マネー・金融 記事一覧 石破首相が学ぶべき「トランプ氏の企業をやる気にする力」 2025年1月9日 ◇相次ぐ米大手企業のトランプ詣で トランプ次期大統領の就任を前に、米大手企業が相次いでトランプ氏と接触している。次期政権と… 米国経済「すでに景気後退入り」を示唆する二つの指標 2024年11月13日 11月5日の米大統領選挙では、トランプ前大統領が勝利を収めた。また、議会選挙も投開票となり、現在は上下院ともに共和党が過半… 金融正常化が遅れて「円安株高バブル」を生んだ日銀の責任 2024年9月27日 米連邦準備制度理事会(FRB)が9月18日に4年半ぶりの利下げに踏み切った。0.5ポイントの大幅利下げだ。一方で日本銀行は… 30年ぶりに越える?「金利0.5%の壁」植田日銀の海図なき航海 2024年8月2日 パリ・オリンピックが開幕して1週間が経過した。昨今、五輪人気の低下がいわれるが、6キロにも及ぶセーヌ川河畔を舞台にした開会… リスクシナリオ「日銀の前のめり」年末に想定超え円高も 2024年6月12日 日銀の内田真一副総裁は5月27日に日銀本店で開かれた国際会議で「デフレとゼロ金利制約との戦いの終焉(しゅうえん)は視野に入… 欧米「中国包囲網もろい結束」過剰生産を巡る不都合な真実 2024年6月5日 中国の過剰生産能力問題が通商を巡る欧米との新たな火種となっている。しかし、中国からの制裁やビジネスへの影響を恐れて、対中強… 「為替介入観測」後でも円安トレンドが継続するワケ 2024年5月8日 「為替介入は、中長期的に見ると、為替相場のトレンドを変えるものではない」というのが、金融市場でのいわば常識である。筆者もそ… 為替介入でも当面続く円安「1ドル160円超え」も 2024年5月2日 円安になかなか歯止めがかからない。4月26日の日銀の金融政策決定会合後、円安はペースを速め、ゴールデンウイーク前半の最終日… 楽天証券の楠社長「投資の大衆化」楽天経済圏にメリット 2024年5月1日 ◇楠雄治・楽天証券社長インタビュー(3) 1999年10月に株式委託手数料が自由化されて今年で25年。多くのネット証券が設… 楽天グループの携帯事業「アメリカならグッドチャレンジ」 2024年4月26日 ◇楠雄治・楽天証券社長インタビュー(2) 1999年10月に株式委託手数料が自由化されて今年で25年。楽天証券はみずほフィ… 楽天証券の楠社長「とにかく戦った」SBIとの2強時代に 2024年4月23日 ◇楠雄治・楽天証券社長インタビュー(1) 1999年10月に株式委託手数料が自由化されて今年で25年。ネット証券各社が激し… 米FRB「量的引き締め終了」でドル安が進みそうなワケ 2024年4月10日 金融緩和を続けてきた日本に対して、米国は逆に金融引き締め策をとり、日米間の金利差が拡大し、急速な円安が進んだ。ここに来て米… 植田日銀の慎重な「政策転換」34年前の“教訓”に学んだ? 2024年3月20日 ◇34年前の取材ノート(3) 今の株価高騰と、1989年のバブル期の株価高騰は似たところがある。日銀が異例の金融緩和を長く… 株価暴騰中に発覚した「損失補塡」34年前の市場で何が 2024年3月14日 ◇34年前の取材ノート(2) 1989年11月から半年間、証券担当記者だったときの取材ノートが手元にある。相場の動きを連日… 34年前のバブル株高「宴の裏に悪魔」証券と暴力団の密着 2024年3月8日 ◇34年前の取材ノート(1) 大学ノートが14冊、手元にある。「相場」の表題と日付、名前が書いてある。1989年10月末か… 「投資で損をする経験も大事」初代GPIF経営委員長の助言 2024年2月24日 ◇平野英治・メットライフ生命副会長に聞く(下) 1月から新NISA(少額投資非課税制度)が始まり、株高もあって国民の株式市… 今の株高は「根拠ある熱狂か」初代GPIF経営委員長の見方 2024年2月21日 ◇平野英治・メットライフ生命副会長に聞く(上) 株式市場が活況だ。日経平均株価は34年ぶりの史上最高値に迫っている。この株… 日銀が金融正常化へ「GOサイン」でも円安が当面続くワケ 2024年2月14日 ついに、日銀は一歩踏み出した。「(物価安定の目標にむけて)先行きの不確実性はなお高いものの、こうした見通しが実現する確度は… 「2%物価目標」に固執した日銀とFRBの“大きな過ち” 2023年5月11日 ◇2%物価目標の“罪”(下) 米国の銀行連鎖破綻から始まった金融不安の一因は、2020年夏の米連邦準備制度理事会(FRB)… 負のループ「物価高→急な利上げ→銀行破綻」米国でなぜ 2023年5月9日 ◇2%物価目標の“罪”(上) 3月、米国の地銀シリコンバレー・バンクの経営破綻をきっかけに、金融不安が他の地銀やスイスの有… 植田新体制は「異次元緩和のツケ」を解消できるのか 2023年3月7日 ◇「植田新体制」元日銀理事に聞く(下) 植田和男・元日銀審議委員が4月、日銀の新総裁に就任する。異次元の金融緩和を、混乱を… メガバンク「花形職場のエリート行員」転職相次ぐワケ 2022年4月18日 メガバンク3行の新卒採用が大幅に減少している。5年ほど前までは3行とも1000人規模の大量採用をしていたが、今はほぼ3分の… 銀行出身副社長も!?「SMBC日興の相場操縦」三つのナゾ 2022年3月26日 SMBC日興証券を巡る株価操縦事件は、東京地検特捜部が新たに副社長を逮捕する事態に発展した。副社長は三井住友銀行の常務執行… ウクライナ侵攻で「経常赤字と円安」が一段と深刻に!? 2022年3月18日 外国為替市場で円安・ドル高が急激に進んでいる。ロシアのウクライナ侵攻が続く3月16日、ニューヨーク市場で1ドル=119円台… 「ロシアの地下マネーを排除せよ」スイフト制裁の次は 2022年3月9日 ロシア軍によるウクライナ侵攻の制裁措置として、国際資金決済の情報ネットワーク「SWIFT(スイフト)」から、ロシアの大手7… 制裁の決め手「スイフト排除」でロシアは孤立するか 2022年3月2日 ロシアのウクライナ侵攻を受けた制裁で、日米欧の主要国が国際的な資金決済ネットワーク「スイフト(SWIFT)」からロシアの大… 7月の日銀審議委員人事は「ポスト黒田」の前哨戦? 2022年2月23日 日銀による金融政策の行方を巡る話題が増えてきた。インフレ懸念が世界的に増大し、米国などが金融政策を緩和から引き締めに舵(か… 第1次石油危機後の狂乱物価「悪夢」が再来する? 2022年2月16日 国際金融市場の不安定さが増している。急激なインフレ傾向が世界的に増してきたからだ。国内でもガソリン価格が高騰し、食料品の価… 「公開価格が安すぎる?」株式市場が抱える真の問題 2022年2月9日 公正取引委員会は1月、新規株式公開(IPO)の問題点をまとめた報告書を発表した。新興企業の資金調達に関し、証券会社側が新規… 日銀保有の巨額株式「1日30億円売却」で解消まで71年 2022年1月28日 ◇異次元緩和の出口(3) 異次元緩和の「出口」を考える上で、最も悩ましいのは指数連動型上場投資信託(ETF)の処理だ。20… MMT派議員が「国債リスク」注記した銀行にイチャモン? 2022年1月26日 政界の一部で「現代貨幣理論(MMT)」が熱っぽく語られている。その柱が「自国通貨を発行できる政府は、財政赤字を拡大しても債… 市場に戻すべき「日銀保有の巨額国債」どうやって 2022年1月21日 ◇異次元緩和の出口(2) 異次元緩和下の日本銀行による国債購入は、すさまじかった。2021年の1年間は購入を抑制したが、そ… 障害相次ぐみずほの会見で透けた“社外取締役の限界” 2022年1月19日 相次ぐシステム障害に揺れるみずほフィナンシャルグループが新たな執行体制をスタートさせる。金融庁が昨年11月「経営責任の明確… 今が好機?「異次元緩和の出口」でも終結は30年後か 2022年1月14日 ◇異次元緩和の出口(1) 昨年12月、米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)は、量的緩和の縮小ペースを速める決定… メガバンク「マイナス金利逃避作戦」6年目の終わり? 2022年1月5日 2016年2月に始まった日銀のマイナス金利政策は22年2月で丸6年になる。ただし、メガバンクや大手行はマイナス金利の利息を… ETFや国債を大量購入した日銀が「債務超過」に陥る日 2021年12月24日 ◇金融政策の罪と罰(6) 2020年3月19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日経平均株価は日中1万6358円まで下… 米金融引き締めで「新興国ファンド」膨らむ不安 2021年12月22日 グローバルな金融政策の潮目が変わってきた。米国の中央銀行、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ予防の姿勢を鮮明化させ、金… 中国の穀物爆買いで市場激変。