Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

カレーイベント「sokoに咖哩がある限り。」に行ってきた。

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代休を取って気になるカレーイベント「sokoに咖哩がある限り。」にいってきました。

マーケットソコという中央線の高架下にあるショップであるイベントになります。カレーの個店がいくつか集まるイベントになります。

 

受付で、300円でライスを購入します。その後、店舗内にあるカレー屋さん(6店舗ほど)でルーを注文します。カレー屋さんは、お店を出している人もいればこうしたイベントなどだけで出店している人もいます。大体金額は700~800円ぐらい。

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ライスが器の真ん中に乗っているので、2店舗のオーダーし、相掛けカレーにすることもできます(というか基本は相掛けです)。

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個人店舗クラスですので、ちょっとした鍋をカセットコンロで温めて、かけてもらうという感じです。

僕はニシンのカレーと角煮カレーの相掛けとしました。

ニシンのカレーの方は、イベントのみの出店で趣味の延長でやられているということです。どちらも美味しいし、オリジナリティがあるカレーでした。

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ちなみに食後にコーヒーもコーヒー出店者から買うことができます。こちらも出店者の方と喋ると普段は印刷屋で会社員をしていて、こうしたイベントでコーヒーをサーブしているということです。

副業というと副業なのでしょうけど、こういう二足の草鞋を履く生き方、面白いですよね。

(映画)ファーストキス 1ST KISS@ミッドランドスクエアシネマ~安定の坂元裕二脚本作品。随所に「花束」を感じさせ倦怠期の夫婦演出は本当に上手い。

ポスター画像

 

★★★

 

「花束みたいな恋をした」「怪物」とここ数年の中でも指折りの個人的に好きな作品の脚本を書いている坂元裕二脚本作品。評判もあり早速観にいってきました。

結婚して15年になる夫を事故で亡くした硯カンナ。夫の駈とはずっと前から倦怠期が続いており、不仲なままだった。第二の人生を歩もうとしていた矢先、タイムトラベルする手段を得たカンナは過去に戻り、自分と出会う直前の駈と再会。やはり駈のことが好きだったと気づき、もう一度恋に落ちたカンナは、15年後に起こる事故から彼を救うことを決意する。

 

やはり『花束みたいな恋をした』で発揮された倦怠期の夫婦の演出が最高でした。そして部屋のつくりもLDKの真ん中に本棚を置き、リビングの置くにベッドを置くという『花束』的なつくりになっており、否が応でも『花束』を思い出させます。

タイムリープもののあるあるの「それ何回も聞いた」的なくだりでの笑いなどもきっちり描かれていました。

 

ラストは少し涙するつくりになっていますが、ラブストーリーとしてはどうなんでしょうね。ちょっと無理があるかなぁと思いながら観ていました。

 

お互いの好きな所を発見し合うのが恋愛。嫌いなところを見つけ合うのが結婚。

 

それでも、好きな人には尽くしてしまうということを再確認する一本です。そして終わりが分かると人生は急に充実します(タイムリープにも終わりがあり、人生にも終わりがあるということ)。

あぁ我が夫婦も襟を正さないといけません。明日からは妻と同じ時間に起きることとします。

 

1stkiss-movie.toho.co.jp

(読書)ポーカー・フェース/沢木耕太郎

沢木耕太郎の13編のエッセイ集。

それぞれテーマはあるのだが、途中いきなり違う視点を持ち込んできる。しかし結果的には元のテーマにつながり、補強するような作品が多かったです。

それにしても読みやすい文体の方ですね。

 

作品のひとつ「マリーとメアリー」で、村上春樹に触れているものもありました。ともに読みやすい文体で、現代風なところがあります。ふたりとももう70歳を超えているのですけれども、その若々しさを感じる文体ってなんなのでしょうか。

 

僕はふたりとも好きですけどね。

 

 

(映画)ドライブ・イン・マンハッタン@ミッドランドスクエアシネマ~惹きつけるタクシーの中での会話劇

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★★★

 

JFKからマンハッタンまでのタクシーの中の会話劇。中年ドライバーのショーン・ペン、客がダコタ・ジョンソン。会話劇なので、演技力勝負です。ダコタ・ジョンソンってこんなに表情豊かなんですね。

ひとつポイントは会話劇に加えて、ダコタの携帯メールの軸があるということ。

 

ショーン・ペンとの会話もですが、非常に下世話な話が多いので若いカップルで行くのはお勧めしません……。

タクシー映画としては、「パリ・タクシー」が心温まる映画だったのに対して、こちらは夜らしいダーティー&再生のお話。

 

一か所、渋滞シーンでは、まわりの雑音がなくなっていく演出など、自然と惹きつける工夫もされています。

 

