今日は 「テックブログカンファレンス」に参加してきました。
レポートとして自分なりの理解をメモしました。内容や理解が間違っている、というところを見つけた方がおられたらぜひお知らせください。
- 今日のテーマ
- 風穴さん(サイボウズ/フリーランス編集者)「techブログを続けるために大事にしてること」
- (われらが) 井上さん「サーバー監視サービス・Mackerel のブログ記事ができるまで」
- 荒木さん(アマゾン ウェブ サービス ジャパン)「AWS がデベロッパー向けに日本独自の新メディアを始めた理由」
- 堂前さん(インターネットイニシアティブ)「テックブログなんてやるつもりはなかった」
- 佐藤さん(ファインディ)「エンジニア向けにブログを書く上での考え方や信念」
- 佐々木さん(クラスメソッド)「テックブログとCI」
- 感想(明日すぐやってみたいこと
開催はIIJさんのオフィスへ。 ノベルティにマスクをいただき安心。
今日のテーマ
以下はイベント詳細より。
<テックブログカンファレンス>
技術に関する様々な情報を発信する「テックブログ」
その担当者に「なぜ、テックブログをはじめたのか?」と問えば、いろいろな答えが返ってくるかと思います。自社サービスを知ってもらうため、採用のため、技術に対する純粋な愛...などなど。
そして、そこにはたくさんの悩みがあることでしょう。
どうやって運営すれば良いの?運営体制は?長く続けるコツは?というか、楽しみながら書いてもらう仕組みとか作れないかな...。そんな悩みやテックブログ運営に関するTipsをこのイベントで語り合いませんか。
風穴さん(サイボウズ/フリーランス編集者)「techブログを続けるために大事にしてること」
- フリーランス編集者として活動しつつ、サイボウズさんで「コネクト支援チーム」として活動されている
- コネクト支援チームは
- 5年後、10年後のエンジニア採用をやりやすくするための活動」をされている
- チームは4名
- ほぼ毎週記事投稿されている。すごい!
techブログのためにやったこと やってないこと
- SEO / ノルマ管理 / 特別報酬
techブログのために(意識して) やったこと
- 繋がる / いいね! / Enjoi!
- 「読みたいドリブン」
- 社内の人とあって話して、面白いことやってるね、あれいいね、という何らかのリアクションをたくさんされた
- 宣伝のミッションを持たず、周囲の読みたいという気持ちを書く人のモチベーションに変えている
- 気軽にブログアップできるように、チェックフローをなくした
- 不安だったら周りの人にみてもらってくださいね、くらい限りなくハードルを下げた
- 「編集者とは」
(われらが) 井上さん「サーバー監視サービス・Mackerel のブログ記事ができるまで」
- 10年以上続けている。すごい!
- こんな流れで書いている。
- 一番難しいのは冒頭の時効の挨拶
- あとがきも難しい!個性を出せるのすごい。
- ユーザーの立場に立って有益な情報をちゃんと考える
- 自分もユーザーであり続ける意識
- ブログ書いて投稿する作業をトータル1時間でできる。すごい!
荒木さん(アマゾン ウェブ サービス ジャパン)「AWS がデベロッパー向けに日本独自の新メディアを始めた理由」
- AWS はブログのチャンネルがたくさんある。10以上。
- AWS News Blogは今は70人くらいで書いている(70人!!)
- 基本的にはみんな独自企画をしてアウトプットしている
- 日本語訳する主要記事というのは日本では決めていなくて、1週間かかる。待っていられなくて日本のメンバーが先に記事を選別して翻訳している。
- 日本語の独自ブログもある
- エンタープライズ、スタートアップ、SMB、Developerまで全部がターゲット
日本向けのことを主体的にやりたい
- 日本にいて、ブログでしかAWSと接点がない人に向けて書くべきでは、となった
- オフラインのイベントは接点は一度きり。繋がりを活かすための継続的なコンテンツ戦略を
- イベント中に15分に1回記事を出した
- ソーシャルでみられて一時的に盛り上がるだけになってしまった
- 書きたい人のモチベーションを編集する人が、投稿数を制限するようになった
- 月間12-13個。クオリティの高いものだけを厳選するメディアを作った
- AWSに直接関係ないような記事まである
- でもコンテンツとして品質が高く、継続してみたくなるようなものに厳選されている
堂前さん(インターネットイニシアティブ)「テックブログなんてやるつもりはなかった」
- IIJさんもたくさんブログがある
- 今日の話題は2つ
- 堂前さんはエンジニアから広報部に転身!
- 会社ブログはコミュニティと同じ
- コンテンツはコミュニティの賑わいとニワトリたまご
- どうやって、このサイクルをまわすか?
- 自分でかく
- 頼みこんで書いてもらう。本人に頼む!
- ただし、なんでもいいからは負担
- 社内wikiのネタを見つけて、これを書いて、とお願いする
- ヒット記事が出ると、社内の中でブログが話題になっていく
- 編集部として何ができるか
- ネタの発掘
- 文章・体裁の整理
- 書式はこだわらない
- 場合によっては、文章の整理も提案
- 公開記事の承認
- 記事公開の責任を書いた人からはがすため
- 責任を広報部でひきとる
- 執筆者へのフィードバック
- 盛り上がってからは、持ち込み記事が出るようになった
佐藤さん(ファインディ)「エンジニア向けにブログを書く上での考え方や信念」
- ブログ = 論文
- 構成がほぼ一緒
- 教授にフィードバックをもらう視点と似てる
- ブログも一つのウェブサービス
- 届けたいユーザーに届いてる?
- 想定したいユーザーから期待するアクションまで考える
- 次のアクションを必ず作る
- そのまま実行できるようにする
- ブログ内に疑問を残さない
- 読者として初心者を想定して全部丁寧に書く
- 人やモノをディスらない、比べすぎない
- ノウハウ集ではなく、考えや背景をセットで知りたいので、体験談やインタビューなど実情を交える
- 正確性、公平性、論理性、流行、多少のエモさ
- 楽しく書く!
佐々木さん(クラスメソッド)「テックブログとCI」
- 成長するためのテックブログ
- 成長するには学習
- 学習にはアウトプットがセット
- その人がその技術について知っていることの印になる(評価)
- モチベーション / 学習 / アウトプット / 評価
- ブログを企業のカルチャーとしてうたっている
- 企業のアイデンティティになっている
- アクセス数もシェア数も最初は伸びないけどとにかくやり続ける
- トップダウンで偉い人が率先して書く
- テックブログは目的ではなく、学習やそのアウトプットが目的
- アウトプットの内容の間違いは咎めない、アウトプットしたことをまず評価する
感想(明日すぐやってみたいこと
- チームに編集者ほしすぎる
- コンテンツをストックして、編集者が厳選する。やってみたい!
- これまで個人ブログとかに分散しているものも含めたらあらためて自社記事としてコンテンツを組み立てるとかもできるようになる?
- ブログも一つのウェブサービスという視点で見直ししてみたい!
- テックブログ、蓄積されたコンテンツ量とか、コンテンツを生み出すコミュニティの成熟度とかによって、どう取り組むかフェーズがありそう
レポートは以上です。