22年は小麦需給ひっ迫のおそれ=柴田明夫 2021年12月20日 穀物 中国養豚が飼料“爆買い” 価格の高止まりはまだ続く=柴田明夫 2021年の米シカゴ穀物市場は、大豆、トウモロコシ、小麦… 原油市場は年内は供給不足がまだ続く=柴田明夫 2021年12月17日 原油 上値重い展開か=柴田明夫 米ニューヨークWTI原油価格は、11月末にかけて1バレル=66ドル台まで売り込まれた。11月… 異次元緩和を続ければ必ず来る「円の急落と物価高騰」 2021年12月17日 ◇金融政策の罪と罰(5) 本年秋、財務省の矢野康治事務次官が月刊誌に寄稿し、与野党こぞってのバラマキ合戦に警鐘を鳴らした。… 山口FG対立劇の発端「消費者金融銀行」の不健全さ 2021年12月15日 中国地方の地銀グループ、山口フィナンシャルグループ(FG)の前最高経営責任者(CEO)と取締役会の対立が続いている。取締役… 金融庁が指弾「取締役会は役立たず」にみずほゼロ回答 2021年12月8日 システム障害の代償は大きかった。金融庁が11月26日に出した行政処分を受け、みずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長や傘… 「2%物価目標」このワナから逃れないと“日本沈没” 2021年11月26日 ◇金融政策の罪と罰(3) 日本銀行は物価上昇率の目標2%を掲げ続けている。その達成可能性と、日銀が物価を適切にコントロール… 就任10年目?「任期が長すぎる社外取締役」は是か非か 2021年11月24日 企業の間で、来年の定時株主総会に向けて社外取締役の候補者を選ぶタイミングが訪れている。そこで議論の一つとして浮上してきたの… 異次元緩和が日本に与えた「二つの深刻な副作用」 2021年11月19日 ◇金融政策の罪と罰(2) 異次元緩和の副作用を巡る議論は、高インフレが起きるかどうかに力点が偏りがちだ。「8年半やっても物… 高リスク仕組み債“手数料を見えなくする”ひどい手法 2021年11月17日 資産運用の分野でしばしば問題視されるのがデリバティブ(金融派生商品)を活用した「仕組み債」だ。商品の仕組みが複雑で、リスク… 異次元緩和の袋小路「あわよくば2%」に期待する異様 2021年11月12日 ◇日銀金融政策の罪と罰(1) 岸田政権の発足を受け、日本銀行の金融政策に変化があるかどうかが注目されている。異次元緩和の導… 地銀経営に「コンサルが過度に介入」金融庁が注意喚起 2021年11月10日 新たなビジネスモデル構築に向け、地方銀行がコンサルティング会社を活用するケースが少なくない。外部の知見を経営に生かす手法の… コロナ支援のゼロゼロ融資「もう完済した事業者が!?」 2021年11月3日 新型コロナウイルス問題の支援策として実施した民間金融機関の金融支援が曲がり角にさしかかっている。実質無利子・無担保の融資、… 「銀行業務は衰退」新生銀行はいま何で稼いでいるのか 2021年10月20日 2000年に発足した新生銀行(旧日本長期信用銀行)は、当初「常軌を逸したやり口」と指摘された苛烈な“貸し剥がし”を行い、法… 公的資金を返せない新生銀行“ダメダメ”だった21年間 2021年10月13日 SBIグループによる新生銀行のTOB(株式の公開買い付け)がさまざまな波紋を広げている。旧日本長期信用銀行が1998年に経… 三菱UFJの米銀売却と「邦銀の国際展開を阻む“壁”」 2021年10月6日 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が米国の商業銀行子会社を売却する。同グループはグローバル戦略の一環という前向… みずほに「異例づくしの処分」金融庁の尻に火がついた 2021年9月29日 金融庁が9月22日にみずほフィナンシャルグループとみずほ銀行に出した行政処分が、同行のシステム障害の深刻さを改めて浮き彫り… 1ドル=360円時代の再来 急増する対外直接投資と環流しない企業利益の円安圧力=佐々木融 2021年9月27日 1ドル=360円時代の再来 急増する対外直接投資と環流しない企業利益の円安圧力=佐々木融 為替相場について語る時には、通常短… パラダイム転換 1ドル=120円常態化も 円高要因はもうなくなった=唐鎌大輔 2021年9月27日 パラダイム転換 1ドル=120円常態化も 円高要因はもうなくなった=唐鎌大輔 これまでの日本では、「リスク回避ムードの高まり… 安い日本 第2部 アベノミクス総括=編集部 2021年9月27日 「意気込みや政策手法はよかったが、物価は上がらないという人々のマインドセットは日銀が考えていた以上に深刻だった」 東京大学の… 安倍・菅政権8年 「目くらまし」だったアベノミクス 世界での“日本の埋没”が加速した=寺島実郎 2021年9月27日 安倍・菅政権8年 「目くらまし」だったアベノミクス 世界での“日本の埋没”が加速した=寺島実郎 菅義偉首相が9月3日、自民党… INTERVIEW 篠原尚之 元財務官 「円は経常黒字が崩れ出すと危ない」 2021年9月27日 INTERVIEW 篠原尚之 元財務官 「円は経常黒字が崩れ出すと危ない」 日銀による異次元金融緩和は、最初の2年に円安を進… 国際収支の発展段階 衰える日本の「稼ぐ力」 「悪い円安」にも警戒を=高島修 2021年9月27日 筆者が思うに、その時々のマーケットは需給が全てである。ファンダメンタルズ(基礎的条件)は数年単位の動向を占う上では、それな… 総裁選で「8年続く超金融緩和」がスルーされる問題点 2021年9月22日 自民党総裁選がヤマ場を迎えている。新型コロナウイルス対策など争点はいくつかあるが、安倍晋三政権が発足し、「アベノミクス」を… みずほ「持ち株会社の経営陣」に恨みが向かう行内事情 2021年9月15日 ◇みずほ6度の障害(下) みずほフィナンシャルグループのシステム障害がとどまるところを知らない。9月8日にもみずほ銀行の約… みずほ「坂井1強体制」繰り返す障害と責任の取り方 2021年9月8日 ◇みずほ6度の障害(中) 8月19日から20日にかけて発生した今年5度目のシステム障害を踏まえ、みずほフィナンシャルグルー… みずほ6度の障害で見えた経営者の「現場軽視」 2021年9月1日 ◇みずほ6度の障害(上) 今年2月から3月にかけて4度のシステム障害を起こしたみずほフィナンシャルグループで、8月に再び2… 長期金利 当面低位だが上昇圧力=海老原慎司 2021年8月27日 8月16日に公表された4~6月期の実質GDP成長率は、2四半期ぶりのプラス成長となったが、マイナス成長を記録した前期からの… 仕組み債の販売リスク「地銀トップは理解してますか」 2021年8月25日 地銀でハイリスク金融商品の販売が増加している。「仕組み債」と呼ばれるもので、金融派生商品(デリバティブ)を組み合わせた商品… 「コロナで窮地」事業者向け金融支援の現場で“悲鳴” 2021年8月11日 新型コロナウイルス感染が全国的に深刻化している。そのダメージを受ける飲食、観光などの事業者に対し、金融面での支援強化が迫ら… 五輪とコロナで「関心ゼロ」政府の成長戦略の注目点 2021年8月4日 政府は6月18日、「骨太の方針2021」と「成長戦略実行計画」を閣議決定した。新型コロナウイルスと五輪開催をめぐる議論が戦… オレオレ詐欺「次の標的」はネットバンキング!? 2021年7月21日 銀行業界ではインターネットバンキングの利用拡大を目指す動きが加速中だ。窓口や現金自動受払機(ATM)で送金するより格段に安… 「金融おせっかい庁」は真の“育成庁”に脱皮できるか 2021年7月14日 金融庁は7月8日付で長官人事を行った。氷見野良三長官(61)が退任し、総合政策局長を務めていた中島淳一氏(58)が昇格した… ネコもしゃくしもESG“名ばかり投信”まるでバブル 2021年7月7日 ESGやSDGsを冠した投資信託商品が増え、人気を集めている。そのなかで、商品性の曖昧さを疑問視する声が広がってきた。なぜ… 五輪前「サイバー攻撃への対応は」金融業界が態勢強化 2021年6月30日 東京五輪・パラリンピック開催まで1カ月を切った。新型コロナウイルス感染拡大の不安が払拭(ふっしょく)できていないとの指摘が… ATM障害を「企業風土」で語るみずほ社長の重大責任 2021年6月23日 みずほフィナンシャルグループは6月15日、傘下のみずほ銀行で2~3月に起きたシステム障害に関し、弁護士らで作る第三者委員会… 着服、不正販売…日本郵政で不祥事が絶えないワケ 2021年6月17日 顧客らから12億円詐取▽切手を6億円分着服▽6万人超の顧客情報を紛失▽かんぽ生命保険の大規模な不正販売……。