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癌になったら離職する?

2015/12/04

 今回は、以前本コラムで触れたこともある、子宮体癌を患った友人の話です(関連記事)。去年の年末に病気が判明し、年明けに慌ただしく手術。その後、入院を要する抗癌剤治療を月1回、6クール受けました。化学療法は想像以上につらかったようで、彼女は「初回が終わったときは、この程度だったら楽勝!って思っていたんだけどねぇ…」とこぼしていました。

思い知った抗癌剤治療のハードさ
 回を重ねるごとに増強する関節痛や手足の痺れ、倦怠感、味覚障害…。そのうちに、何もしなくても点滴後の気分不良を思い出し、病室に入るだけで吐いてしまうようになったのだとか。私たちの前では明るく振舞い、新しいウイッグや帽子を見せてくれていた彼女ですが、脱毛の副作用も精神的につらかったと思います。

著者プロフィール

さかい あい(ペンネーム)●アラフォー、独身の女性フリー眼科医。関西在住。十数年の病院勤務後、一身上の都合でフリーに転身、町の眼科クリニックに勤務。仕事は結構忙しいが、オン/オフはっきりした生活をエンジョイ中。

連載の紹介

さかいあいの「今日はどないしはったん?」
関西在住の女性フリー眼科医、さかいあい氏によるエッセイ。日々の診療や患者さんのこと、趣味や楽しみ、気になる事件など、話題てんこ盛りです。ブログタイトルは、さかい氏が診察を始めるときの決まり文句。

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