トラウマと再生。映画らしい映画でした。ただまぁあまりにも下世話というだけですね。

 

dim-movie.com

(旅行)東京一人旅②~高円寺・中野・参宮橋・有明

東京旅行2日目です。

高円寺で、小杉湯と気象神社

翌日、早起きをして高円寺の小杉湯という銭湯に行ってきました。

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関東大震災後に建てられた寺社をおもわせる風格とともに、代替わりをして、リノベをして綺麗になりました。そして令和2年に登録有形文化財に登録されています。

ギャラリーや物販、イベントなども積極的にやっており、小杉湯となりというカフェ&コアワーキングスペースをやるなど、銭湯界で注目の銭湯となっているということです。その取り組みは本にもなっています。

 

 

実際、めちゃくちゃ綺麗な浴室。サウナはありませんが。ミルク風呂や薬用風呂があります。銭湯には珍しくシャンプーやコンディショナー、ボディーソープ、洗顔料が備え付けなのも嬉しいです。

そして、小さいながらもギャラリー&待合室も丁寧なつくりとなっていました。

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この雰囲気いいなぁ。ちなみに9:00の時点では空いていませんでしたが。コアワーキングスペース&カフェがあるということです。これはフリーランスの人には嬉しいでしょうね。

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こうしたのが成り立つのも東京の人口集積がなせる業なのでしょうか。

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フライヤーもあります。かわいいですね。この感じが受けるのでしょうね。

 

もうひとつ高円寺に来た目的が、唯一の気象神社というものにお参りすること。

高円寺氷川神社の隣にあります。

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なんと鳥居の横に気象情報が電光掲示板で知らせています。

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手水が花手水になっています。綺麗ですね。

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そしてこちらが本殿の隣にある気象神社

御祭神は八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)という神様で、天照大御神が天の岩戸に隠れたときに、外界に出す知恵を考えた神様になります。

由緒は下記のようになっています。

気象神社は、1944年(昭和19年)4月、大日本帝国陸軍の陸軍気象部(杉並区馬橋地区)の構内に造営されました。軍にとって気象条件は戦略、作戦を講じるのに大事な要素であったため、科学的根拠に基づいた予報がされていましたが、予報的中を祈願するなど、気象観測員の心のよりどころとされていたそうです。

その後、戦後の神道指令で撤去されるはずの気象神社でしたが、調査漏れにより残存。先々代宮司の山本実が受入を決断して、高円寺氷川神社遷座されることになりました。

なるほど陸軍にあったのですね。ちなみに奥に百葉箱もありました。

 

こちらが御朱印

なんと2枚セットになります。武蔵野坐令和神社と同じく500円なので1,000円になります!もう東京の御朱印は500円が相場なのでしょうか。

ブロードウェイ中野へ

高円寺からてくてくと中野まで歩きます。

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中野の北西には、中野セントラルパークという公園というかイベントスペースがあり、その周りには中野区役所、キリンビール栗田工業明治大学帝京平成大学などまるで巨大団地のようなスペースがありました。土日朝は全然人がいませんでしたが、東京にはこういうスペースはあまりないので新鮮でした。

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そしてお目当ての中野ブロードウェイへ。以前本で読んでおり気になっていってきました。まんだらけ&時計買取ショップが並びます。その一方で入口にはシャトレーゼがあり、アダルト系もあるというカオスな場所。

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朝だったので活気はありませんでしたが、なんだろこの変な感じ。大阪駅前ビル群の上に住宅を付けたというのが近いのかなぁ。

 

参宮橋の手帳図書館へ

中野からはバスで参宮橋へ。このあたりって坂が多いのですね。

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その一角にピカレスクというギャラリーがあり、そこに手帳類図書室というものがあります。ここは席代をはらって収集された他人の手帳を読むことができます。

システムとしては、カタログから手帳を3冊選びます。それが運ばれてきて時間になるまで読めるというと。

1時間コースにしたのですが、あっという間でした。

 

他人の字って読みにくいのもあるのと設定が分からないので、それを把握するのに時間がかかります。

読んだのは、演劇をやっているという女性のものと大学四年~新卒社会人の女性のもの。新卒社会人にものは読みやすかったですが、演劇の人のものはなかなか読みずらい。それでもついつい読んでしまうのが手帳の魅力ですね。

新卒社会人は5月で切れています。何があったのだろう。社会人生活が忙しく、書いてられないのかなと想像してしまいます

 

今回の目的のSigor Rosの東京公演へ

その後、今回の目的であるSigor Rosの東京公演へ。オーケストラセットでやるということで今回の遠征となりました。

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東京ガーデンシアターという有明にあるライブホールで行われます。東京駅からバスで30分。

有明ガーデンというショッピングセンターに併設して設置されているホールになります。初めてですが、これが観やすい!S席(20,000円越え!)なのに5階席1列目となんだかなぁと思っていたのですが、意外と見やすい席でした。

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お目当てのライブは、まるでさすがオーケストラ。彼らの音が見事生音で再現されていました。

