「明治日本の産業革命遺産」登録をイコモス勧告 韓国が試金石 決定方法
日本政府は「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」(23施設)の世界文化遺産登録を推進、昨年9月、ユネスコの諮問機関イコモスが現地調査を行うなどして、世界遺産にふさわしいか検討してきた。
イコモスは、「明治日本の産業革命遺産」について、「世界遺産に登録することがふさわしい」とする勧告をまとめた。
内 閣推進室によると、勧告では、23の資産すべてを構成要素として認めるとし、一方、正式な名称については、「明治日本の産業革命遺産九州・山口と関連地 域」となっているが、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」と変更したうえで登録することがふさわしいとしている。
「明治日本の産業革命遺産」は、来月28日から7月8日にかけてドイツのボンで開かれるユネスコの第39回世界遺産委員会で審議されることになっている。
<韓国側の対応>
韓国外交部(省)の尹炳世長官は5月4日、日本政府が、植民地支配時代に朝鮮人を強制徴用した施設の国連教育科学文化機関(ユネスコ)へ世界遺産登録を目指している動きについて、「わが政府の基本的な立場は強制労働が行われた歴史的な事実から目をそらし、産業革命施設を美化して、世界遺産に登録することに反対するということ」と明らかにした。国会外交統一委員会では5月4日、同施設の世界遺産登録の動きを非難する決議案を採択している。
韓国外交部によると、23施設中、7施設には日本による植民地時代に朝鮮人5万7900人が強制動員されたという。
尹長官は「人類普遍的な価値を持つ遺産を保護する世界遺産条約の基本精神に反する」と指摘した上で、「21ヶ国の委員国を説得する一方、可能な全ての方策を検討していく」と強調したと韓国の連合ニュースなどが報道している。
以上、
韓国は、世界遺産委員会メンバー(21)の1国であるが、李承晩の亡霊たちが牛耳る韓国政府の口は世界一でかく煩く、日本が持ち出す案件については、容赦のない反日の動きだけを見せている。・・・こうした韓国政府に対しては、さらに無視し続けるしかない。
<世界遺産の決定方法>
ユネスコの諮問機関であるICOMOSは、世界遺産条約に基づき世界遺産リストに収録される物件の指定を、事前審査を行うことにより、世界遺産委員会およびユネスコに対し答申する権限を有している。
<世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約第13条8項>
「世界遺産委員会の決定は、出席しかつ投票する構成国の三分の二以上の多数による議決で行う。同委員会の会合においては、過半数の構成国が出席していなければならない。」
反対する国々がどれほど出るか不明であるが、欠席や反対する国々に対しては、当然、その後それなりの付き合い方が求められよう。
現在の委員会メンバーからすれば、100%登録決定される。
世界遺産委員会メンバー国
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1
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カタール
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議長国
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2
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日本
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副議長国
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3
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インド
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4
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カザフスタン
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5
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マレーシア
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6
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フィリピン
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7
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韓国
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8
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ベトナム
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9
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アルジェリア
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副議長国
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10
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レバノン
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11
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セネガル
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副議長国
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12
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ドイツ
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副議長国
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13
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セルビア
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14
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クロアチア
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15
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フィンランド
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16
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ポーランド
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17
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ポルトガル
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18
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トルコ
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19
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コロンビア
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副議長国
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20
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ジャマイカ
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21
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ペルー
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・世界遺産の国連ユネスコ登録は、委員会メンバー国の過半が出席し、かつ2/3の賛成票により登録される。条約第13条8項
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