ここ2年ほどで… 金融機関は戦々恐々「マネロン審査の結果報告」 2021年6月16日 マネーロンダリング(マネロン=資金洗浄)防止やテロ資金対策のために設置された国際機関「金融活動作業部会」(FATF、本部・… 株主総会の4割で「警察官が待機」総会屋対策今も? 2021年6月16日 ◇株主総会のリハーサル(5) 株主総会の質疑のリハーサルで大事なのは、質問する株主役です。役員の回答を受けて、その場で次の… 「後継者は?」株主に質問された創業会長“激オコ” 2021年6月9日 ◇株主総会のリハーサル(4) 私たち企業法務専門の弁護士が、事前に模範回答を作りにくい株主総会の質問があります。それはガバ… 詐欺事件に遭い「自主廃業」SBI子会社の“後始末” 2021年6月9日 個人投資家と事業者を結びつける新たな金融「ソーシャルレンディング」の業界が大揺れだ。金融グループSBIホールディングス(北… 株主総会の質疑で役員が気にする「使えない」答弁とは 2021年6月2日 ◇株主総会のリハーサル(3) 株主総会で役員がもっとも緊張するのは株主との質疑です。質疑をうまくこなせると、株主や社内から… ワクチン接種で大阪・枚方信金が「高齢者支えます!」 2021年6月2日 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種がようやく本格的に動き始めている。だが、人口が集積する都市部ほど接種の予約が殺到して… 株主への「退場命令」も練習する総会のリハーサル 2021年5月26日 ◇株主総会のリハーサル(2) 企業が株主総会に向けて行うリハーサルのハイライトは、役員と株主役との質疑応答です。株主の質問… 野村と地銀の新会社は「証券会社の伝統」を揺るがすか 2021年5月19日 証券会社のビジネス構造に変革の兆しが出始めている。野村証券を中核子会社とする野村ホールディングスが、千葉銀行など地銀3行と… 株主総会に必須「社長に恥をかかせない」リハーサル 2021年5月19日 ◇株主総会のリハーサル(1) 上場企業の多くは、株主総会の前にリハーサルを行います。株主の質問に社長や役員がきちんと答えら… 地銀再編の導火線?「ユニゾ融資」不良債権化の懸念 2021年5月12日 経営が悪化している不動産会社、ユニゾホールディングス(本社・横浜市中区)に対し多額の融資をしている地域金融機関が、これをど… 証券業界に高度成長期から続く「はめ込み営業」の矛盾 2021年4月28日 銀行・証券の業務を隔てる規制措置、いわゆる「ファイアウオール」の在り方を巡る議論が金融庁の審議会で再開された。銀行の優越的… コロナで「株主総会の8日前に会場変更」地裁の判断は 2021年4月21日 ◇コロナ禍と株主総会(4) この1年間、企業の株主総会は新型コロナウイルス禍で大きな影響を受けました。なかでも、緊急事態宣… 増えるオンライン株主総会「リアル会場」と併用で 2021年4月14日 ◇コロナ禍と株主総会(3) 今年も6月の株主総会シーズンが近づいてきました。新型コロナウイルス感染問題が収束しないなか、株… 個人客に助言「独立系投資アドバイザー」の裾野拡大 2021年4月14日 独立系の投資アドバイザーである「金融商品仲介業者」が裾野を拡大している。証券会社に属さずに、個人客を相手に助言と証券投資の… コロナ対策を理由に「株主総会に来場拒否」は原則違法 2021年4月7日 ◇コロナ禍と株主総会(2) コロナ禍のなか開かれた株主総会で、大半の会社は、株主に「来場自粛」のお願いをしました。「入場拒… 野村巨額損失「パリバ・ショック」の二の舞いになるか 2021年4月5日 金融資本市場に不安心理がくすぶっている。その理由は、野村ホールディングスなどが米国で直面し公表した「巨額損失発生の可能性」… みずほ銀トラブルで金融庁が問題視する「送金障害」 2021年3月31日 みずほ銀行は2月28日の現金自動受払機(ATM)停止以降、4度にわたるシステムトラブルを短期間に引き起こした。そこから垣間… 「株主総会に来ないで」コロナで相次いだ来場自粛要請 2021年3月31日 ◇コロナ禍と株主総会(1) 新型コロナウイルス感染が拡大するなか、株主総会はこの1年どのように開催されてきたのでしょうか。… 金融業界の権益争い再燃?「銀行と証券の隔壁」議論へ 2021年3月24日 銀行と証券会社の業務を区切る業務隔壁、いわゆるファイアウオールのあり方を巡る議論が再開する。昨年、金融庁が開催する金融審議… 大混乱みずほ銀行「頭取交代人事」なぜ凍結しない? 2021年3月16日 みずほ銀行のシステム障害が収まらない。3月12日には法人向けの外貨送金でもトラブルが発生した。障害は現金自動受払機(ATM… みずほ銀行ATM障害 想定ミスが招いた“人災” 加藤新頭取は「厳しい船出」=花田真理 2021年3月15日 みずほ銀行でATM(現金自動受払機)障害が続いている。 2月28日には、全国にある5891台のATMのうち、ピーク時に43… みずほ銀トラブル「出遅れたキャッシュレス化」の象徴 2021年3月10日 みずほ銀行は2月28日、全国に設置している現金自動受払機(ATM)の80%に相当する4318台が一時停止するシステムトラブ… 「コロナどう克服」中小企業支援で銀行がノウハウ共有 2021年3月3日 新型コロナ問題でダメージを受けた中小・零細企業に対する金融機関の対応は、資金繰り支援から本業の経営改善への支援にステージが… 株価3万円台の陰で「証券担保ローン」60代男性の悲劇 2021年2月24日 証券会社が最近、個人客向け商品のラインナップに積極的に取り入れているのが証券担保ローンである。客が保有する株式、投資信託な… 株価上昇を「合理的バブル」と喜ぶ証券業に明日はない 2021年2月10日 コロナ禍の影響で多くの企業や個人が苦しんでいる一方で、株式相場は上昇トレンドを持続している。これはわが国に限らず、世界的な… 中小企業の「M&Aアドバイザー」利益相反問題とは 2021年2月3日 中小企業の経営者の高齢化や後継者難を背景に、事業承継、事業譲渡という問題が話題になっている。おりしも菅義偉首相は、「生産性… 金融庁が「サステナブルファイナンス」の議論スタート 2021年1月27日 「サステナブルファイナンス」という言葉が注目されている。「サステナブル」とは「持続可能」の意味だ。地球環境対策や社会的課題… 「退職金の受け皿」ファンドラップが運用難で伸び悩み 2021年1月20日 長期の資産形成サービスとして提供されている「ファンドラップ」を見直そうという機運が、証券会社などの間で高まりつつある。多く… コロナに耐える経営者が激怒「東京都公社の案内状」 2021年1月13日 新型コロナウイルス感染問題の深刻化に伴う経済活動の悪化によって、多くの企業が苦悩し、事業継続に向けて懸命の努力を続けている… 顧客重視の基準に?金融界が導入する「重要シート」 2021年1月6日 2021年の金融業界の焦点のひとつが「重要情報シート」と呼ばれる説明資料の導入だ。投資信託や外貨建て保険など投資リスクのあ… ESGを名乗るみずほ証券の株式投信は“看板倒れ”!? 2020年12月30日 近年、資本市場で重視されている概念が「ESG」である。「環境(E)、社会的な役割(S)、企業統治(G)」を意識し実行してい… 沈滞する金融市場で再び「日本版ビッグバン」の必要性 2020年12月9日 銀行と証券のビジネスを隔てている「ファイアウオール(隔壁)」を撤廃するのか、維持するのか――。金融庁が設置した金融審議会の… 観光客誘致と同じ発想?菅政権の「国際金融都市構想」 2020年12月2日 菅政権が掲げた「国際金融都市構想」の議論が続いている。日本に世界屈指の国際金融拠点を設立しようというものだ。わが国にとって… 地銀再編でも解消しない?「金食い虫」のシステム費 2020年11月25日 地銀の経営統合や合併を後押しするため、金融庁はシステム統合にかかる費用の一部を補助する制度を検討している。だが、銀行のシス… 「金融商品の時価算定」銀行の会計基準が厳しくなる 2020年11月11日 銀行が保有する有価証券とその関連商品は、「時価」で評価する会計ルールが国際標準だ。有価証券や関連商品を時価で算定し、決算期… 激突する銀行と証券「ファイアウオール」の対立点 2020年11月4日 銀行と証券の業務分野を分ける「ファイアウオール」(隔壁)の規制のあり方に関する議論が、金融業界で激しさを増してきた。銀行業… 東証「終日売買停止」で勢い増す“証取の分散論”のワナ 2020年10月14日 10月1日に東京証券取引所でシステム障害が発生し、株式全銘柄の売買が終日停止したが、その“余波”が懸念されている。障害の原… コロナ禍の「家賃値上げ」都心でうごめく再開発の影 2020年10月7日 都心の繁華街で不動産がらみの微妙な動きが出始めている。ビルのオーナーによるテナントへの家賃や更新料の値上げ通告だ。新型コロ… 不正な資金流出相次ぐ「ゆうちょ銀行」危機意識の鈍さ 2020年9月30日 銀行の預貯金の不正引き出し事件が金融界を揺るがしている。