「バリ島2011 ヴァイスロイ・バリ(7) カスケードのフレンチディナー」
2011年 07月 08日
ヴァイスロイの記事も7個目になりました。
丁寧に書いてます、ゆっくりになっても最後まで続けますのでどうぞよろしく♪
ヴァイスロイ バリはとっても素敵なホテルであちこち称賛されるべきところはあるかと思います。
が、その中でも特に際立って素晴らしいと思うのがレストラン。
今まで行ったバリ島のレストラン(モザイク、アマンダリ、ロイヤルピタマハ、ブルガリ、クーデーター、ザ・レギャン、メティス、その他の小さなワルンなど)の中では一番良かったと思います。
今振り返ってみましたが、3年前に行ったモザイクの記事がない。。。多分暗くて写真撮れなかったから割愛してたみたいです、しまったー。
前の記事の繰り返しになりますが、ヴァイスロイにはひとつしかレストランがないので全ての食事はここで行われます。
日中、基本的にはお客さんにまず会う事がないので、レストランに行って初めて「日本人がいるー。」だとか「何組くらいお客さんがいるか。」などが分かると言う状況です。
みんなそれぞれに楽しげにごはん食べていらっしゃるのですが、数組日本人らしきグループがいらっしゃいました。
ヴァイスロイスパークリング。ライムやグレナデンシロップが入ったスパークリングワインベースのカクテル。
ホテル名を冠にしてるものって気になりますね。
最初に言っとくと、今回いただいたデギュスタシオンコースはどのメニューにも優しくフルーティーなフレーバーが使われていて程よくライトで適度にクラシカルという、好みど真ん中のお料理でした。
何よりもこのバリという環境の中、フルーツモチーフというのが本当に気に入りました。
確実に日本人よりも身近にあるフルーツをこれだけ上手に取り入れられるというのは、さすが南の国だけあるな、と思うのです。しかもそれが恩着せがましいレベルではなくほのかなのに、じわじわとバリらしさを感じさせる技術が極めて巧みなのです。
見える景色(渓谷)は漆黒。暖かい照明の光がレストラン全体を照らしています。
このレストランへ来る最中の空は満天の星空で感動しながら到着。そんなところから気分盛り上がりまくりです。
パンがおいっし!
朝ごはん記事(過去記事)でも前述した、カスケードの発酵バターが最高美味で危うくパン地獄(食べ過ぎる事)に陥りそうになります。気持ちを落ち着けて…、がっつかないよう注意します(笑)
バターの他にはこちらです。
オリーブオイルに削りたてのパルミジャーノ、そして黒いのは全て胡椒。
これがまたパンを誘いに誘い、ほんとに美味しいです。おうちで真似出来そうですが、やっぱり食べ過ぎそうです。
サラダ。
ズッキーニ、ゴーダチーズ、松の実、ハーブ。椰子砂糖のドレッシング。
とてもナチュラルな甘さのパームシュガードレッシングが丸みを感じさせます。
菊芋と焼きナスのスープ。
菊芋っていつの頃からフレンチではよく使われる食材となりましたよね。香ばしさを与えた茄子を加えてコクのあるポタージュを。
歯ごたえのある海老と白トリュフオイル、スパイシーなパイのスティックが添えられています。
フォアグラ。
ボジョレーワインソースの軽い酸味とスターフルーツの甘さと酸味が上手に溶けあうので、全てを一緒に口に運びたいところ。
ほのかにブラックペッパーがかかっているのが分かると思いますが、これはどのお料理に対してもテーブルの上で胡椒をかけてくれるのです。
但しいくらバリにいると言ってもやはりこれはフレンチなので…
味を壊さない程度にかける、もしくはペッパーは遠慮するがいいかもしれないです。
想像してたよりもずっと繊細なお料理が続いているので尚更そう感じます。
カンパリグレープフルーツグラニテを挟み。。
メインは2種からのチョイス。ラム肉か白身魚。
私はお魚、オーブンで焼いた白身魚、アスパラガス、イタリアンハムのピューレ、オリーブオイルソース。
白身のふんわりとしてみずみずしい火通しと、ハムのピューレのクリスピーな焼き具合。
柑橘を合わせて軽く甘さを加え、見た目にも鮮やかに華やかにアートされたお料理。
統一された真っ白なお皿がここでまた生きてきます。
スパイスやハーブ、フルーツなどのピリッと効いたエッセンスを加えた料理が、層になって私の感覚に刻み込まれてくるようなそんな印象を受けました。
落ち着いたサービス、丁寧な物腰、何よりも料理のサービスのタイミングが完璧でした。
何から何までがジグソーパズルをはめたみたいにピッタリしっくりで、とても好印象な記憶として焼きついています。
最後はデザート、こちらもチョイス。
私はカルーアを使ったパンナコッタ。
実際のこのパンナコッタはプルンップルンに揺れまくるので、それがツボにはまっちゃって揺らしまくる私たちなのでした。
すばらしーいディナー。
ただ一つ残念なのが今のシェフが近々変わってしまうという話を聞いた事。
現在のままであれば強くおすすめ出来るのですが、今後どうなるのかなと小さな不安と惜しまれる気持ちが湧き出でます。
沢山の優秀なホテルがあるウブドの中で、たとえ他のホテル泊でもヴァイスロイに食事にだけでも訪れるという楽しみ方もあるかもしれません。
ヴァイスロイ・バリ 日本語サイト
つづく。
◆インドネシア・バリ島 行ってきました
◆インドネシア・バリ2011 食べたもの
◆バリ島2011 ヴァイスロイ・バリ(1) 散策
◆バリ島2011 ヴァイスロイ・バリ(2) ヴァイスロイ ヴィラ
◆バリ島2011 ヴァイスロイ・バリ(3) カスケードのランチ
◆バリ島2011 ヴァイスロイ・バリ(4) ヴィラのプール、ガゼボ遊び、お庭
◆バリ島2011 ヴァイスロイ・バリ(5) バスルーム、スパ
◆バリ島2011 ヴァイスロイ・バリ(6) ヴァイスロイ バリの朝ごはん
◆バリ島2011 ヴァイスロイ・バリ(7) カスケードのフレンチディナー
◆バリ島2011 ヴァイスロイ・バリ(8) 雨のヴァイスロイ
◆バリ島2011 ウブドの路地裏
◆バリ島2011 スミニャックのワルン BALE-BALIのナシ・チャプチャイ
◆バリ島2011 レギャンの海とTHE LEGIAN(ザ・レギャン)
◆バリ島2011 ライステラス Alon Alon Terrace Cafe (アロンアロンテラスカフェ)のガゼボランチ
◆バリ島2011 THE LEGIAN(ザ・レギャン) プールバーアットザレギャンのディナー
◆バリ島2011 クタにあるホテル、ジ・オアシス・クタ
◆バリ島2011 いろーんなバリの街
◆バリ島2011 アマンダリのディナー、ラウンジの夜カフェ
◆バリ島2011 クロボカン METIS(メティス) 蓮に囲まれたフレンチレストラン
◆バリ島2011 終了です。
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