こんにちは! ご無沙汰しています。前回の掲載から半年がたちました(早っ!)。この間、特別何があったわけではなく、毎日ほどほどに仕事をし、家ではギターを弾いて歌い、週末には趣味のカメラを担いであちこちに撮影に出掛ける…という、平凡ながらも楽しい毎日を過ごしていました。中年になりますと、こういう当たり前の日常生活を過ごせることが本当にありがたいなぁ…とつくづく思います。
私はFacebookを使っています。基本的に、文章を書くことにマメな性格なので、たまに面白いことがあったり、どこかで写真を撮ったりすると、時々それをアップしています。自分が投稿しない日でも、毎日ログインはするので、かなりのアクティブユーザーと言えるでしょう。実際にFacebookを利用されている方はご存知だと思いますが、「過去の思い出」という機能があります。これは、数年前の同じ日に自分が投稿した内容が、自分だけが見られる状態で自動的に表示されるというもの。私にとってはほんの数カ月前の出来事だと思っていたことが、実は1年前の出来事だったことを知るとき、年を取ると時間の流れが速いってホンマやなぁ…と驚愕します。
年頃甥っ子のトイレ事情にびっくり
潜伏していたこの半年間にも、色々な出来事がありました。興味のある方はあまりいないかもしれませんが、私の近況を少し報告したいと思います。このコラムに時々登場する甥が小学校を卒業し、中学生になりました。傍目から見ていて、それほど勉強している様子もなかったのですが、何とか第一志望の学校に合格しました。その受験当日の事です。
午前の試験の後、午後からの試験開始までかなり時間があったため、付き添っていた母親は「試験が終わった頃に迎えに行くから」と甥に言って、いったん帰宅したそうです。するとしばらくして、甥がひょっこり家に帰ってきました。学校から家まで、距離はそんなに遠くないのですが、バスと電車を乗り継がねばなりません。母親はびっくり仰天です。甥には交通系のICカードを持たせているとは言え、なぜわざわざ帰ってきたのでしょうか?「え? だってお昼ごはん食べたら、ウンチしたくなったから」と言ってそのままトイレに直行したそうです。
最近の子どもは、便意があっても恥ずかしさのため学校で排便ができず、便秘になってしまうことがあると聞きますが、まさに甥もその通り。学校でだけでなく、シャワートイレがないトイレでは、用が足せません。トイレを済ませてから、再び電車とバスを乗り継いで、甥は1人、試験会場に戻ったとのことです。
この話を聞いたとき、私は試験の結果はダメなんじゃないか…と内心思いましたが、なんとか合格することができ、今はその学校に楽しく通っています。合格のお祝いには、以前から約束していたギターをプレゼントしました。実は私の趣味と同じものを持たせることで、甥が思春期になってもオバチャンと一緒に遊んでくれるんじゃないだろうか…という私の下心があります(笑)。
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著者プロフィール
さかい あい(ペンネーム)●アラフォー、独身の女性フリー眼科医。関西在住。十数年の病院勤務後、一身上の都合でフリーに転身、町の眼科クリニックに勤務。仕事は結構忙しいが、オン/オフはっきりした生活をエンジョイ中。

連載の紹介
さかいあいの「今日はどないしはったん?」
関西在住の女性フリー眼科医、さかいあい氏によるエッセイ。日々の診療や患者さんのこと、趣味や楽しみ、気になる事件など、話題てんこ盛りです。ブログタイトルは、さかい氏が診察を始めるときの決まり文句。
この連載のバックナンバー
2016/07/04
2015/12/04
2015/10/28
2015/09/11
2015/07/01