原画家とライター、売り上げへの影響(情報元:
かーずSP)
より、以下抜粋
581 :名無しさん@初回限定 :2006/01/16(月) 03:20:38 ID:lRP/PoBo0
>>577
ラノベとエロゲーの両刀でやってますが……
不必要だと思うところはバンバン削ってわかりやすいシナリオで初稿をあげると、
エロゲーの場合、必ずクライアントには水増しを要求されるんだよなぁ。
お約束のシーンを入れろとか、どうでもいい日常を書けとか。
要するにキャラの説明をしまくれってことなんだろうけど、
それでシナリオがどんどん薄まっていくのはどうすればいいんだ!
と、毎回思うものの、エロゲーのユーザーはストーリーじゃなくて
キャラとシチュエーションonlyだからいいのか。と、割り切って仕事してるYO!
逆に
ラノベはある程度容量制限(上限)がかかるから、いかに切れ味を良くして
ストーリーをまとめるか腕が問われるわけで……。
582 :名無しさん@初回限定 :2006/01/16(月) 03:21:42 ID:x1qKLGIf0
>要するにキャラの説明をしまくれってことなんだろうけど、
>それでシナリオがどんどん薄まっていくのはどうすればいいんだ!
単に技量が低いだけでわw
583 :名無しさん@初回限定 :2006/01/16(月) 04:10:02 ID:DEfqhKw70
料理人「はいできました」
支配人「これでは足りない五人前作れ」
料理人「無茶言わんでください一人前の材料でどう五人前作ればいいんです」
支配人「出来ないのはお前の技量が低いからだプギャー」
584 :名無しさん@初回限定 :2006/01/16(月) 04:48:15 ID:z2WGFgSu0
売れた(シナリオの評判が良い)ゲームを実際にプレイしてみると、文章もエピソードも
贅肉がけっこう多かったりするんだよね。
ちょっと冗長じゃね?って感じることがよくあるんだけど、最近はそのほうが受ける傾向にあるみたい。
ジャンクフードと一緒で、ゲームっていう媒体には濃い味のほうが合うんだね。
585 :名無しさん@初回限定 :2006/01/16(月) 06:31:33 ID:L+wK1tYE0
ウチのエロゲはどうでも良いところにボリュームが割かれてる。
ライターの趣味とかうんちくを語ったり、
えらい人を選ぶ萌えシチュを前面に出したり。
前半ダラダラ来て後半急展開かと思ったらホントに急終了。
それを指摘するといつも逆ギレされる。
589 :名無しさん@初回限定 :2006/01/16(月) 11:16:37 ID:erNeBhrY0
>ジャンクフードと一緒で、ゲームっていう媒体には濃い味のほうが合うんだね。
ゲームそのものがジャンクフードのような気がするけどな。
だからハンバーグの調理に拘るならパンも粉から拘らないとってことは最近良く考えるけど
最後は結局金の話になるんだよな(´・ω・`)
※ 見解
エロゲーをよくプレイする人と、ラノベをよく読む人の趣向の違いが、そのまま反映していると思われる。個人的な見解だが、よくあるような、ゲームをノベライズ化した文庫本の類を読んだ時、展開が速すぎでついていけないと感じることが多い。かといって、少し分類は違うが
『魔法少女紗枝』のように、小説からゲーム化された場合だと、これまたボリューム不足であるという評判を聞く。ライトノベル、というか小説だと、同じものを何度か読み、一方ゲームだと再びやることは少ない(たとえ複数回やってシナリオを埋める場合でも、キャラ紹介の部分ではCtrlに指が伸びる人も多いだろう)から、キャラの説明に分量を多く割いても違和感がないのかもしれない、とも考えられる。
小説に限らず、映画やドラマなどでも、それを鑑賞する者を惹きつけるのは「登場人物が何を見て、それをどう感じるか」である。故にどの分野でもキャラクター紹介が重要であり、その特性が、その後彼らの出会うものとの引き合いで面白さが決まる。だが、シナリオのボリュームが事前に決まっていたり、そもそも冒頭からキャラクター紹介ばかりだと鑑賞するものを飽きさせてしまうのは基本的なセオリーであり、通常だったらその部分だけ読んでも面白く感じるように起承転結を作ったり伏線を張ったりして工夫がなされる。ライトノベルでは最低限そこが守られている作品が多く、これがエロゲーとなると手を抜かれやすいのかもしれない。
或いは、シナリオの面白さよりも、登場人物の特性がエロゲーでは重要だから、という見方も出来る。何より、彼女らが出会うのは主人公であり、その時の表情こそがそういうゲームの価値であるから、多少読み手を飽きさせる恐れがあってでも、そこに割かれる分量が多い作品の評価が高くなるのも当然のことなのかもしれない。とりあえず、個人的にはやはりシナリオに力を注いで欲しいものであり、それはライトノベルでも変わらないわけで。私は桑島由一氏と田中ロミオ氏を尊敬しています。以上。