ドコモ口座、ペイペイなど電子決済サービスとつながる預金口座から、本… JR赤字ショックが映し出す「コロナ構造調整」の重圧 2020年9月23日 銀行業界の先行きにこれまでにない暗雲が広がり始めている。新型コロナウイルス問題の企業業績への悪影響が着実に強まっているから… 国際金融センター「香港の受け皿」日本は難しい理由 2020年9月9日 国際金融センター構想の論議が再燃している。東京都の小池百合子知事が東京の国際金融センター化に向けた議論を続けてきているが、… 「リモート営業で新規顧客開拓できず」証券業界の苦境 2020年9月2日 新型コロナ禍のなか、証券業界では「個人客への営業活動で苦戦している」との声が広がっている。顧客を個別に訪問し商品説明を行い… コロナ収束見通せず「銀行の経営問題」に発展する懸念 2020年8月26日 新型コロナウイルス問題の収束が見込めないなか、今年度下期の銀行決算の悪化を危ぶむ声が早くも強まっている。しかも「収益力の悪… 「お菓子の街」活性化へ東京・足立成和信金と地域の輪 2020年8月19日 地域金融機関の本来的な役割の一つに、「地域社会の活性化」がある。新型コロナ禍の厳しい状況のもとで、地域活性化の努力を惜しま… 中国共産党による香港弾圧に「53カ国が賛成」の衝撃=立沢賢一 2020年8月9日 香港国家安全維持法が確実に機能するために、中国共産党は何をしたのでしょうか?(1) 2020年2月13日、中国共産党は習近平… 「かんぽ不正」見過ごした社外取締役も刷新すべきだ 2020年8月5日 日本郵政グループは7月29日、かんぽ生命と日本郵便による保険商品の不正販売に関し役職員573人を処分すると発表した。同グル… 国内アセットマネジメント業界「非効率」という金縛り 2020年7月29日 資産運用業(アセットマネジメント)は「わが国の金融分野に残された成長領域」と期待されてきた。しかし、その一方、国内の大手資… コロナの公的融資が「バブル」とつながるひそかな不安 2020年7月15日 新型コロナ問題が続くなか、銀行の貸出金残高が大幅に増えている。日銀の統計によると、全国の銀行の貸出金残高は6月末、前年同期… コロナで透けた金融機関の「ご都合主義と誠実な対応」 2020年7月8日 新型コロナ禍のなか、中小・零細企業の資金繰り問題が解消していない。金融庁は公的な制度融資を活用して積極的に資金繰りに対応す… 「経済安定本部」まねた“コロナ対応本部”の議論を 2020年6月24日 新型コロナウイルスは感染の急拡大が収まってきた。抜本的な解決ではないものの、国内に広がった一時の危機的なムードは薄らいでい… 金融庁が褒めた?とある生保の「時間差手数料ゼロ%」 2020年6月17日 生命保険会社の一部が、変額保険などに設定する解約手数料の一つである「時間差手数料」を“ゼロ%”にしたことが明らかになった。… 「コロナ第2波が来る前に稼ぎたい」証券営業の悪弊 2020年6月10日 株価が新型コロナウイルス問題の発生前の水準近くまで復調している。そうしたなか、個人向け証券営業のあり方が改めて問われている… コロナ禍の旅館や商店を救え「信組版ふるさと納税」 2020年6月3日 金融業界が新型コロナウイルスに苦しむ事業者への支援に動いている。その一つとして信用組合の取り組みを紹介する。インターネット… なぜコロナでも株価が上がるのか 米国経済指標を読みとく=種市房子 2020年6月1日 米国では新型コロナウイルス感染拡大により3月13日、国家非常事態宣言が出された。各地で外出が制限され、生産活動もサービスも消… コロナ対策遅れる?「検事長賭けマージャン」の大問題 2020年5月27日 黒川弘務・前東京高検検事長の「賭けマージャン」発覚で国政の混乱が広がれば、経済が大きな影響を受ける可能性があると危ぶむ声が… 「危機後の改革支援」地銀や信組の“腕の見せどころ” 2020年5月20日 新型コロナ危機で資金繰りが苦しくなった融資先に対する緊急対応が、全国の地域金融機関で行われている。融資の返済条件変更や、遅… 企業決算は4月以降の「コロナ直撃」をどう反映するか 2020年5月13日 上場企業の2020年3月期決算発表が本格化してきた。新型コロナウイルス感染拡大が各企業の決算にどれほど影響しているのかが最… 「スーパーだけじゃない」銀行の支店でも“3密”が!? 2020年4月26日 金融機関の支店の店頭が、新型コロナウイルスの感染リスクにさらされている。政府は緊急事態宣言のもとで事業継続を求める業者のひ… 「新型コロナ恐慌」は世界大戦への「地獄の扉」を開けるのか:後編(出口治明×板谷敏彦) 2020年4月16日 「国債発行」がもたらす帰結 (「前編」より続く)出口 金融面から第一次大戦を見た時、独墺などの中央同盟国と英仏露の協商国(連… 「決算延期か暫定対応か」3月期企業が迫られる選択肢 2020年4月14日 新型コロナウイルス問題で緊急事態宣言が出され、3月期決算の企業の集計、公表の作業は一段と困難な状況になっている。3月期決算… 新型コロナで「史上最悪」になったのち、「史上最高の経済成長」をゴールドマンサックスが予想するワケ=立沢賢一(元HSBC証券会社社長、京都橘大学客員教授、実業家) 2020年4月10日 わずか数カ月前、世界経済はゆっくりとリバウンドし、米中貿易戦争も前進するかのように見え、世界中の中央銀行は金利を維持させるよ… 新型コロナによる「宿泊・運輸・小売業の連鎖倒産」危機は「アベノミクスなど世界的金融緩和」によって悪化!=立沢賢一(元HSBC証券会社社長、京都橘大学客員教授、実業家) 2020年4月9日 新型コロナウイルス肺炎が大流行する前から、世界的金融緩和政策で米国の格付けがトリプルB格に満たない投資不適格の低格付け債市場… 緊急経済対策「政府と金融業界」意思疎通は十分か 2020年4月7日 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府が7日に決定する緊急経済対策をめぐり、経済界の一部に不信感が見え隠れしている。安倍… コロナ対応で直面する難題「監査・有報・株主総会」 2020年3月30日 新型コロナウイルスの感染拡大が企業の決算対応に大きな影響を及ぼす情勢となっている。業績への悪影響はもはや避けられない状況だ… 株価暴落で「日経平均リンク債」に損失発生の大リスク 2020年3月18日 新型コロナウイルスの感染拡大を背景にして、東京市場、ニューヨーク市場をはじめ世界的な株価暴落が続いている。米市場の下落率は… 新型コロナが日銀を債務超過に追いやる理由=木内登英 2020年3月13日 新型コロナ・ウイルスにより市場では連日大荒れの展開がつづく中、日銀は現在約6兆円のETF購入枠の拡大を検討しているとも報道さ… 株価が暴落しても追加緩和を「やってはいけない」理由=木内登英 2020年3月11日 新型コロナ・ウイルスの感染拡大をうけ、株式市場が大幅に下落しています。そんな中、日銀は3月2日、6日、9日と、1000億円規… 新型コロナと「検査マニュアル廃止」銀行に広まる不安 2020年3月11日 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり銀行業界の警戒感は一段と高まっている。取引先企業の業績悪化に対する不安がその一つだが、… 新型コロナ問題「期末決算が怖い」銀行界の憂鬱 2020年3月4日 新型コロナウイルスの感染拡大が銀行業界にも重たくのしかかりつつある。従業員への感染リスクもあるが、3月末の決算期が近づくな… 「認知症高齢者のお金の管理」金融機関は何をすべきか 2020年2月26日 高齢化社会の進展に金融業界がどう対応するか――。こうした問題が注目を集めつつある。金融担当相の諮問機関である「金融審議会」… 銀・証分離の名残「銀行の証券子会社」迫られる変革 2020年2月12日 銀行業界で、系列の証券子会社の位置づけを見直そうという声が出始めている。現在、メガバンクなど大手銀行は、持ち株会社の下に銀… 金融庁が懸念を持つ「資産運用会社」と親会社の関係 2020年2月5日 顧客から資産を預かり運用を行う「アセットマネジメント業界」に関して、金融庁が経営者に対するヒアリング調査に乗り出している。… 企業会計ソフト「突然使えなくなるリスク」はあるか? 2020年1月29日 銀行と、家計簿アプリや会計ソフトを運営している業者がシステムを接続させる「オープンAPI」の利用契約問題が大詰めを迎えてい… 銀行業界で取り組む「子どもの貧困支援」広がりは? 2020年1月22日 貧困状態に置かれた子どもたちの存在が大きな社会問題になっている。銀行の業界団体である全国銀行協会(全銀協)は2019年10… 株価指数「TOPIX」証券取引所が運営する問題点 2020年1月15日 資本市場の懸案の一つだった東証の市場再編問題が昨年末に決着した。