appleちゃんが東京に遊びに来たとき、ノンノンちゃんの誕生日のお祝いをしよう！と決めてました。
本当は素敵なレストランで･･･と思っていたのに、ちょうどお盆の後でなかなかレストランも予約できず、色気より食い気の新亜飯店になってしまったり・・・。
そんな状況を見かねたappleちゃんがものすごーっく気を利かせてフォーシーズンズのロビーラウンジでの夜お茶会の準備をしていてくれたの！
さっすがです。

フォーシーズンズのラウンジ、ル・ジャルダン。まず一つの大きな特徴は「広い」こと。
バーカウンター、フロア、窓際席、さらにオープンエアの席。色んなシーンで使い分けられそうな素敵なラウンジです。
後で気付いた素晴らしい発見。
なんだか不思議な形のピアノがあるなぁと思ったんです。
だって、どう見ても鍵盤の数が少ない。幅も狭い。
カバーをぴらっとめくってみると足の付け根にはものすごい装飾。
蓋をちろっと開けてみると見たこともないブランド。（私が無知なだけ。）
「グロトリアン・スタインヴェーグ」というピアノだそう。
どーしても気になってホテルの方に伺うと、なんとこれは「クララ・シューマンのピアノ」なんだそう。鑑定書のようなものも見せてもらいました。いわゆる、楽器の骨董品と考えるべきでしょう。
クララ・シューマン。ロベルト・シューマンの奥さんでありピアニスト。ロベルト･シューマンがここまで有名になれたのも、クララの楽曲整理などがあり、後世まで伝えていく地盤を作ってくれたからこそなのです。
シューマンと言えば思い出す「ミルテの花」という作品集の中の「献呈」という歌。
情熱的な詩と美しい旋律が大好き。あぁ、こんな曲を献呈されたら・・・と思うのはオトメの永遠の夢ですな。
詳しいことはこちらのHPなどが宜しいかと思います。

さて、話を戻します。
ノンノンちゃんのバースディ。
みんなでお茶とケーキのセットを注文。
そしたらー♪
可愛い文字で名前が描かれてましたよ！


センスあるなぁこの書き方。ほんと、可愛い。みんなで感動しまくって、そして美味しく食べました。
↓暗くてごめんなさい。appleちゃんはお約束のようにアップルパイを。まわりにシナモンの強い香りが。ひとくち食べたけどめっちゃ美味しかった。私はチーズケーキ。カラメリゼしてあって苦味が同居。これまた大人味のデザート。お茶もどんどんおかわりを持ってきてくれるし、サービスの方の接客も素晴らしい。


ノンノンちゃんにはすごく喜んでもらえて、一緒にお祝いできて私も嬉しかった。
ラウンジという、お店選びも良かったと思う、appleちゃんありがとう。

そう、この日まだ夏休み中にも関わらずあまり人がいなかったなぁ。
おかげで静かに過ごせたけど。
ということでおなかいっぱいになった私達はホテルのお部屋に移動です。。。


追記：ピアノをやっている友人数人にこのクララのピアノについて話してみましたが、
　　　　ほとんど知っている人はいませんでした。
　　　　しかしとても貴重です。弾かせてくれるかはわかりませんが、当時のピアノを見る
　　　　だけでも価値があると思いますので、興味ある方はぜひ行ってみて下さいね。