『武士道的一日一言』12月27日  貧しても鈍すな by 新渡戸稲造

武士道的一日一言
新渡戸稲造 
山本史郎 解釈
朝日新書
7年7月30日 第1刷発行
*本書は 大正4 年に 初版 刊行されたものです。 当時の表現をほぼ そのまま表記、解釈しているため 一部 場合により誤解を招くものがあります。

 

2024年12月27日、今年もあと5日。

新渡戸稲造の『武士道的一日一言』で、今日の気持ちを新たに。

 

12月27日  貧しても鈍すな

”貧乏に追い詰められると、 苦し紛れの悪知恵が湧き出し、 人を騙したり 脅したり、 その他 様々な策略をめぐらしたくなるものだ。 そんなときが、 いちばん貧乏の力に負けない工夫のひつような時である。 つまり、 貧乏神を押さえつけて、 足の下に 踏み倒すだけの気力が必要なのだ。

貧乏の棒に我が身を縛られ  心きかしてふりまはすべし”


「鈍する」とは;
広辞苑によると、「にぶくなる。おろかになる。」

 

貧するのは、お金に限らない。感謝の気持ちとか、受容の余裕とか。

 

苦し紛れの悪知恵は、苦し紛れの自己正当化。
この一年、自分にどれだけ言い訳をしたことか、、、、。

 

犯した7つの大罪、、、振り返ってみる。
「傲慢(pride)」「貪欲(greed)」「淫乱(lust)」「憤怒(wrath)」「大食(gluttony)」「嫉妬(envy)」「怠惰(sloth)」。。。

 

昨日がんばったから。

今日は疲れているから。

明日やるから。

 

先回しにしてよいことと、いけないことがある。

 

毎日、コツコツ続けておけば、あとでどかんとつけが来ることはない。

何事も、小さな積み重ねで頑張ろう。

 

 

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