「決着」と言うより、市場改革の方向性が定まったといったほう… 「手数料ゼロ」が証券業界の“不毛な消耗戦”になる? 2020年1月8日 2020年、金融業界は一段と厳しい経営環境に突入することが避けられそうもない。これまで地銀を筆頭に、銀行の収益悪化が話題の… 「ガバナンスは議論してきた」日本郵政社長の空まわり 2019年12月25日 日本郵政グループが迷走を続けている。12月18日、かんぽ生命保険の不正販売を解明するための「特別調査委員会」が記者会見して… 金融機関は戦々恐々「オンライン仲介業」は誕生するか 2019年12月11日 金融庁の作業部会で、新しい仲介業者の導入に関する議論がヤマ場を迎えている。銀行、証券、保険に関わる幅広い分野の金融商品を個… 企業は「株主総会の会場」をどのように選んでいるか? 2019年12月5日 ◇“様変わり”株主総会(3) 上場企業は株主総会をどのような会場で開催しているのでしょうか。自社施設もあれば、ホテルやホー… 「サブプライム危機再来?」高利回り商品の潜在リスク 2019年12月4日 「リーマン・ショックの二の舞い」を恐れ、世界の金融当局が警戒感を高めている金融商品がある。高利回りの運用商品として機関投資… マネロン対日審査「報告書公表」まで気が抜けない銀行 2019年11月27日 マネーロンダリング(資金洗浄)防止のために設置された国際機関「金融活動作業部会」(FATF、本部・パリ)による第4次対日審… リテール部門のうまみ「雲散霧消」メガバンクの苦悩 2019年11月20日 銀行業界がマイナス金利政策に苦しむなかで、預金口座に手数料を導入する是非が話題となっている。その論議を深掘りしていくと、一… “冬の時代”から復活した商社と銀行はどこが違うのか 2019年11月6日 低金利・低成長に苦しむ銀行業界は復活できるのか。20年余り前に、いまの銀行と同様に、先行きが危ぶまれた業界がある。それは「… 「子どもの貧困は社会損失」銀行業界はどう取り組むか 2019年10月30日 子どもの貧困が深刻な社会問題になっている。この問題に本格的に取り組もうとする試みが銀行業界で始まっている。 全国銀行協会(… 独立系証券アドバイザー「玉石混交?」制度への不安 2019年10月16日 投資信託など証券商品の販売に関し、個人投資家への助言役として注目度が高まっているのが「独立系ファイナンシャルアドバイザー(… 「30分で終了」だった株主総会が長時間化した理由 2019年10月10日 ◇“様変わり”株主総会(2) 上場企業は株主総会にどの程度の時間をかけているのでしょうか。商事法務研究会が毎年発行している… かんぽ生命不正「お粗末な調査票」背景に無責任経営 2019年10月9日 かんぽ生命の不正な保険販売の発覚をきっかけとして、日本郵政グループのお粗末な危機管理が浮き彫りになっている。保険販売の無軌… 米SEC新規制「客の最善を追求せよ」が日本に波及? 2019年10月2日 米証券取引委員会(SEC)は6月、「レギュレーション・ベスト・インタレスト」と呼ばれる新たな規制を導入すると発表した。内容… 証券会社が気にかける「日経リンク債」と株価との関係 2019年9月25日 米中貿易摩擦の緩和期待などから株価が上昇に転じてきている。久しぶりに証券業界にも活気がよみがえりつつある。なかでも、一部の… 「マネロン審査対象はどの会社?」戦々恐々の金融業界 2019年9月4日 金融業界では、9月に入り戦々恐々としたムードが高まっている。マネーロンダリング(資金洗浄)を防ぐために作られた国際的な組織… 「売買は国内100銘柄」“異質”LINE証券の行方 2019年8月28日 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の代表的な企業であるLINEが「LINE証券」を設立した。野村ホールディン… 株主総会の変遷「シャンシャン総会」から質疑の場へ 2019年8月20日 ◇“様変わり”株主総会(1) 企業の株主総会が様変わりしています。1990年代までは、上場企業の株主総会は20分余りで終わ… 運用の世界で起きた機関投資家の“ベクトル”の変化 2019年8月14日 日本の主要な上場企業の経営者は、国内で決算発表を終えた直後に米国や欧州の投資家を訪問し、IR活動(情報発信)を行うのを常と… 「タダのサービスはない」グローバル金融市場の新潮流 2019年8月7日 誰もが名前を知っている日本の製造業のトップ企業のIR活動で昨年、思わぬ異変が起きた。IRは「インベスター・リレーションズ」… 日本企業が欧州の機関投資家に「相手にされない」わけ 2019年7月31日 上場企業にとって、投資家へのアピールであるIR活動は欠かせない。IRはインベスター・リレーションズの略で、「投資家に向けた… 「高齢者の足が遠のく郵便局」かんぽ経営者の犯した罪 2019年7月17日 かんぽ生命が、契約者に不利益になる契約の乗り換えを繰り返してきたことが大きな問題となっている。7月10日、かんぽ生命とその… ノルマをやめない銀行の経営者は「裸の王様」だ 2019年7月10日 銀行業界では営業ノルマを廃止する「脱ノルマ」の動きがようやく本格化してきた。しかし、その一方で「ノルマを廃止すると、投資信… 高コスト体質の地銀 ようやく経費削減を徹底する動き 2019年7月3日 地銀の収益をめぐって近年、注目されていることがある。それは「本業利益の悪化」という状況だ。銀行の本業利益とは、貸し出しで得… 「社会保障や年金」大事な議論を避ける嘆かわしい現実 2019年6月26日 「老後に2000万円必要」と記載した金融審議会の報告書をめぐる問題は、国会の党首討論でも与野党の議論がかみあわなかった。膨… “炎上”した「老後2000万円必要」を政争の具にするな 2019年6月12日 金融審議会(首相の諮問機関)がまとめた資産形成に関する報告書が国会内外で“炎上”している。野党は「老後の生活が年金で成り立… 野村証券「情報漏洩事件」が再考させた市場の原理原則 2019年6月5日 野村グループによる、東京証券取引所の株式市場区分の見直しを巡る情報漏洩(ろうえい)事件は、金融庁が5月28日、野村証券と野… 東証1部・2部は区分一新? TOPIXはどうなる 2019年5月29日 株式市場の構造見直しの議論がいよいよ本格化する。金融庁は5月17日、「市場構造専門グループ」を新設し議論を始めた。第1回の… 東証上場基準漏えい?近づく「野村処分」のXデー 2019年5月20日 東京証券取引所が運営する四つの株式市場の構成見直しの議論が再開された。金融庁は5月17日、金融審議会の下に「市場構造専門グ… 「赤字4億円 社長報酬14億円」怒った株主に地裁判断は 2019年5月10日 ◇株主総会をテーマとした判決(3) 日産自動車のカルロス・ゴーン前会長の事件で、役員報酬について注目が集まっています。役員… 若手行員が疲弊する「過剰なノルマ」のお寒い実態 2019年5月8日 銀行業界で、営業現場へのノルマ設定を見直す動きがようやく広がり始めた。過剰なノルマは現場に深刻な弊害をもたらしている。その… 銀行が庶民に嫌われる理由“二つの事例”で考えてみた 2019年4月24日 銀行の個人ローン戦略は整合性がとれているのか。今回は、各銀行が注力する個人ローン営業を借り手の側からみた場合に、どのような… 銀行主導デジタルマネーが「お祭り騒ぎ」で終わる懸念 2019年4月17日 銀行業界でデジタルマネー導入の動きが続いている。みずほグループは独自のデジタルマネー「J-COIN」を3月からスタートし、… 「マネロン」国際審査を受ける金融機関の体制は十分か 2019年4月10日 果たして、国際機関の厳しいチェックをクリアできるのか――。 いま、金融業界で関心が高まっているのがマネーロンダリング(資金… 「総合職・一般職の区別廃止へ」銀行員を襲う改革の波 2019年4月3日 新年度に入るのを契機に、金融業界に「人事制度改革」の局面が始まる。銀行はこの数年、デジタル技術を活用するリテール(個人、中… 消費者金融の「無人店舗」新設が目立つ意味合いは? 2019年3月26日 消費者ローン市場で微妙な変化が表れ始めている。銀行のカードローン融資残高が少しずつ減少する一方で、消費者金融など貸金業者の… キャッシュレス化20%「日本は遅れてる」はホント? 2019年3月19日 「デジタルマネー」が引き続きホットな話題となっている。政府が推進するキャッシュレス化社会の流れに沿った議論だ。だが、さまざ… 株主総会で社員に「やらせ質問」裁判所の認定は? 2019年3月15日 ◇株主総会をテーマとした判決(2) 活発な質問が出る株主総会が増えています。ところが、会社側が子会社の社員に「やらせ質問」… 経済の司令塔・内閣府の中長期試算「いまも現実離れ」 2019年3月5日 厚生労働省による「毎月勤労統計」の不正調査問題が国を揺るがしている。