 


www.youtube.com

 

オーケストラライブらしく、途中に20分の休憩をはさんで、2時間半弱のライブ。良い体験となりました。

 

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最後に東京駅でビールと弁当を買って新幹線に飛び乗ります。充実した1泊2日でした。また東京行きたいです。

 

lifeisashowtime.hateblo.jp

(旅行)東京一人旅①~所沢・神楽坂編

Sigor Rosが好きでして、東京で来日ライブ、それもオーケストラセットがあるということで、東京遠征をすることにしました。

せっかくなので、1泊2日で気楽な東京観光をすることにしました。

角川武蔵野ミュージアム

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初日は、新横浜で下車をし東所沢をめざします。お目当ては、角川が作った角川武蔵野ミュージアムになります。YOASOBIが紅白で歌ったことで一躍有名になった本棚劇場があるミュージアムになります。

ミュージアムだけでなく、角川の所沢オフィスが集まっており、一角に武蔵野坐令和神社というモダンな神社があります。こちら隈研吾が監修をした神社となります。

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民間がやっている感満載で、おみくじや御朱印の種類が多いこと!これはある意味勉強になります。御朱印なんて、毎月でています。その割にはシート配布というなんとも効率的なこと!

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天井画は、どこかで見たことがあると思えば、ファイナルファンタジー天野喜孝デザイン。さすが角川です。

 

musashinoreiwa.jp

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こちらが御朱印。これは月の満ち欠けにあわせた御朱印になります。1枚500円。

 

つづいて角川武蔵野ミュージアムへ。

特別展はイマーシブモネ展がやっていましたが、これは名古屋にも来るので、常設部分のみ鑑賞。

1階がマンガ&ラノベ、4階が一般書になります。マンガ&ラノベでは、「ジョゼと虎と魚」がありあっという間に読破。まさかウルウルくるとは。

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4階は、エディットタウンという名前でブックストリートのような作りになっています。選書はTSUTAYA書店をより人文に振ったような感じで、角川以外も物も多数あります。また荒川ワンダー秘宝館なんてものがあり、こちらはサブカル感があります。今回は、福助の特集がされていました。

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そして何といっても本棚劇場。20分に1回のプロジェクションマッピングがあります。こちらはよくできており、以前みた東京都庁プロジェクションマッピングよりもこちらの方が出来が良かったです。

プロジェクションマッピングは、おそらく大規模建築よりも本棚という凹凸がバラバラでほどほどの大きさの方が、向いているのかもしれません。本棚だとストーリーも作りやすいですし。

いろいろな本を見つけることができ、3時間以上滞在しました。

東京日仏学院

宿を神楽坂でとっていたので、夕方、「名建築で昼食を」で出てきた東京日仏学院にいってきました。フランス文化の普及を目的としてますので、なんともマダムな方が通われていました。映画の上映会などもあります。

ル・コルビジェの弟子である板倉準三の建築ということです。なんともモダン。

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こちらが中です。

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サインもオシャレです。

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手すりが素敵です。

窓際にハイテーブルが置かれてましたが、そこに座っていると、ドイツに留学したことがある言語学の院生とショパンが好きな音大生の会話が聞こえてきました。どうも今日が初めてのようでちょっとよそよそしく、ただ好意があるという会話が微笑ましかったです。シベリウスのバイオリンの話とか、もうこれぞこの建築でであう二人にふさわしいですよね。

ちなみに、あとで建築好きの方に行ってきたとなぜ、塔の中の階段を見なかったんだ!と怒られませいた。

(映画)ロボット・ドリームズ@センチュリーシネマ

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★★★☆

 

昨年の映画で評判は聞いていたのですが、観に行くタイミングがありませんでした。

ちょうど再映をやり始めたので、これは観にいってきました。平日にも関わらず小さい劇場ながらもかなり席が埋まっていました。

 

1980年代のニューヨークを舞台に、擬人化された動物たちの中、犬とロボットが織りなす友情とも愛情ともいえる、なんとも切ない1年を描きます。

 

多くの人が通ってきたであろう、出会いと別れとそれぞれの生活と再会。これを言葉なく、またのっぺりしたタッチのアニメメーション(動物もロボットも)で見事に表現していました。

 

時々映し出されるワールドトレードセンター。その姿に戻らない日々(それはその街の雰囲気もですが、そこで過ごした青春時代という意味でも)を感じます。

 

映画の随所に、EE&FのSEPTENBERが流れます。この歌は「9月を覚えているか?」という歌詞ですが、本作ストーリーではひとつの分岐点となったビーチの話が9月にあります。そして、911を彷彿とさせるトレードセンター。

町の日常ということで、ダブルミーニングですが、共通するのはただ時間は流れていくということ。

911から四半世紀が経ちやっと描けるというところでしょうか。