散歩 その他

 年末29日の夜から風邪を引いてずっと家から出ずにおりましたが、昨日の1月2日に、これは四日ぶりということですか、カメラを持って散歩をしてきました。いかにも病み上がりな感じでゆっくりと、自分の体調を推し量るようにして歩いたのですが、それでも、もう少し歩けそうだ・・・と先へ先へと辿るうちに、海まで行きつき、しばらく海沿いを東へ歩き、帰り道には年に数回顔を出すスペシャリティコーヒーのスタンドに寄り、小さな店内のベンチに座って、顔色が悪いと店主に指摘されながら、ゆっくりとコーヒーを飲み、帰ってきました。11時半に家を出て15時半に帰宅しました。歩数がわかるスマートウォッチを忘れていたので、はっきりした歩数はわかりませんが、経験的に11000歩くらいは歩いた、歩いてしまった、と思われます。ちょっと病み上がりには過酷だったでしょうか、帰宅して風呂に入ってから、しばらく昼寝をし、夜には再放送、というかダイジェスト編集してある箱根駅伝往路を見ました。風邪の症状がぶり返したりはしませんでしたが、なーんだかぱっとしない、ため息に覆われているような気分の夜でした。すなわち風邪のあとに体力が戻っていないってことなのでしょう。

 1月3日に、上に書いてきた1月2日に海辺で撮った写真をSDカードから取り込みました。実際の目の前の光景より、砂を明るく補正して、でも一緒に海も明るくなってしまうと、ただ全体が露出オーバーの写真になってしまうので、海だけは一緒に明るくせずに寧ろちょっと暗くしています。ま、そんな画像補正の内情はどうでもよくて、右下に写っている少年がイイ!と思いました。まぁ、いまの世の中ではとくに子供の写真を勝手に扱うのはだめなので、顔にマスクかけてぼかしていますが。この少年は、なんだかおじさんぽいんです。同年代の少年が画面外右側で砂浜に絵をかいたり、波に合わせて前に出たり下がったり遊んでいる子供たちがいましたが、一人ここにこうして立って、手を腰に当てて、じっと海の向こう、水平線の方角を見ているのです。おじさんぽいって書きましたが、それは「ぽい」と感じる典型的なおじさん「像」が頭の中にあるからであって、実際には多くのおじさんも、こんな風な恰好で海をしばらく眺めたりしていません。以前、とある場所で突堤の先で海を眺めてじっとしているおじさんぽいおじさんを見つけましたが、よく見ていたら、海に向かって立ち××んしていました。でも勝手なイメージでは、水平線を眺めながら、なにか哲学的なことや目下の悩みについてを考えているんじゃないか?と思うわけですが、そんなことはまずないですね。彼はいったいなにが気になっているんだろう?もっと具体的で目の前のことだと思いますが・・・。すなわち写真は、というか写真の見方とは、結局、なにかすでに頭のなかにある勝手に作られた自分だけの「辞書」と実景を照らし合わせて「見立てを探す」とか「うまく見立てることができなくて混乱する」などの波が起きるってことが楽しさの一面であって、撮るときからそれが見えているとは限りませんね。この写真に関しては撮るときからかっこいい少年がいるな、と思いましたが。

 1月3日はテレビで箱根駅伝復路をずーっと観てしまいましたね。なに?首位から20分以内にたすきが渡らなかったランナーは繰り上げで走り出してしまうってあれ、たとえば5秒のところまで前のランナーが来ていたらどうするのですかね?なんていう実際には起きなかったことが妙に気になりましたね。その場の担当者の情状酌量に委ねて広い心で寛容に対応して欲しいな、と、起きてないことを考えたりもしました。あ、もちろんレースの展開はちゃんと見ていましたよ。どのチームにも拍手を。

 1月3日、午後2時に近所の神社まで初詣に行きました。曇天。気温6℃。20分並んでお詣りを終え、おみくじを引いて帰ってきました。それからNHKテレビで「最後の授業/みうらじゅん」を見ていました。それで今。

 いかにも休日ですね。