名探偵(仮)のブログ

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監獄系進学校から「予後」を良くする方法についての考察

フリー素材】教室の背景イラスト

 

こんにちは。

 

最近Twitter(別名X)を見ていると、「監獄系進学校出身者」の予後が良くないという投稿をたまに見かけます。

 

そもそも「監獄系進学校」とは何か?という話ですが、簡単に説明しますと必要以上に生徒同士を競わせたり、小テストや課題などを多く課したりすることで実績を残す、受験第一主義の進学校です。管理型とも呼ばれることもあります(勉強だけで縛ってむしろ部活はそこまで注力しないか、勉強にも部活にもうるさいかは学校によりますが、体感前者の方が多いです)。

 

ちなみに予後不良、すなわち大学生活や就職活動等が上手くいかなくなる理由としては「受験の神聖化による極端な考え方」「受験を終えたことによる燃え尽き症候群」「勉強ばかりしていたことによるコミュニケーション力不足」といったものが挙げられがちです。

 

監獄系進学校出身者としては、耳が痛い…苦笑。

 

何が恐ろしいって、きちんと勉強して高学歴になったとしても、こうなってしまうリスクがあることなんですよね。まあ、僕は在学中は落ちこぼれでしたし、センターもコケてしまったクチなのですが…。

 

そこで今回の記事では、僕自身や周りを見て「予後不良にならないための方法」を考察したため、ご覧いただければと思います。

 

※一応監獄系進学校に在籍している高校生に向けた内容となっていますが、監獄系から出所した大学生にとっても参考になる内容だと考えています。

 

それでは、どうぞ!

 

 

①勉強以外の何かに打ち込む

 

部活でも趣味でも、何でも構いませんが、勉強以外に興味を持てることに打ち込むとよいでしょう。

 

ポイントは「勉強以外」という部分。

 

勉強以外に支柱があると、勉強が上手くいかないときに、心の支えになってくれるんですよね。僕自身監獄系進学校で成績不振に陥った時期がありましたが、カラオケに通ったり、好きなドラマを追ったりすることが心の支えでしたから。そして高校、あるいはその後の大学時代や社会人生活を充実させることに繋がるでしょう。

 

さらには後述しますが、あなたの価値観を広めてくれるキッカケにもなります。

 

②人との繋がりを作る

 

監獄系進学校にいると、人とのコミュニケーションがどうしても疎かになりがちです。いわゆる「予後不良」になってしまう原因として、勉強に注力した(あるいは、させられた)反動で、コミュニケーション力が不足してしまうことが挙げられます。この手の学校では友情や恋愛といったものは軽視されやすいですからねえ…。

 

ここで大事になってくるのが、他の人と繋がること。家族、地元の同級生、塾や予備校の友達、部活や趣味を介して知り合った友人…。何でも問題ないですが、人との繋がりを作ることでコミュニケーション力の向上、考え方の多様化に繋がります。もっと言うならば、あなたの人生が豊かになり、場合によっては一生の付き合いになることも十分考えられるでしょう。

 

ただ付き合う人を選ぶことも大事です。特に高校の同級生の場合、監獄系進学校の価値観に毒されているようであれば、あえて少し距離を置きながら接するというのも手だと考えます。学校のギスギスした雰囲気からか、マウントの取り合いや陰湿な嫌がらせといったものが発生するケースもありますし。

 

もちろん高校の友人が一生の仲になることもあるため、そこらへんは慎重に判断を。僕はほとんど関わりを持っていませんが…。

 

③外の価値観に触れる

 

監獄系進学校の指導って、極端なんですよね。もちろん勉強や学歴も大事ではあるのですが、それ以外を極端に軽視しています。さらにはこの手の高校って肝心のカリキュラムの方も、どこか時代錯誤だったり、素人目で見ても非効率的だったりします。

 

僕の高校の場合も、古文単語の意味を一言一句暗記させたり、文系希望者に対しても東大理系の問題を解かせたりしていました(流石に後者のは「軽く触れてみよう」的な意味合いだったとは思いますが、ここまで行かなくても見合わない難易度の問題を課されることはありました)。

 

そこで大事になるのが、外の世界に触れること、ひいては今の学校の価値観が全てではないと知ることです。むしろ監獄系進学校の価値観が特殊で狭いものとも言えます。

 

そうすれば、「学歴や受験が全て」といった考えになったり、受験後の生活やコミュニケーションを軽視したりすることも減るでしょう。もっと言えば、学校の指導方針を鵜呑みにすることもなくなり、自分で考えて勉強方針を立てることも出来るようになるかもしれません。

 

ただここで無闇に先生に逆らって変に波風を立てることはオススメしません。やりにくくなりますし、勉強出来るからって何をやっていいわけではないですからね。学校にはある程度従いつつも、裏では勉強以外のことに励んだり、自分で考えた勉強法に従ったりする方が良いでしょう。

 

正直なところ、ここらへんは①②が出来ていればある程度は達成出来るかと思われます。

 

ところで、「学歴だけが全てじゃない」といったフレーズを一度は聞いたことはないでしょうか?

 

この言葉を単に「頭では分かっている」だけか、本心から納得しているかが、外の価値観に触れられているか判断する一種の指標ではないか?と個人的には思います。

 

監獄系でも、頭では分かっているはずなんです。優秀な人が多いから。しかしそれを本心から納得しているかとなると、そうとは言い切れない部分があります。本心から納得していれば、勉強だけに囚われることはないだろう、と思います。

 

さいごに・偉そうなことを言っていますが…

 

正直少し上から目線になってしまったかもしれません…笑。

 

しかし僕自身も在学中はこういった価値観に毒されていました。落ちこぼれなのに学歴至上主義的な考えを持つというね…笑。一応趣味に励んだり、少しだけ残っていた外部の友達と交流したりしていたため、完全に洗脳されることはありませんでしたが。

 

大学進学後もこういった価値観は残り続けました。燃え尽き症候群になったり、学歴コンプレックスに陥ったりしました。大学生活では何やかんや友達は出来ましたし、就職活動も何とかなってそれなりの会社には入れましたが、正直壁にぶつかることも多かったです。

 

今も完全に消えたか?といったら少し怪しいですが、少なくとも当時に比べたら大分マシになったと言えるでしょう。

 

監獄系進学校での生活は大変かもしれませんが、これを読んでいるあなたならば、当時の僕よりはずっと上手く立ち回ってくれることを応援しています。

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