2007年 07月 27日
さくらパパその後 |
民主党・さくらパパの年金虚偽申請奨励発言について、高知民報に記事を書いたのだが、おそらく他のメディアはまったく書いていないと思われるので、この時の状況を説明しておく。
(音声はこちら)
問題の演説会は7月21日(土)19時から、高知市九反田のかるぽーと11階、中央公民館大講義室で開かれた。弁士は広田一参議院議員(無所属)、武内則男民主党・高知選挙区候補(10分ほど遅刻してきた)、横峯良郎・民主比例候補。演説の順番は広田、横峯、武内だが、3分の2は横峰氏が話した。
人数の集まりが悪く、聴衆は50人いればよいほう。報道関係者は10~20人はいた。社名がはっきりしないが、高知新聞に全国紙3紙(毎日と朝日は確かにいた覚えがある)、通信社、テレビが2社だったかな?(RKCがいたことは覚えている)。
パパの詐取奨励発言に、会場はドン引き。自分は「これはえらいこと言うた」と思って、すぐに記事化したのだが、パパはこのほか「予算は全部いらない。無駄遣いをやめる。高知の予算もいらない」と強調。公共事業が少々きても特定企業がとるだけで、仕事は回ってこないのでいらないのだと繰り返していたが、聴衆は反応に困っていたように感じた。演説会が終わるまで、特に訂正のようなものもなかった。
当然他メディアも報じるのではないかと思ったのだが、結局は総スルー。あうんの呼吸というところか。
この選挙の一番の争点は「消えた年金問題」で、記録が判明せず証拠がない人をどう救済するのかということが一番の急所であったわけで、この核心部分でどさくさに紛れて、嘘言ってもらっておけと、党公認の目玉候補が発言したのであるから、事は重大である。丸川女史が投票に行っていなかった問題などよりずっと大きい。党派にかかわらず当然有権者に投票前に知らせておくべき情報のはずであるが、なぜか報じられることはない。これが自民党候補の発言だったら、一体どうなっていたのだろうか?
(音声はこちら)
問題の演説会は7月21日(土)19時から、高知市九反田のかるぽーと11階、中央公民館大講義室で開かれた。弁士は広田一参議院議員(無所属)、武内則男民主党・高知選挙区候補(10分ほど遅刻してきた)、横峯良郎・民主比例候補。演説の順番は広田、横峯、武内だが、3分の2は横峰氏が話した。
人数の集まりが悪く、聴衆は50人いればよいほう。報道関係者は10~20人はいた。社名がはっきりしないが、高知新聞に全国紙3紙(毎日と朝日は確かにいた覚えがある)、通信社、テレビが2社だったかな?(RKCがいたことは覚えている)。
パパの詐取奨励発言に、会場はドン引き。自分は「これはえらいこと言うた」と思って、すぐに記事化したのだが、パパはこのほか「予算は全部いらない。無駄遣いをやめる。高知の予算もいらない」と強調。公共事業が少々きても特定企業がとるだけで、仕事は回ってこないのでいらないのだと繰り返していたが、聴衆は反応に困っていたように感じた。演説会が終わるまで、特に訂正のようなものもなかった。
当然他メディアも報じるのではないかと思ったのだが、結局は総スルー。あうんの呼吸というところか。
この選挙の一番の争点は「消えた年金問題」で、記録が判明せず証拠がない人をどう救済するのかということが一番の急所であったわけで、この核心部分でどさくさに紛れて、嘘言ってもらっておけと、党公認の目玉候補が発言したのであるから、事は重大である。丸川女史が投票に行っていなかった問題などよりずっと大きい。党派にかかわらず当然有権者に投票前に知らせておくべき情報のはずであるが、なぜか報じられることはない。これが自民党候補の発言だったら、一体どうなっていたのだろうか?
by tosahiro-k
| 2007-07-27 16:48
| 取材こぼれ話