにクリスマスに関する絵本や児童書を読むようになり、サンタクロースにまつわるさまざまなことも学び、知るようになった。

そもそもサンタクロースには秘密が多い。

  • どうやって一晩で世界中の子ども達にプレゼントを配っているのか?
  • 子どもの望むプレゼントが届くのはなぜか?
  • どうして姿を見せてくれないのに、サンタクロースのために書いた手紙に返事があったり、用意したクッキーを食べた跡が残っているのか?
  • 煙突なんてないのに、施錠した家のどこから入ってくるのか?泥棒扱いされないのか?

こういう秘密は、子ども時代には、考えるだけでワクワクしていた。誰かが教えてくれなくても、あれこれ自由に想像し、それこそが絵本の世界みたいだったように思う。秘密にはこういう魅力的なものがあるように思う。逆にその秘密が暴かれてしまうと、期待を裏切られたような気持ちになるのは、その想像が自分に都合の良いものだからだろう。

秘密は、そっとしておいた方がいいこともある気がする。秘密は、それを抱える者が敢えて隠していることだ。つまり、何か事情があって、言いたくないことや表に現したくないこと。それを暴露すると、その人が恥ずかしい思いをするかもしれないこと。何か批判や攻撃を受けるかもしれない、不利な状況に陥るかもしれないと不安に思っているような、そういう事情があって、秘密が暴かれた先にある恐怖感。それが、秘密を持つ理由かもしれない。

「秘密を守れるか?」と言われて打ち明けられる秘密には、その人に対する信頼が隠されているかもしれない。でも、何かで脅されて秘密にしなくてはならないようなことは、避けたい。それは悪意ある犯罪のにおいがする。「秘密だよ」から始まる会話には、そんな不穏な空気も感じる。できれば、秘密なんて持ちたくない人もいるだろう。

一方で、謎は解明してみたい。それは何かの真理や物事の本質を探究しようとする試みのようだ。謎の解明は、むしろ堂々とやって、困難な中でも挑戦を続けるといいのかもしれない。秘密と謎は似ているけれど、それを知りたいと思った時、探られる側からは「嫌です」と拒否されるのか、「どうぞ」と応援されるのかの違いがあるようだ。

サンタクロースの謎と言えば、現代では、クリスマスイブの夜に、サンタクロースが今世界のどこを飛んでいるのか、インターネット上でわかるようになっている。米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が有名である。日本時間では、12月24日の午後6時から追跡可能だ。

漫画「宇宙兄弟」には、Morning Radio Q&Aコーナーがあり、こんな謎解きもある。 

ロスにお住いのカール君8歳からの質問!
Q:サンタさんはたった一晩でみんなにプレゼントを配るなんて―
スゴすぎると思うんですけど、なんでそんなスゴイことができるんですか?
A:なるほどォ いい質問だねェ カール君
よし、教えてあげよう…
本当にスゴイのは―
“トナカイ”だよ

(てんとうむし)

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nagotetsu.hateblo.jp

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