信頼すべき国の統計の調査に瑕疵(かし)があり、信ぴょう… 「株式市場10連休は大リスク」その根拠を疑ってみる 2019年2月26日 天皇陛下の退位と皇太子殿下の即位に伴う10連休中(4月27日~5月6日)の対応を巡って、証券市場関係者の間でいまだに異論が… 日銀保有ETF21兆円と「昭和40年不況」の棚上げ策 2019年2月19日 日銀がマイナス金利政策を発動して早くも3年になる。いまのところ、日銀がマイナス金利政策を脱却する見通しは立っておらず、金融… 変革の時代に「動かない」言い訳を探す銀行の勘違い 2019年2月12日 銀行が変革の時代を迎えていることはいまさら言うまでもない。しかし、そのような言葉がマスコミをにぎわしている割には、銀行業界… 10連休はGDPを押し下げる=斎藤太郎 2019年2月8日 新天皇が即位する2019年5月1日とその前後が祝日となり、今年のゴールデンウイーク(GW)は10連休となることが決定した。… 遠藤金融庁長官が「喝!」経営改革遅い地域銀行 2019年2月5日 地域銀行がいよいよ生き残りに向け正念場を迎えることになりそうだ。いうまでもなく、地域銀行は近年、経営環境が激変するなかで旧… 日本取引所と東京商品取引所の統合手法はTOB? 2019年1月29日 証券取引所と商品先物取引所を一体化させる「総合取引所」構想の行方が注目されている。日本取引所グループ(JPX)と東京商品取… 地域銀行が「収益力強化」のために今年やるべきこと 2019年1月15日 今年の金融分野の課題は何か――。前回は証券市場の問題を考えたが、今回は間接金融、つまり銀行業界に目を向けてみたい。最大級の… 証券界は大丈夫か?「プリンシプル」なき惨状を憂う 2019年1月8日 2019年も金融分野は問題が山積している。解決すべき課題も数多い。そのなかで「この問題の解決が最優先」という選び出しは困難… 外国人労働者に立ちふさがる「銀行口座開設」の問題点 2018年12月25日 外国人に日本でより広く働いてもらうための改正出入国管理法が成立した。ただ、日本で働く外国人にとって、銀行口座開設、自国への… 全銀協会長の「貧困問題に取り組む」発言の注目度 2018年12月18日 子どもの貧困に象徴される格差問題に対する取り組みの機運が、銀行業界に芽生え始めている。格差拡大という深刻な社会構造のなかで… 日本では育たない?独立系金融アドバイザー「IFA」 2018年12月11日 リテール証券の営業の新たな担い手として注目されているのがIFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)だ。証券会社や銀行から独… 支店の自主性を配慮する銀行の「ノルマ脱却」は本物か 2018年12月4日 メガバンクが営業拠点に設定する収益目標制度を見直している。本部が計画した収益目標に基づいて、数多い商品ごとに細かく数値目標… 「ソーシャル・レンディング」社会貢献の陰で怪しさも 2018年11月27日 特定の事業目的のためにインターネット上で少額投資を募るビジネスを「ソーシャル・レンディング」という。社会貢献などのために不… NISAに最初の「5年満期」更新しないと非課税消滅 2018年11月20日 少額投資非課税制度(NISA)が初めての期間満了を迎える。一定の手続きによって、さらに5年間の非課税期間延長となるが、いま… 進む「キャッシュレス化」誰が責任を負っているのか 2018年11月13日 キャッシュレス決済を巡る論議が高まり続けている。政府も外国人旅行者の増大を踏まえて、キャッシュレス化推進の旗を振り続けてい… 東証システム障害で吹き出した株式取引の“大問題” 2018年11月6日 東京証券取引所で10月9日に発生したシステム障害問題は、東証が24日に金融庁に報告書を提出するとともに、内部の責任を明確化… 社会貢献とビジネスを結ぶ「ESG投資」の注目度 2018年10月30日 いま、「ESG投資」という言葉が資本市場で話題になっている。環境(Environment)、社会(Social)、企業統治… やっと動き始めた「総合取引所」世界に10年遅れ? 2018年10月23日 証券取引所に商品取引所を統合する「総合取引所」が実現に向けて動き出す雲行きとなっている。政府の規制改革推進会議が重点事項の… 議決権行使した株主に「クオカード500円」は違法? 2018年10月17日 ◇株主総会をテーマとした判決(1) 取締役会(会社側)と大株主が対立し、株主総会に向け委任状獲得合戦となることがあります。… ノルマ営業を続ける銀行の「売り手発想と時代錯誤」 2018年10月9日 銀行業界で、支店の業績評価方式を見直す動きが起きている。金融庁が求めている「顧客本位の業務運営」を営業現場で徹底させるため… “地域のエリート”を独占採用してきた地銀の袋小路 2018年10月2日 来年4月入社予定の学生を対象とする採用活動が終盤戦を迎えている。国内経済の改善を背景に企業が採用を積極化させており、引き続… 外国人労働者の送金ニーズと「銀行不要論」の密な関係 2018年9月25日 労働人口の減少を背景に、国内のさまざまな産業で外国人労働者への依存度が高まっている。そうした外国人労働者にとって、稼いだ給… 日本の取引所の国際競争力が高まらないウラ事情 2018年9月18日 わが国の資本市場をめぐっては解決が先送りされたままに置かれている課題が少なくない。そのひとつが証券取引所の「国際競争力」で… 「銀行の預金金利上乗せ」は株主優待として適法か 2018年9月5日 ◇株主優待(5) 株主優待は、個人投資家にとって楽しみであり、個人の投資の視野を広げるメリットがあります。ただ、会社の利益… 「収入増だけが金科玉条」何もわかってない地銀経営者 2018年9月4日 銀行業界では、投資信託や保険の販売手数料といった「役務収益」と呼ばれる利益の拡大が経営戦略の中軸に据えられている。なかでも… 「削減? 外部委託?」ATM戦略転換迫られる銀行 2018年8月28日 銀行業界で現金自動受払機(ATM)戦略の見直しが加速してきた。たとえば、メガバンクの一角、三菱UFJ銀行は2023年度まで… 「商品相談は会場外ブースで」株主総会の工夫あれこれ 2018年8月21日 ◇株主総会に出席(2) 今回は、キーコーヒー、KDDI、東武鉄道の3社の株主総会に株主として出席して感じたことを報告します… 株価下落が怖くて方向転換できない地銀経営者の実態 2018年8月14日 地銀の経営規模について、地元経済の実情に合わせて見直すべきだとする議論が次第に高まっている。地方経済の不振が続き、人口減少… 地銀経営者がしがみつく「昭和の金融モデル」とは 2018年8月7日 厳しい経営環境のもとで収益確保に苦しむ地方銀行業界はいま、伝統的な経営戦略である規模拡大路線からの抜本的な転換を迫られてい… 入場票が遊園地の入園券に ゲーム機大手の株主総会 2018年8月3日 ◇株主総会に出席(1) 私は、研究や取材を兼ねて、株主として何社か株主総会に出席しています。今年も、株主総会が集中する6月… 転勤ごとに出世の階段を上る「銀行員人生」が様変わり 2018年7月31日 銀行業界で、銀行員のキャリアアップの道筋がどう変わるのかが身近な関心事として浮上している。それとともに、銀行の人事制度がど… キャッシュレス社会の実現に「銀行主導」の勘違い 2018年7月24日 キャッシュレス決済の主導権確保に向けて、銀行業界の熱が上昇している。だが、小売りなど他の業界からの視線は極めて冷ややかだ。… 金融庁「遠藤体制」で地域金融を担う“二枚看板”とは 2018年7月17日 中央官庁の夏の定期人事異動に伴って、金融庁の新体制が発足した。“剛腕”と呼ばれ、実力派長官として3年にわたって金融改革を主… “メリットなし”機関投資家の多くが株主優待には反対 2018年7月13日 ◇株主優待(4) 数多くの上場会社が6月下旬に株主総会を開催しました。株主優待品は株主総会前後に株主の手元に届くことが多い… 応援預金の寄付先「スポーツ義足開発」現場を取材した 2018年7月10日 定期預金の利息の一部が社会のさまざまな分野で頑張っている人たちの資金的な応援になる--。6月26日掲載の本欄では、大和ネク… わずかな利息で楽しみを見つける「応援定期預金」とは 2018年6月26日 定期預金の金利が著しく低い。もはや、預金する楽しみなど見いだせない--。多くの人たちがこんな気持ちを抱きながら、惰性のよう… セールス主体の証券営業が「抜本改革」を迫られる日 2018年6月19日 メガバンクが昨年秋に事業の構造改革を相次いで打ち出したことで、銀行業のビジネスモデルの大転換と人員削減に焦点が集まっている… 「株主優待は違法!」赤字ローカル電鉄に下された判決 2018年6月15日 ◇株主優待(3) 株主優待は、多くの個人投資家をひきつける魅力的なものです。