日経メディカルのロゴ画像

ラ○ザップには行けない私のユルい決意

2015/07/01

 うつむきがちの二重あごに、ぽっこり突き出たお腹…。それが一転、突然の軽やかな音楽とともにニッコリと自信にあふれた笑顔で微笑む細マッチョの男女。2カ月後にはこんな身体になりますよ、というキャプションのインパクトと相まって、この高級ジムのCMが流れる度に私は手を止めてじーっと見入ってしまいます。私があと20歳ほど若ければ、銀行でお金を下ろしたその足で、件のジムに入会していたかもしれません。

 確かに私もあんな素晴らしいプロポーションになれば、あともう一花咲かせることができるかも…などと夢想しますが(笑)、週に何度かハードなトレーニングに通ったり厳しい糖質オフの食事制限があると考えると、2カ月で結果にコミットする自信が私にはありません。意志の弱い私は、ジムに通うのをやめた途端にリバウンドしてしまって、再びしょんぼりとうなだれてしまうことになるのは明らかです。

自己流のゆるダイエットを継続中
 …とは言うものの、私くらいの年齢になりますと、スタイルがどうということよりも「生活習慣病」という文字が頭をよぎるので、もうちょっと減量しないとなぁ~と思います。

 私の仕事が終わるのはだいたい19時半くらいです。夜が苦手な私はサッサと家に帰ってお風呂に入って寝てしまいたいので、仕事帰りにジムに寄って単調な筋トレをする気にはなれません。実際これまで2度ほどジムに入会しましたが、案の定続きませんでした。

 そこで私が考えた方法は、朝の時間の有効活用です。夜更かしは苦手ですが、早起きは得意ですので、少し早起きして朝に30分ほど室内で踏み台昇降運動をしたり、炭水化物はなるべく減らし、スマホのアプリで体重をグラフにつけて増減を可視化したり…とユルユル~っとダイエットをしています。若い頃は、結果がすぐに出ないと物足りないので過激なダイエットに挑戦してきましたが、最近はあんまりシンドイことをしたくないので、これくらいが続けるのはちょうど良いようです。

著者プロフィール

さかい あい(ペンネーム)●アラフォー、独身の女性フリー眼科医。関西在住。十数年の病院勤務後、一身上の都合でフリーに転身、町の眼科クリニックに勤務。仕事は結構忙しいが、オン/オフはっきりした生活をエンジョイ中。

連載の紹介

さかいあいの「今日はどないしはったん?」
関西在住の女性フリー眼科医、さかいあい氏によるエッセイ。日々の診療や患者さんのこと、趣味や楽しみ、気になる事件など、話題てんこ盛りです。ブログタイトルは、さかい氏が診察を始めるときの決まり文句。

この記事を読んでいる人におすすめ