元進学校深海魚の歩み

あなたのモチベーターになることを目指して

あえて中堅高校に進んだ同級生の話

 

高校受験のときのことです。

 

僕の中学にAという男子がいました。

 

Aは成績優秀で、学校内での成績も良い方でした。それこそ、模試では軽く偏差値70を叩き出せるレベルです。当然、彼の進学先も高いレベルの高校、それこそ県内トップの公立高校や最難関の大学附属だと思われていました。

 

しかし、彼は中堅公立高校に余裕で合格し、そこに進学しました。偏差値で言うと60前半くらいです。家庭の資金力や内申点に特に問題があったわけではないため、「何を考えているんだ」「あいつはバカだ」みたいなことを周りから言われていました。

 

正直僕は(まあ、高校選びの基準なんて人それぞれだもんな)くらいに思っていましたね。何なら、内心ちょっと羨ましかったです。僕自身、ある程度偏差値の高い高校を受ける予定ではありましたが、

 

そして大学入学後のある日、Aが通っていた塾の広告を偶然見かけます。すると彼は早慶の理工学部に進学していました。

 

そう、当時の言われようとは裏腹に、彼はかなりの成果を残していたのです。もしかしたら、自分は進学校に行くよりも、普通の高校に行ってのびのびとやる方が向いている、そんなふうに思っていたのかもしれません。

 

これを見て、「もしかしたら、あえて進学校に行かない選択肢を取れば、彼みたいに上手く行ったのかなあ」と思いました。高校時代に色々あり、落ちこぼれにもなったため尚更です。

 

しかしそこまで強い思いが当時の僕になかったのもまた事実です。そこが彼との「差」だったのかもしれません。結果的に上手く行ったとはいえ、彼の高校生活の中でも色々あったのかもしれませんしね。

 

とはいえ、こういう人もいたんだよってことは、高校選びの参考にしていただければと思います。