ただ、この株主優待は法律上保証されたものではあ… 「経営苦の地銀」いま社外取締役が果たすべき役割とは 2018年6月12日 地域金融機関の経営が厳しさを増すなかで、金融庁は、地方銀行の取締役会などのあり方、ガバナンスの発揮に疑問を呈し始めている。… 「ATM共同化や事務委託」銀行がやっと検討を始めた 2018年6月5日 銀行業界で事務・管理業務の共同化や外部委託の拡大によるコスト削減への検討が始まっている。手始めに、メガバンクで現金自動受払… スルガ銀と米ウェルズ・ファーゴに共通する不正の温床 2018年5月22日 スルガ銀行の審査書類の改ざん問題が話題となっているが、銀行の営業現場における不祥事の拡大が危ぶまれている。収益が悪化するな… 老後資金は「積み上げ」より「取り崩し」が難しい 2018年5月17日 ◇「老後の生活設計」の第一人者 野尻哲史さんに聞く(3) 現役時代に老後資金をこつこつ積み立ててたとしても、意外に抜け落ち… 「定額ではなく定率」 老後資産は年収連動で増やす 2018年5月15日 ◇「老後の生活設計」の第一人者 野尻哲史さんに聞く(2) 資産を安定的に増やすには「長期・積み立て・分散」投資の効果が知ら… 「店舗平日休み+業務外部委託」で加速する?銀行改革 2018年5月15日 店舗のバックオフィス業務はどこまで外部委託できるのか--。この問題が今年、銀行業界におけるホットなテーマとして浮上してきそ… 株主優待狙いで株を買うなら「目先の損得考えず」 2018年5月11日 ◇株主優待(2) 株主優待にはいろいろな魅力があります。しかし、株主優待に着目して株式を買った場合でも、結果として得にはな… 「ゴールは95歳」 逆算から考える老後資金運用術 2018年5月10日 ◇「老後の生活設計」の第一人者 野尻哲史さんに聞く(1) 人生100年時代。長い老後を考えれば、いつか生活資金に行き詰まる… 銀行の未来を悲観する若手とAIの夢だけ語る経営者 2018年5月8日 銀行業界の新卒採用戦線に異変が生じている。メガバンクの人員削減が浮上して以来、就活生の人気がガタ落ちだからだ。人員削減計画… 「支店長」が目標だった銀行員の“働き方”が変わる 2018年5月6日 ◇「銀行員はどう生きるか」浪川攻さんに聞く(3) 銀行が人員削減や支店改革といった激変期を迎え、銀行員の人事制度も変わらざ… 客を選んできた銀行が「選別される側」に転落した 2018年5月1日 ◇「銀行員はどう生きるか」浪川攻さんに聞く(2) 斜陽産業化した銀行は、「フィンテック(金融技術)」をテコにした新規参入組… 斜陽化したメガバンク「銀行員はどう生きるか」 2018年4月24日 ◇「銀行員はどう生きるか」浪川攻さんに聞く(1) 右肩上がりの成長が当たり前だった「銀行神話」が瓦解している。超低金利で収… 高給とりつつ「統合は必要」と唱える地銀の独りよがり 2018年4月17日 ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市)と十八銀行(長崎市)の経営統合が公正取引委員会から「待った」をかけられている。両行… 「つみたてNISA」腹背メガバンクに金融庁の怒り 2018年4月10日 企業が新入社員を迎えるシーズンとなった。そうした若い世代の長期的な資産形成に向け、金融庁は「職場つみたてNISA(少額投資… 「お米にお菓子に食事券」株主優待だけで生活できる? 2018年4月5日 ◇株主優待(1) 株主優待の歴史は、1899(明治32)年に東武鉄道が実施したものが最も古い記録だそうです(ウェブサイト「… 「マネロン対策」銀行が仮想通貨関連業者を避ける理由 2018年4月3日 金融庁に仮想通貨交換業者として登録申請中の「みなし業者」が、登録申請を取り下げる動きが相次いでいる。みなし業者であるコイン… 「銀行vs郵貯100年戦争」が貯金限度額めぐり再燃 2018年3月27日 ゆうちょ銀行の貯金預け入れ限度額の撤廃問題をめぐり、銀行業界が激しく反発している。ゆうちょ銀行の親会社である日本郵政は、政… 異次元緩和があと3年続けば銀行がもたなくなる現実 2018年3月20日 日銀の正副総裁人事が正式決定した。3月16日に開かれた衆院、参院の本会議で黒田東彦氏の総裁再任と、若田部昌澄、雨宮正佳両氏… 「地域金融機関でまた損失!?」外債運用の落とし穴 2018年3月13日 2018年3月の決算期末が近づいてきた。銀行の決算内容が厳しいものとなるのはほぼ確定的だが、なかでも注目されるのは有価証券… 「株主総会の裏側」想定外を想定する事務局の役目 2018年3月8日 ◇株主総会を楽しんでみよう(6) 株主総会では、壇上で説明したり株主から質問を受けたりする議長や役員がスポットライトを浴び… 「米国で定着」独立系投資アドバイザーは日本で育つか 2018年3月6日 証券会社などの組織に帰属せずに、顧客に資産運用、資産形成のアドバイスを提供するのが独立系ファイナンシャルアドバイザー(IF… メガバンク人員削減「中途半端な改革」に疑問の大合唱 2018年2月27日 メガバンクの3グループが打ち出した人員削減を伴う業務構造改革が金融界全体に衝撃を与えている。ところが、海外の投資家や金融関… 「ごまの産地化、希少野菜」地方金融が触発した独創性 2018年2月20日 内閣府は2月、2017年度の「地方創生に資する金融機関等の特徴的な取組事例」をとりまとめて公表した。15年度から始まり、今… 資産分別管理が不透明な仮想通貨「大きすぎるリスク」 2018年2月13日 仮想通貨取引所の「コインチェック」の巨額流出事件は、同社の資産管理のあり方が焦点となってきそうだ。同社は流出した仮想通貨N… クレジット会社の利益を食い潰す「巨大なカネ食い虫」 2018年2月6日 金融分野で、高い将来性が言われてきたのがクレジットカードビジネスである。現金社会からカード社会への移行が進むとの見通しのも… 「総会屋と決別」12時間半かかったかつての株主総会 2018年2月1日 ◇株主総会を楽しんでみよう(5) 株主総会は平日の午前10時から始まることが多いです。最近は、事業報告や議案をスライドなど… 「預金は悪者?」マイナス金利下の銀行員の指針とは 2018年1月30日 日銀によるマイナス金利政策が長期化し、預金金利は低水準に張り付いている。1年定期預金をみると、ほとんどの銀行が税引き前で0… 苦境の地銀が決算対策で“お宝・住宅債権”を売却!? 2018年1月23日 金融業界の2017年度第3四半期決算が2月に発表されると、銀行の厳しい収益状況が改めて見えてくるはずだ。そうしたなか、一部… 「拒絶反応は必至」銀行が口座手数料を設定する日は? 2018年1月16日 銀行は預金口座に手数料を設定するのか──。年末以降、この話題が次第に広がっている。マイナス金利政策が長期化する見通しの中で… 地方信組や自治体と手を組む第一勧業信組の狙い 2018年1月9日 2017年に、金融業界で話題となった金融機関はいくつかある。その一つが東京都内で営業している第一勧業信用組合である。「芸者… 株主総会の採決で議長が賛否を細かく数えない不思議 2017年12月28日 ◇株主総会を楽しんでみよう(4) 株主総会の最後に議案の採決が行われます。株主と役員との質疑応答が終わってから採決に移りま… 中央官庁が旗振り!?「職場つみたてNISA」年初開始 2017年12月26日 NISA(少額投資非課税制度)の積み立て投資版、「つみたてNISA」の取り扱いが年明けから始まる。それに先立って、内閣官房… 「金融検査マニュアル廃止」銀行支店長はお役ご免? 2017年12月19日 金融庁は銀行など金融機関に「担保・保証に依存しない融資」を求め続けている。企業の事業性をきちんと判断して融資せよ、という話… 株主総会はだれでも社長に質問できるがコツがある 2017年12月14日 ◇株主総会を楽しんでみよう(3) 株主総会の最大の見せ場は、株主と経営陣との質疑応答です。株主総会が始まり、20~30分ほ… 金融庁が初めて行政方針に掲げた「金融老年学」とは? 2017年12月12日 「フィナンシャル・ジェロントロジー」という言葉がある。「金融老年学」と和訳されるこの言葉が最近、金融界で注目度を高めている… 「人気薄の日本郵政株」3次売却に証券界から慎重論 2017年12月5日 日本郵政株式の第3次売り出しを巡って、証券業界に早くも慎重論が浮上し出している。日本郵政株式は2015年11月、株式公開に… 「議決権行使書」を提出して株主総会の会場に入る 2017年11月30日 ◇株主総会を楽しんでみよう(2) 株主総会が開催される時期はいつごろでしょうか。多くの上場会社では、4月から翌年3月までを… 「職場つみたてNISA」は人材確保のツールとなるか 2017年11月28日 「職場つみたてNISA」をご存じだろうか。