京都・五条「萬寿寺はくらん」へ行く。
2024年12月にオープンしたばかりの日本料理店「萬寿寺はくらん」(まんじゅじはくらん)で食事。
吉田大将のご出身である長崎・五島列島の食材や郷土料理をたくさん織り交ぜた京会席。
吉田大将のおまかせコースをいただく。
1品目は、せこがに。
少し温めてあるので、甲殻類の甘味をしっかり感じる。甲殻類は少し温かい方が美味しいと思う。
2品目は、鯖の手巻き寿司。
厚切りで、柔らかく旨味がしっかりある〆サバと、美味しい海苔とシャリの組み合わせ。
3品目は、吉田大将のご実家である長崎・五島列島のお雑煮風。
一番出汁とあご出汁を合わせた汁に、五島列島のサワラと、長崎の雑煮にかかせない「かつお菜」という葉物の組み合わせ。
4品目は、五島列島のクエとアオリイカの組み合わせ。
5品目は、長崎のぐじ(甘鯛)の塩焼き。
6品目は、伊勢海老の白味噌餡掛け。
7品目は、長崎牛のいちぼと、富田林の海老芋。
たれは、自家製の実山椒醤油。
8品目は、吉田大将のご出身の五島列島郷土料理「五島うどん」。
海老出汁の香り良い淡麗なつゆに、ツルっとした五島うどんがよく合う。
9品目は、炊き立てご飯と、ご飯のお供。
この日のお供は牡蠣フライだったのだが、私は食べれないので、特別に鶏のから揚げを用意しておいてくださった。
鶏のから揚げ、すごく美味しい!吉田大将、ありがとう!!
他のお客さんも鶏のから揚げを希望され、さらに、海老もあるよ!ということで、エビフライも追加。ミックスフライを作ってもらうことに。笑
から揚げが美味しくて、結局、あるだけの鶏を揚げてもらうことに。
「お客さんが喜んでくれるなら、出来ることは何でもやる!」という吉田大将の優しさ。
その他にも、トマトの酸味を効かしたハヤシライス風カレーや、
五島列島の名物の高菜を甘辛く炒めた高菜炒めと、じゃこ山椒と、卵の丼ぶりなども登場。
最後は、特別に海鮮高菜チャーハンも作ってくれた!
鯖、ホタテ、高菜入り。ご飯タイムが美味しくて、楽しい。
10品目は、五島列島の郷土菓子「かんころ餅」。
「かんころ」は五島列島の言葉で、サツマイモを天日干しにしたものを指し、「かんころ餅」はそのかんころを餅に混ぜて焼いた干しサツマイモ餅のこと。
モチモチした食感に、甘味ある焼き芋のような風味がクセになる素朴なお菓子。
「のぐち継」の時の美味しさや楽しさはそのままに、もっと自由に、さらに吉田大将がやりたかった料理を作ってくれている印象。
今はオープン間もないこともあり、「のぐち継」時代の常連さんが多いが、京都でなかなか味わえない五島列島の食材や郷土料理が気軽に楽しめ、吉田大将の気さくな人柄も相まって、一気に予約困難な人気店になりそうな予感。
■「萬寿寺はくらん」
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by meshi-quest
| 2025-01-08 08:07
| 京都