来年1月から取扱い開始となる積み立て投資版NISA(少額投資非課税制度)を官公庁… 買い物で子供支援「しんくみピーターパンカード」とは 2017年11月21日 「しんくみピーターパンカード」をご存じだろうか。信用組合のクレジットカード事業であるが、なぜ、ピーターパンという名前を冠し… 「カステラ、鮭とば、缶詰」株主総会の土産は多種多彩 2017年11月15日 ◇株主総会を楽しんでみよう(1) 「株」というと、一部の特別な人がするお金もうけ、そんなイメージはありませんか? 最近は、… 稼ぐ部門を本部エリートがリストラする銀行の“倒錯” 2017年11月14日 銀行業界でコスト削減の動きが本格化する。すでにメガバンクによる事務部門や、個人向け営業を行っている支店の圧縮が話題になって… 楽天証券と提携し「仲介業者」に徹する西京銀行の狙い 2017年11月7日 地銀の証券業務に新たな潮流が生まれつつある。キーワードは「金融商品仲介業」である。地銀本体、あるいは証券子会社が自前の受発… 大手資産運用会社の大型投信の運用は“軒並み低調” 2017年10月31日 銀行や証券会社などのグループ会社として設立された資産運用会社の独立性は向上しているのか。「銀行や証券会社の顔色をうかがうこ… 「ローンの優良客にナナコポイント」セブン銀行の狙い 2017年10月24日 無担保の個人向けカードローンを巡って、メガバンクが利用者の年収に応じた限度額の上限を内規で定めるなど銀行業界に新たな動きが… 五輪前に「アングラ資金排除」が一段と強化される理由 2017年10月17日 テロ組織の資金源根絶に向けた国際的な政府間組織による対日審査が2018年春から始まる。一般的にはあまり知られていない話だが… “ユリノミクス登場”で「2%インフレ目標」は変わる? 2017年10月10日 衆議院議員選挙が迫る中で、金融政策の在り方にも注目が集まることになりそうだ。自民・公明の政権与党は、安倍晋三政権による経済… 「つみたてNISA」の裏に“銀・証垣根問題”の大論点 2017年10月3日 少額投資非課税制度「NISA」の積み立て投資版である「つみたてNISA」が来年初から開始される。年間40万円を上限に20年… 東芝問題めぐり自民党議員から監査法人への批判噴出 2017年9月26日 東芝問題は半導体メモリー事業の日米韓連合への売却がようやく合意に達した。だが、東芝問題から派生して、「監査法人問題」が火種… 「カードローン問題」の対応を誤れば銀行は“後ろ指” 2017年9月19日 カードローン問題に関する銀行業界の取り組みが前進する。全国銀行協会はこのほど、カードローン顧客の抱える問題に対応するカウン… 限度額を増やして客を“ローン漬け”銀行の「自己チュー」 2017年9月12日 カードローンによる過剰貸し付けが懸念されているなかで、金融庁がその実態把握のために銀行への立ち入り検査に踏み切ることがすで… 来年から長期投資向け新制度「積み立て型NISA」開始 2017年9月1日 一般に株式投資には譲渡益課税や配当課税がかかりますが、これが非課税となる制度があります。今年から原則として誰でも加入できる… 「オレオレ詐欺」を水際で食い止める銀行員の“奮闘” 2017年8月29日 オレオレ詐欺の対応に銀行業界が苦慮している。今年に入って、詐欺の被害額は前年比で減少しているものの、だまされて預金を解約す… 「身代金要求ウイルス」が銀行を攻撃の標的にする脅威 2017年8月22日 銀行などの金融機関がサイバー攻撃の脅威にさらされ続けている。金融庁は、銀行業界などに向けて、複数回にわたって注意喚起を呼び… 「教育資金贈与」で子や孫の塾、習い事代も非課税に 2017年8月18日 ◇相続税と贈与税(3) 祖父母が孫の教育費を負担する例は多いようです。父母は住宅ローン返済などで生活が苦しいので、祖父母が… ATMで気軽に借金できる銀行カードローンのワナ 2017年8月14日 無担保の消費者ローンであるカードローンの増加を巡って、銀行などの金融機関に批判が集まっている。ここにきて増加に転じた自己破… 銀行の事業評価力を劣化させた「信用保証依存」の罪 2017年8月7日 中小企業や零細企業が金融機関から融資を受ける際に、公的な保証をつけて融資を受けやすくする制度が「信用保証制度」だ。信用保証… 相続税対策で「生前贈与」を活用するための知識 2017年8月4日 ◇相続税と贈与税(2) 相続税対策として、生前贈与が広く行われているようです。他界した後に多額の財産が残されると、相続人に… 超低金利時代に最高14%!銀行カードローンの暴利 2017年7月31日 銀行のカードローン拡大に批判が強まっている。過剰融資を懸念する声や、消費者金融並みの高金利である一方、貸金業法で定められた… 「夫が他界」残された妻と子供2人の相続税額は? 2017年7月28日 ◇相続税と贈与税(1) 相続税が増税になり、相続税対策として貸家を建設するのがブームになっているようです。それ以外にも、相… 保険商品に組み込まれた“時間差手数料“は法律違反? 2017年7月24日 生命保険会社が、保険商品の一部に組み込んだある仕組みが、消費者保護の観点から問題視され始めている。変額保険など、市場金利の… 待たされて退屈な邦銀「ダサい支店」は変われるか 2017年7月10日 銀行店舗の大改革が始まる。昨年来、銀行幹部による欧米出張が相次いでいる。その目的のひとつは欧米銀行の最新鋭店舗の視察だ。も… 「マイナス金利で赤字寸前」地銀が陥った“運用難地獄” 2017年7月3日 資金運用先を巡って悩みを深める地方銀行が続出している。マイナス金利政策の長期化で、国内の運用手段がほとんど消失したのに加え… 日本の超低金利が再び世界市場のかく乱要因になる!? 2017年6月26日 金融市場において、久しぶりに「円キャリートレード」と呼ばれる金融取引が話題にのぼりそうな雲行きになってきた。円キャリートレ… 「短期売買が前提」投信販売業者の報酬体系のおかしさ 2017年6月19日 個人投資家に対し、投資信託を活用した長期の資産形成を促す流れが強まっている。こうしたなか、投信の長期保有という投資手法に見… 「少額積み立て」を若者に勧める投資アドバイザーの発想 2017年6月12日 個人型確定拠出年金(iDeCo)に続いて、少額投資非課税制度(NISA)の積み立て型が今秋にも販売開始となる。これによって… 銀行の「投信はめ込み営業」はいつまで続くのか 2017年6月6日 銀行の2016年度決算発表が一巡し、このところ、17年度の経営計画を打ち出す銀行が少なくない。マイナス金利で利ザヤ収益が著… 遺言は「簡単な自筆証書」か「安心な公正証書」が一般的 2017年6月2日 ◇遺産相続と遺言(2) 遺産相続で遺言がない場合は、民法に定められた「法定相続人」が「法定相続分」どおりに相続することにな… 銀行の支店業務の電子化で客の待ち時間は短くなるか 2017年5月29日 銀行業界のデジタル革命がいよいよ本格化する。銀行業界は現在、マイナス金利政策のもとで収益力の悪化に直面し、採算性の改善を迫… 遺言のない遺産は法定相続人が法定相続分を相続する 2017年5月26日 ◇遺産相続と遺言(1) 自分の死後に財産を誰に譲るかは、原則として自由です。ただし、誰にどれだけ譲るといった意思表示を、法… 郵政“野村不動産買収”は巨額損失から目をそらす狙い? 2017年5月22日 日本郵政グループによる企業買収の話題が続いている。豪州物流会社、トール社の巨額買収問題に続く、野村不動産ホールディングス(… 日本郵政はなぜ「独善的な企業買収」に走ったのか 2017年5月15日 わずか2年のうちに、約6200億円の企業買収金額のうちの4000億円が損失処理に消えた──。日本郵政グループが株式上場直前… 豪子会社4000億円損失 日本郵政経営陣に株主激怒 2017年5月9日 日本郵政株式会社による豪州子会社の巨額損失処理問題が尾を引きそうな雲行きだ。巨額損失は、日本郵政グループが2015年5月に… 優秀な証券営業マンが独立アドバイザーに転じる理由 2017年5月1日 「IFA」と呼ばれる独立系ファイナンシャル・アドバイザーは、証券会社に属さず、独立した立場で顧客に投資アドバイスを行って投… 「相場の話は一切しない」独立系投資助言会社の営業手法 2017年4月24日 福田猛氏(38)は2012年、大手証券を退社し、独立系のファイナンシャル・アドバイザー法人であるファイナンシャルスタンダー… 森金融庁長官が激しく批判した「金融系列」の問題点 2017年4月17日 証券商品の販売のあり方が問われ続けている。金融庁は「フィデューシャリーデューティー」という言葉を使って顧客本位の業務運営の… 銀行がアパートローンで「紹介手数料」を稼ぐ“無法” 2017年4月10日 銀行など金融機関によるアパート・マンション建築ローンの過熱ぶりは本欄でも指摘してきた。しかし、いまだにその状況は収まりそう… |< トップ 1 2 次へ > 最後へ >|